『量子真空』 アレステア・レナルズ (ハヤカワ文庫SF)
長いよ。1215ページ。
やっと読み終わった。なんか、マラソンを走り終えたというか、苦行を終えた感じ。
コレでもページ数は京極夏彦の『絡新婦の理』に負けているらしい。
川上稔の『終わりのクロニクル7』には勝ってるけどね!
読みずらいわけでも、退屈なわけでもなくて、すらすら読めるんだけど、なんか盛り上がりに欠けるというか。
これだけ長いわりにメリハリが小さいのではないだろうか。ストーリーが複数の支流から始まって、次第に本流へ合流していく形式なのだけど、本流が太くなるにしたがって、流れが緩やかになるというか、そんな感じ。
最後の戦いも、両陣営の目的は一緒なのに、相手を信用できないがゆえに最終兵器をぶっ放すというイライラ展開。とにかく昔から頭悪いんだよクラバイン。なんでこんな奴がヒーローなのか。
アレステア・レナルズは、日本ではこのシリーズしか出版されていないようだけれど、極厚文庫本で話題の長編よりも、短編集の方が面白い。個人的には長編好きなので、こんなことはめったにないんだけど。やっぱり水増ししすぎなんじゃないだろうか。
あと、前作『啓示空間』と『カズムシティ』の登場人物がうろ覚えすぎて誰だったっけ感満載。この本こそ登場人物表が必要でしょ。っていうか、スカイ・オスマンのイニシャルが<bold>H</bold>だなんて、わかりませんって。
とりあず、最後まで読むと、クラバインとガリアナの悲恋物として感動できますよ。
と、非SF者も釣っておこう(笑)
長いよ。1215ページ。
やっと読み終わった。なんか、マラソンを走り終えたというか、苦行を終えた感じ。
コレでもページ数は京極夏彦の『絡新婦の理』に負けているらしい。
川上稔の『終わりのクロニクル7』には勝ってるけどね!
読みずらいわけでも、退屈なわけでもなくて、すらすら読めるんだけど、なんか盛り上がりに欠けるというか。
これだけ長いわりにメリハリが小さいのではないだろうか。ストーリーが複数の支流から始まって、次第に本流へ合流していく形式なのだけど、本流が太くなるにしたがって、流れが緩やかになるというか、そんな感じ。
最後の戦いも、両陣営の目的は一緒なのに、相手を信用できないがゆえに最終兵器をぶっ放すというイライラ展開。とにかく昔から頭悪いんだよクラバイン。なんでこんな奴がヒーローなのか。
アレステア・レナルズは、日本ではこのシリーズしか出版されていないようだけれど、極厚文庫本で話題の長編よりも、短編集の方が面白い。個人的には長編好きなので、こんなことはめったにないんだけど。やっぱり水増ししすぎなんじゃないだろうか。
あと、前作『啓示空間』と『カズムシティ』の登場人物がうろ覚えすぎて誰だったっけ感満載。この本こそ登場人物表が必要でしょ。っていうか、スカイ・オスマンのイニシャルが<bold>H</bold>だなんて、わかりませんって。
とりあず、最後まで読むと、クラバインとガリアナの悲恋物として感動できますよ。
と、非SF者も釣っておこう(笑)
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