かったかくんのホームページ

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「強く優しい心で生き抜いて」

2017年08月19日 | 大分県
ふだんからお世話になっている先生がこんなことを話をしてくれました。


「昨日は、父が突然、気分が悪くなって救急車で病院に行った。」


突然のことだったので、どうしたらいいかわからなかったと言っていました。
 


わたしは、絶対いなくなることはないだろうと思っていた父や母は他界しました。

時は確実に動いていきます。老いもやってきます。
それは、親もそして自分もそうでしょう。


「その時をせいいっぱい大切にしてあげてくださいね。」
と伝えました。
 


最終的には、人にとって大事になるのは、「命」であり、「人の心」であると思います。きっと先生も親の老いにしっかりと優しく向き合っているのだと思いました。 
 

そんな中で、今日は、日出町で行われた第54回教育者研究会にお誘いを受けて参加をさせてもらいました。テーマは、
「道徳教育の新たな充実をめざして」
でした。


「教師の人間力を高める~尊い命を見つめて~」などの講義がありました。来年の4月から小学校では、「特別の教科 道徳」が実施されます。教科としての道徳の授業が展開されていきます。


中学校は小学校の1年後となります。教科となると、今まで副読本を中心に授業を進めていましたが、検定の教科書を使用することになります。また通知表などの評価にもつながっていきます。


子どもたちの内面をみていくのですから、教える方も感性を高めていかなければなりません。
 

講義の中で、


教 員・・・教育を衣食住のためにする人
教 師・・・知識・技能を授ける人
教育者・・・子供の心に火を灯す人


と伝えていきました。学校で子どもたちと関わっていく者にとっては、教育者になれる努力をしていかなければなりません。


「子どもの幸せを願い、子どもを感化する教育者に~できることから真心こめて~」とメッセージを送ってくれました。
 


「はなちゃんのみそ汁」の実際の話の中で福岡市に住んでいたお母さんのちえさんが余命宣告を受けて、その間にわが子にいろんなことを教えていきました。みそ汁のつくり方もその一つです。ちえさんが、病気と闘いながら育児をしている時の言葉が話の中で出てきました。


「天から私たちのところにやってきた宝物だから、十数年後にきちんと社会にお返しするように心を込めて育てなければとあらためて思った次第です・・・。」



社会にお返しをする。すごい言葉だと思います。


親も教育者も子どもたちを「社会にお返しする」ために、子どもたちと日々の関わりしているのです。いずれ、子どもたちは自立していきます。


社会にお返しをするという感覚を大人が持つことができれば、もっと関わり方そのものが変わってくるのかも知れません。
 


たくさんの心の学びをいただきました。