かったかくんのホームページ

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「学力は総合力から」

2017年08月24日 | 大分県
夏の甲子園大会も終わりました。暑い熱い夏が過ぎ去っていったような気がします。今年の甲子園大会は、ホームランの数などが話題となり、盛り上がりを見せました。


一生懸命になっている姿が感動をもたらせてくれます。
 

8月になって、各種テスト結果が戻ってきます。学ぶ力を高めていくためにどのようにしていくのかなどが、いろんな会議で話題になります。
 


そのために、授業改善、心の教育・・・などいろんな話が出ます。学力が高ければそれでいいとは思いません。可能な限りの総合性をもった取り組みをしなければ、一時的な学力となるような気がします。



高校野球で例えても同じだと思います。練習量を増やせば、強くなるのかということです。
 


そこには、効果的な練習、礼儀・マナーの向上、個への支援、向上心の発揮、指導者においては、指導力の向上、指導方法の工夫、練習試合(実践練習)、「練習試合~課題の発見~課題の克服~練習試合」、生徒との絆、保護者会のまとまり、保護者会との連携・・・などがあって、力が発揮できるのでしょう。



強くなるためには、その総合の幅の広さだと思っています。
 


学力に話を戻すと、ただ、授業改善、心の教育、問題(過去問題)の取り組みなどの単独だけでは継続的な安定した学力はつかないと思います。長続きはしません。



勤務先では、外部人材を活用しながらの心の教育(生活指導の充実)を基盤として、4点セットの徹底、学年長を中心としての毎日の朝のミーティングで先生方の動きや取り組みの方向性の共通理解をベースとしています。


生徒会活動ともタイアップしながら、縦割りの意見交流の時間も取り入れています。そこから、すべての先生方で授業改善、補充学習の充実などへと本丸に入ります。

最後は、子どもたちへのメッセージを入れながら、ホームページや学校だより、学年通信、学年ブログなどで生徒たちの頑張りを子どもたちの目にもふれるように、周りに発信していきます。


学校によっては、総合のパーツに時間がかるものもあります。じっくりと願いをもって、一歩ずつ取り組めば成果は確実に出てくると思います。


心の安定から発信まで起承転結、勤務先の成長させるためのサイクルが回っています。このサイクルが回転している限り、大きく陥没することがないと考えます。学だけでなく、心・体と総合的な取り組みと成長が願いなのです。


よく、

「この学年の生徒は悪い。」「大きい学校だからすぐに結果とならない。」「生徒指導が多い。」


とか言いがちになり、責任を他に転嫁しがちになります。生徒と同様、教師も何を学ぶか、どのように学ぶか、何ができるようになるのかを教員としての授業改善と、教師改善も必要です。


わたしたちは、100%の力をもっていません。でも100%をめざしながら、ネガティブな取り組みではなく、ポジティブな実践をみんなで展開できたらと思います。エンドレスな最終学習歴としたいものです。


切るものは、切って、やることは徹底、そして、それぞれの学校のよりよい特色あるスタイルを少しずつ、確立できたらと思います。成長に終わりはありません。生徒の学びも私たちの学びも終わりはありません。




みんなが学び続ける人であればと思います。