最近、だんな様の姿が見えない。ずっとショートステイに行ってるみたい。
奥様は知人に手紙を書いていた。
『前略
主人がパーキンソン病を患って16年、会社を休職して自宅療養・自宅介護になって9年がたちました。
病状も進み、体がガチガチ、移動にたいへんな力が要り、その上認知症があってトンチンカンなことがしばしば。わたしも最後まで自宅で見ることは精神的にも体力的にも無理と思い悩んでいた時、主人がいないところで主治医と話す機会がありました。
先生が 「いい介護施設に入居を考えたら。有料介護施設は今、利用者獲得競争の段階に入っているから、スタッフのサービス競争で一生懸命になってること。この病気はやさしくされると調子が良い状態を保てること。診ている同じ病気の患者さんで施設入居で調子がいい人を何人も見ている。また、この病気は進行性の病気なので今の状態なら受け入れてくれる施設があるが、病状が進むと受け入れ先がなくなり、病院をたらいまわしにされる可能性があること。」
経験豊かな主治医のアドバイスをきっかけに、昨年末から動き出し、家から車で15分のところに、我が家の実情にあった介護施設を見つけ、契約できました。
はじめの3ヶ月余は、主人には‘ショートステイ’と言って週末に泊まってもらっていましたが、嫌がる様子もなく、「(泊まり先は)悪くないね・・・」と知人に感想を言っていたの聞き、今は‘ロングステイ’になっています。
スタッフも若くてかわいい女性やお兄ちゃんが多く、気分がいいみたい。夜も体位交換をまめにしてくれ、眠れているようです。
わたしも行ける時は極力訪れていますが、表情もよく、帰りたいとも言いません。どうしても車椅子の生活になっていますので、調子がいいときは廊下を歩かせたり、屋上に連れ出して外気浴させたり、ストレッチをしてあげたり。私自身も家にいた時よりやさしくなれたのは不思議です。
しばらくは、様子見ですが、いい方向に行くことを願っています。』
奥様は知人に手紙を書いていた。
『前略
主人がパーキンソン病を患って16年、会社を休職して自宅療養・自宅介護になって9年がたちました。
病状も進み、体がガチガチ、移動にたいへんな力が要り、その上認知症があってトンチンカンなことがしばしば。わたしも最後まで自宅で見ることは精神的にも体力的にも無理と思い悩んでいた時、主人がいないところで主治医と話す機会がありました。
先生が 「いい介護施設に入居を考えたら。有料介護施設は今、利用者獲得競争の段階に入っているから、スタッフのサービス競争で一生懸命になってること。この病気はやさしくされると調子が良い状態を保てること。診ている同じ病気の患者さんで施設入居で調子がいい人を何人も見ている。また、この病気は進行性の病気なので今の状態なら受け入れてくれる施設があるが、病状が進むと受け入れ先がなくなり、病院をたらいまわしにされる可能性があること。」
経験豊かな主治医のアドバイスをきっかけに、昨年末から動き出し、家から車で15分のところに、我が家の実情にあった介護施設を見つけ、契約できました。
はじめの3ヶ月余は、主人には‘ショートステイ’と言って週末に泊まってもらっていましたが、嫌がる様子もなく、「(泊まり先は)悪くないね・・・」と知人に感想を言っていたの聞き、今は‘ロングステイ’になっています。
スタッフも若くてかわいい女性やお兄ちゃんが多く、気分がいいみたい。夜も体位交換をまめにしてくれ、眠れているようです。
わたしも行ける時は極力訪れていますが、表情もよく、帰りたいとも言いません。どうしても車椅子の生活になっていますので、調子がいいときは廊下を歩かせたり、屋上に連れ出して外気浴させたり、ストレッチをしてあげたり。私自身も家にいた時よりやさしくなれたのは不思議です。
しばらくは、様子見ですが、いい方向に行くことを願っています。』