久しぶりに上野の科学博物館へ行ってきた。現在のイベントは「大哺乳類展 海のなかまたち」。春に開催された「陸のなかまたち」の続編。
「陸のなかまたち」は見ていないので雰囲気もわからず、ショコタンの「飛び出せ! 科学くん」がキャラクターに使われていることも知らなかった。それでも、今回目玉のシロナガスクジラの全身骨格を目指してずいずいと。
開場時刻(朝9時)から少し過ぎた9時半に入ったのだが、ものすごい大盛況だった。入り口で詰まって進めないくらい。いつものように500円はらって音声ガイド使用。この解説、全部ショコタンとココリコ田中なのかと思ったら、最初と最後とクイズだけだったであるよ。
目に付いたのは、ひたすらメモってる小学生低学年。学校の自由研究か何かなのか。展示ケースの上でメモを取って、係員の人に注意される子供が複数。さらに目に付いたのが、興味なさそうな幼児に無理やり骨を見せようとする親とか。その頃だと、まだ意味がわかって無いんじゃないか。
そんなこんなで、ようするに子供だらけ。さすが夏休みですな。
記憶に残ったのは、なんといってもシロナガスクジラの頭骨。F1カーのノーズか、宇宙船の一部かといった感じ。本当にSFチック。この写真なんて、言われなければクジラの頭骨とは思えないでしょう。この角度からだと、なんだか巨大な昆虫の顔に見えてくる。いやー、これもある意味、文字の無いSFですな(笑)
クジラの頭骨は何種類も展示されていたが、面白いと思ったのは、頭部の巨大なマッコウクジラも、扁平なザトウクジラも、頭骨の形はほとんど同じということ。下顎の骨は種によって随分違うと思ったが、上顎というか、上部の骨は細長くて扁平で、あまり変化が無い。マッコウの頭部は脳油が詰まってるというのは知識として知っていたが、あそこって本当に骨が無いんだと驚いた。
で、そのふくらみを“メロン”というのがまたなんともおかしい。いったい、誰が名付けたものやら。
もうひとつ、今回知ったのだが、クジラ類は臭覚が無いそうだ。特に歯クジラ類では完全に退化していると言われている。ということは、シャチが血の匂いを嗅ぎつけることは無いんだな。ひとつ利口になった。
他にも、意味不明な歯を持つオウギハクジラとか、竜涎香のホンモノとか、いまだに海岸に流れ着いたクジラの死体が新種だったりするとか。
でも、今回の展示はちょっと優等生過ぎるというか、まじめに展示しましたという感じが強くて、テーマ性やメッセージ性が薄かった気がする。「クジラでかい! ゴマちゃんかわいい!」だけで終わらずに、自然保護と水産業の関係(鯨漁だけでなく、海獣類による水産被害とかも含め)とか、絶滅種の展示などで、問題意識的な興味を持ってもらうことができたらよかったんじゃないか。そんな中では、ストランディング(座礁)研究のコーナーがあったのは良かったかも。後は海岸で拾ってきたゴミで作った人形とか。あのあたりをもう少し、効果的に、悪く言えばショッキングに見せても良かったんじゃないかと思う。
で、毎回恒例のガチャガチャは、海生哺乳類図鑑。シャチ骨格、ジュゴンの授乳、そして、シークレットのスナメリが出た! ついでにカプセルミュージアムはヤンバルテナガコガネ。化石ガチャは巻貝化石ツリテラ。「ジュゴン 授乳」はなぜか「ナガスクジラ 採餌」の台座が入っていてミスマッチ(泣)
「陸のなかまたち」は見ていないので雰囲気もわからず、ショコタンの「飛び出せ! 科学くん」がキャラクターに使われていることも知らなかった。それでも、今回目玉のシロナガスクジラの全身骨格を目指してずいずいと。
開場時刻(朝9時)から少し過ぎた9時半に入ったのだが、ものすごい大盛況だった。入り口で詰まって進めないくらい。いつものように500円はらって音声ガイド使用。この解説、全部ショコタンとココリコ田中なのかと思ったら、最初と最後とクイズだけだったであるよ。
目に付いたのは、ひたすらメモってる小学生低学年。学校の自由研究か何かなのか。展示ケースの上でメモを取って、係員の人に注意される子供が複数。さらに目に付いたのが、興味なさそうな幼児に無理やり骨を見せようとする親とか。その頃だと、まだ意味がわかって無いんじゃないか。
そんなこんなで、ようするに子供だらけ。さすが夏休みですな。
記憶に残ったのは、なんといってもシロナガスクジラの頭骨。F1カーのノーズか、宇宙船の一部かといった感じ。本当にSFチック。この写真なんて、言われなければクジラの頭骨とは思えないでしょう。この角度からだと、なんだか巨大な昆虫の顔に見えてくる。いやー、これもある意味、文字の無いSFですな(笑)
クジラの頭骨は何種類も展示されていたが、面白いと思ったのは、頭部の巨大なマッコウクジラも、扁平なザトウクジラも、頭骨の形はほとんど同じということ。下顎の骨は種によって随分違うと思ったが、上顎というか、上部の骨は細長くて扁平で、あまり変化が無い。マッコウの頭部は脳油が詰まってるというのは知識として知っていたが、あそこって本当に骨が無いんだと驚いた。
で、そのふくらみを“メロン”というのがまたなんともおかしい。いったい、誰が名付けたものやら。
もうひとつ、今回知ったのだが、クジラ類は臭覚が無いそうだ。特に歯クジラ類では完全に退化していると言われている。ということは、シャチが血の匂いを嗅ぎつけることは無いんだな。ひとつ利口になった。
他にも、意味不明な歯を持つオウギハクジラとか、竜涎香のホンモノとか、いまだに海岸に流れ着いたクジラの死体が新種だったりするとか。
でも、今回の展示はちょっと優等生過ぎるというか、まじめに展示しましたという感じが強くて、テーマ性やメッセージ性が薄かった気がする。「クジラでかい! ゴマちゃんかわいい!」だけで終わらずに、自然保護と水産業の関係(鯨漁だけでなく、海獣類による水産被害とかも含め)とか、絶滅種の展示などで、問題意識的な興味を持ってもらうことができたらよかったんじゃないか。そんな中では、ストランディング(座礁)研究のコーナーがあったのは良かったかも。後は海岸で拾ってきたゴミで作った人形とか。あのあたりをもう少し、効果的に、悪く言えばショッキングに見せても良かったんじゃないかと思う。
で、毎回恒例のガチャガチャは、海生哺乳類図鑑。シャチ骨格、ジュゴンの授乳、そして、シークレットのスナメリが出た! ついでにカプセルミュージアムはヤンバルテナガコガネ。化石ガチャは巻貝化石ツリテラ。「ジュゴン 授乳」はなぜか「ナガスクジラ 採餌」の台座が入っていてミスマッチ(泣)