かったかくんのホームページ

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「すいかの思い出」 

2017年08月02日 | 大分県
『ぷぷぷっと すいかの種をふき飛ばし
       庭に芽が出る 縁側のメモリー』



暑い。暑いときは、夏の果物に限ります。すいか・・・メロン・・・水分が多い果物が美味に感じます。
 

今日、知り合いの家に行ったときに、すいかをいただきました。

帰ってから、縁側に座って、すいかを食べました。なんとなく趣があります。
 


縁側に座って、すいか。小学校の頃の思い出がよぎりました。


きょうだい3人、父に連れられて、英彦山に行きました。家は田舎で店を営んでいたので、そうそういろんなところに連れて行ってもらう機会はありません。

きょうだいは喜んで父のトラックに乗り込んで、いざ英彦山へ。
 

そこで大事件発生。

一緒に行った姉が山の中で、迷子になりました。みんなで声を出して、呼びましたが、なかなか見つかりません。


父も真剣に探して、ついに発見。胸をなでおろしました。


そのことを帰って、母に伝えると、父が母から厳しい注意を受けています。

でもあとから、どんよりとした空気を晴らすように、母が、昔、魚屋さんが来たときに魚を入れたり、野菜をちょっとだけ置いておくための底が浅くそして底が緑色、中が白色のブリキの入れ物に、
「はい、食べなさい。」
とすいかを切って、持ってきてくれました。


母も安心したのでしょうか。



きょうだいみんなで縁側で、食べました。
 


種は、機関銃のように、ぷっと庭に吹き飛ばしながら、すいかにかぶりつきました。
 


それから数日経ったころでしょうか。吹き飛ばした種から、芽が出ていました。姉に、
「これ、すいかできるのかなあ。」
と聞いたことを今でも覚えています。


あの事件があった後のすいかだったので、印象が強くあります。
 

緊張に包まれたあの時間は、きょうだいにとって今でも忘れることができません。


今日、縁側に座ったときに、ふとあの幼い頃の思い出が蘇りました。
 


さすが、今日は種は飛ばしませんでしたが、このところの暑さですいかをおいしく食べました。