神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

SFマガジン考課表2008年11月号

2008-10-26 21:57:58 | SF
SFマガジン考課表2008年11月号

やっと追いついたと思って気を抜いたら、また新刊が先に出た。
12月号は読者賞投票ハガキつきで、締め切りが11/25だから、がんばらないと(笑)

特集は「宇宙SFの現在」。
宇宙開発SF、パラノーマルロマンス、ミリタリー・スペースオペラ、ニュー・スペースオペラと、四分野が挙げられているのだけれど、掲載4作品が微妙。それぞれの分野の特徴を持った作品を選べばいいのに、何の間違いか、すべてが紹介された四分野に収まらない作品に見え、掲載4作品で宇宙SFの“現在”を語られても、かなり違和感がある。

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『グローリー』 グレッグ・イーガン
+1.0
イーガンにしては異星人が人間的すぎ。種族としての傾向を個人が自覚しているあたり、全体主義っぽくて気持ち悪い。

『ヴェルザンディの環』 イアン・マクドナルド
+0.0
正直言って、何が起こっているのか良くわからん。イメージだけの作品。

『ウルフ359なんか怖くない』 ケン・マクラウド
+0.5
意図的なのかどうか、テーマは現在的かもしれないが、レトロ感あふれる惑星探査小説。

『戦争と芸術』 ナンシー・クレス
+0.5
これもレトロ感が漂う小説。ネタも現在的ではない。

『食物の召喚』 リン・ディン
+0.5
これってエッセイじゃないの? 架空の人物のことだから小説なの?

『ガリヴァー旅行記』 樺山三英
-0.5
『ヴァリス』は未読だってーの(笑)。こういう、教養を強制する小説って、大嫌い。

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小林泰三の連載『天獄と地国の狭間』は間が空きすぎて…。
3ヶ月おきの掲載って、連載の意味が無いんじゃね?
小林泰三が金に困ってるっていう話も聞かないけど。


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