神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[コンサ] 2011 J2第14節 札幌 - 岡山

2011-05-29 23:30:41 | コンサ
2011年 J2第14節 コンサドーレ札幌 2-1 ファジアーノ岡山 @スカパー


前節、九州の鳥栖では暑さに負けた。というか、まったく何もできずに、サポーターに絶望の溜息をもたらしたコンサドーレ札幌。

今日は涼しい札幌。そして、厚別開幕戦。もう聖地と呼ぶほどの結果は出せていないが、サポーターにとっては特別な場所。

行け行け 赤と黒の 俺たちの札幌 そうここは我らの厚別 見せろお前の情熱

「限界があるなら 一緒に越えよう」と書かれた横断幕は、前節終了後の砂川の言葉へのサポーターからの回答だ。

石崎監督の「メンバーを変える」発言もあり、大幅に変更があるかと思われたスタメンは、宮澤のワントップ以外は順当。故障の日高に変わって純平が右SBへ戻り、アンドレジーニョとブルーノが中盤に入る。ブルーノはボランチかと思いきや、アンドレジーニョとのダブルトップ下で芳賀のワンボランチ。これまでの4-2-3-1から4-1-4-1へのシステム変更だ。

そして、試合前にサポーターをどよめかせたのが、“FW 3 チアゴ”。なんと本当にFW登録になってしまった。もしかして、これが最大の変更だったりして(笑)


さあ、試合開始。

前5人の距離感はいい感じ。DFに引っかかってもサポートがある。ゴール前の攻撃も分厚くなった。試合開始直後はブルーノが慣れていないせいか、どこに行っていいのかわからなくて戸惑っている様子があったり、宮澤とアンドレがかぶったりするシーンが見られたが、時間が進むにつれてどんどん解消された。

三上に代わって久しぶりにワントップに入った宮澤はボールを収めて展開することが出来ている。しかし、相変わらず短めのパスが弱くて危機を招きやすい。あれだけを気をつけてくれればいいんだが。

岡山は札幌DFの裏にどんどん蹴りこんで速攻を狙う。それに対し、札幌はどうしてもビルドアップにこだわるのは変わらず。

相変わらずシュートが撃てず、どちらかというと岡山にチャンスが多かったような前半だったが、終了間際に宮澤→ブルーノ→近藤と繋いで左サイドを突破。ゴール前に3人入ってきたところへ近藤が折り返すかと思いきや、そのままニアサイドへシュート。これはサイドネットかと見えたが、なんとゴールイン。味方をも驚かせるファインゴールだった。

芳賀をアンカーに、前に4人並べたシステムはプレスの開始位置がボランチからトップ下に上がっているので、プレスの開始が早い。また、攻撃陣の密度が高くなっているせいか、誰かひとりが孤立することもなく、前を向いてこぼれだまを拾えるようになっている。あとは芳賀がどこまで走れるか。ストヤノフが芳賀の横でフリーになってミドル撃ったようなシーンが繰り返されると危ない。

と思った後半、気を抜いてる間にあっさり同点。ボランチが上がってきたのを誰もケアしてなくて、本当にあっさりとゴールを奪われる。なんだか狐につままれたような感じ。

高木が体調不良とやらで、三上と交替。芳賀が右SBに回って、宮澤がボランチの位置に下がるが、どう考えても宮澤にアンカーは無理。結局、アンドレ、ブルーノ、宮澤が縦に並んでいる妙な布陣。

さらにアンドレ→砂川。そうすると、今度は砂川が下がり目にいたり。やっぱりよくわからん布陣、良く言えば流動的。

そこからは、なぜか面白プレーの連続。

FKのサインプレーで二人がかぶって、シュートできず。いったい何のためのサインだ。

ホスンのホスンなパンチング。(by オフィシャル試合経過)

岡山の竹田が二枚目のイエローで退場。今日の審判はイエロー出しすぎ。ぶつかればファール。足が引っかかればイエローという感じ。

そしてついに近藤→チアゴ。チアゴ(札幌)vs チアゴ(岡山)の最強チアゴ決定戦。しかし、チアゴ大作戦というわりに、足元へのパスが多くて、いわゆる大作戦になってない。これではただの急造FWチアゴ。

と思ったら、岩沼のクロスからチアゴをかすって、誰かにあたってゴール。オウンゴール? なぜかチアゴに向かって喜ぶ札幌イレブン。わけわからん。

そして、ホスン。ナイスキャッチと思ったら、出過ぎで着地がペナルティエリアの外。しかし、ボールはエリア内という判断で、なんとかお咎めなし。

残り1分から『厚別のうた』。いい雰囲気だ。これぞ厚別。

このまま気持ちよく終わるかと思ったら、ブルーノ2枚目……。格好いいという意味ではない。クソ審判のバランス取りなのか、札幌にも退場者が出てしまう。

ロスタイムの岡山の攻撃、チアゴ(岡山)のヘッドには実況アナが「無情にもゴールの外!」の絶叫。このアナウンサー、あきらかに岡山を応援してやがるぜ。いや、コンサドーレが嫌いなんだっけか。


そんなこんなで、ネタ満載の試合は終了。ホームでは3連勝。今年はホームの勝利給が高いからな(笑)

今日はシュート数16本と珍しく撃ちまくっての勝利。4-1-4-1がうまく回ったとはいえ、次節はブルーノが出場停止で、またメンバーが良く分からない状況。しかも、今日勝てたのは、岡山が良くなかったせいもあり、次もこのシステムがうまくいくとも限らない。

少なくとも、ワントップならば三上よりも宮澤の方が、まだ上に見えるんだがなぁ。

次節はまた九州。しかし、夕方の試合なので、暑さはそんなに影響は無いはず。メンバーもシステムもどうなるか分からないが、システムや戦術にこだわるのではなく、その時点でのベストメンバーではどんなシステムが最適かという方向で考えてもらいたいと思うのである。



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