神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[SF] ミロクの巡礼

2008-12-23 19:37:11 | SF
『ミロクの巡礼(グインサーガ124)』 栗本薫 (ハヤカワ文庫JA)




弥勒じゃなくって、ミロクの巡礼とくれば、主人公はスーティとフロリーかと思いきや、ヨナ博士でした。
別にお前はどうでもいいんじゃぁ。

表紙のオッサンはカメロンですか。最近船乗ってないんじゃ。
実は大湿原の泥船の船長でしたとかってオチ?

ミロク教はカトリックみたいな宗教でありながら、イスラム教のメッカ巡礼のように、一生に一度、巡礼の地ヤガへ向かうのですが、ヤガっててっきりパロの東にあるんだと思ってたよ。今回の地図では、パロの南。どっちかというと、草原地方の東側にあるんですね。

この地図もずいぶんと変遷をたどっていて、最初の頃の地図は物語と矛盾が出てきたので、確かファンクラブの有志で書き直したはず。

パロが温暖なのは、西側に海があったからなはずなんですが、今じゃすっかり内陸の国です。ふつう、こんな地理の国、寒暖の差が激しい草原になるんじゃないの?

かつては、パロ=フランス、ケイロニア=ドイツ、ゴーラ=東欧、草原地方=イベリア半島、沿海州=イタリアな感じだったんですよね。あきらかに、クム=ハンガリーだし。こんな地図の変遷にも歴史を感じますね。さすがに、1巻発売(1979)から30年の重み。

そう考えると、ノスフェラス=ロシアで、爆心地はチェルノブイリ?
ありゃ、あの事故は1986年のはずなんだが。
当時、ノスフェラスの予言とかって話題になってたっけ?


[映画] ライラの冒険

2008-12-23 19:07:32 | 映画
ライラの冒険 黄金の羅針盤



今年の落穂拾いとして借りてきました。

やっぱり、このサイズではストーリーがバタバタしすぎで落ちつかない感じですね。どうせ最初から3部作とか4部作とか言われていたのだから、もっと脚本を整理してもよかったのに……。

と、思っていたら、続編無期限延期だそうで。
早く撮らないと、子役が育っちゃうぞ(笑)

身体の外にある魂としてのダイモン。いろんな動物でかわいいんですが、ダイモン占いをしてみると、ホームページによって野ウサギだったり、クモだったり、なんだかいろいろでわかりません。
日本語版のオフィシャルだと、クモかな。探究心旺盛で粘り強いらしいです。

このダイモン、台詞の中ではどう聞いてもディーモンに聞こえます。綴りを調べたら、やっぱり"daemon"だったよ。日本人には悪魔の"demon"と区別が付かないから、わざとダイモンなのか?

ところで、子供たちが集められた理由。ダストから守るため。
ダストは世界の外に繋がっている。
……。
なんだか、どっかで聞いたような話ですが。
やっぱり情報からの隔離?