神なる冬

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[映画] トロールハンター

2012-12-17 22:32:30 | 映画

トロール・ハンター - goo 映画

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暇だったので久しぶりにレンタルビデオ店へ。

映画公開時にSFマガジンで紹介されていたのを思い出して借りてきたのがこのディスク。

うーん。はっきり言って、期待を裏切られた感じ。お馬鹿映画としても、俺的に笑いのツボが外れていて、ぜんぜん笑えなかった。ついでに言うと、ノルウェーの自然がどうこうっていっても、北海道と変わらんし。

熊の密漁を題材に大学生たちが取材ごっこをする。大学生たちは行方不明となり、残されたのがこのビデオという設定。

専門家による分析の結果云々かんぬんというものものしい但し書きが最初に表示され、なかなか凝ったつくりになっているし、トロールもユーモラスと恐怖のはざまでおもしろい造形だった。

しかし、どう考えても、致命的にシナリオが悪い。

取材テープ(という設定)なのだからシナリオをどうこういうのはおかしいかもしれないが、物語としてぜんぜん面白くない。

熊ハンターは早々にトロールハンターだということがわかってしまうし、政府が隠しているトロールの秘密はほのめかしだけでまったくわからない。

起承転結とか、序破急とか、序文本論結論とか、ともかく、まったく物語が感じられないし、魅力的ではない。これなら川口浩探検隊の方が、よっぽど物語性が高い。

クライマックスの巨大トロール退治も、それが政府にとってどういう意味を持つのか、ハンターにとってどういう意味を持つのかさっぱりわからない。なので、カタルシスもないし、恐怖も感じない。

取材テープのつぎはぎ(という設定)だったとしても、もっとおもしろい物語を映し出すことは出来たと思うんだけれど、まったく惜しい限り。

まあ、あんまりおもしろくなくて眠たくなってしまったので、いろいろ見落としただけかもしれないけれどね。

 

 



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