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神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[コンサ] 2012 J1 第22節 札幌 vs 神戸

2012-08-18 23:59:59 | コンサ

2012年 J1 第24節 コンサドーレ札幌 2-4 ヴィッセル神戸@スカパー


※降格も決まって一段落ついたので、これまで放置していた過去の試合を思い出しながら(9/30)


思えば、この試合から大敗の連続で一気にバタバタと崩れていった気がする。得点することよりも失点することを恐れるようになってしまった。


この日もあっさりと前半2分に失点。しかし、前節の仙台戦ではここからひっくり返しているので、焦りは少なかったはず。じっくり行けば逆転可能。

しかしなぜか、この日は中盤でのあたりが浅く、DFラインも深いという腰が引けた状態。これでは神戸にボールを奪われ、繋がれるのは当たり前。

攻撃では、ハモンの好き嫌いが目立つ。山本、日高あたりを狙っているが、ほかにもボールを回せばいいのに。しかも、テレが前半30分で走れなくなり、変わって内村を投入。

後半もいきなり出だしで失点。集中力が無いのかなんなのか。これでは話にならない。監督もそう思ったのか、前節でうまくいった宮澤中央の3-5-2へ早くもチェンジ。あれは緊急手段だけじゃなくって、これからも使っていくというのか。

と思っているうちに、ハモンが倒されPKゲット。これをハモンが決めて1-2。

ここからなぜか神戸が崩れ出す。PKで1点とっただけなのにベタ引きになり、おかげで札幌側がセカンドボールを拾えるようになった。そして上原が同点ヘッド。

ところが、神戸も都倉が入ってから急に立ち直る。前線にボールの収まりどころができて、ボールが回り始める。しかし、都倉程度(失礼!)でこれだけ変わるのか。石崎監督は前田じゃなくて都倉を取るべきだったんじゃないか。

そんなわけで急に立ち直った神戸に、立て続けに得点を奪われ、スタジアムのムードも一変。

札幌の守備はズタズタ。攻撃は常にワンテンポ遅くてボールを奪われる。両チームとも、まるで別物になったような大転回。

せっかく、2-2まで追いついていい感じだったので、返って失望は深かった。たぶん、この試合が一番精神的ダメージが大きかったような気がする。

そしてここから降格までの連敗が続くのであった……。

 


[コンサ] 2012 J1 第21節 札幌 vs 仙台

2012-08-12 23:36:47 | コンサ

2012年 J1 第21節 コンサドーレ札幌 2-1 ベガルタ仙台 @スカパー

 

3歩進んで2歩下がる。それでも1歩前に進んでいるのかどうかという札幌。今回の相手は、首位仙台。ユアスタではサイド攻撃でボコボコにされて意気消沈した思い出が。

今回はキム・ジェファンとテレが復活。新戦力3人揃い組で首位に挑む。


札幌ドームはゴール裏に横断幕がたった一枚。唯一の幕にかかれた文字は「NO SURRENDER」。ピッチ練習や選手紹介時の応援コールは無し。これは応援拒否か何かの緊急事態かと思いきや、選手入場と共に掲げられるSAPPORO 12の襷、ビッグフラッグ、そして、今回初登場のビッグジャージ。

「NO SURRENDER」は、まだ終わらない、まだ終わらせない、というサポーターからのメッセージだった。


しかし、そんなサポーターのメッセージもむなしく、前半12分にあっさり失点。6月の試合を思い出させるようなコーナーキックからのヘディングだった。何度も同じことをやらかすから呆れられるのだというのに。

そこからまた一気に意気消沈してボロボロになるかと思いきや、失点の時間が早かったというのが幸いしたのか、前半の途中からなんとか盛り返して、ハモンから古田へ、砂川へとスルーパスが通り始める。しかし、試合としては完全に仙台ペースで前半終了。

後半も同じような展開で、何かを変えなければいけなかった。そこで石崎監督が選択したのは3-5-2へのシステムチェンジ。えっ、そして、宮澤がなんとセンターバックの真ん中!

いくらキム・ジェファンと顔が似てるからって、それは無いだろ。と、正直思った。石崎監督、ご乱心。

まぁ、札幌は4-4-2でもマイボールの時は両サイドが上がってボランチがCBの真ん中に下がる形を普段から使ってるんだけどさ。

しかし、これがなんとうまく行ってしまうのだから、サッカーというのは恐ろしい。

砂川に代わって入った内村からのボールを山本が絶妙なクロス、そこに飛び込んだのは日高だった。FW出身とはいえ、普段サイドバックの日高がこの位置まで上がれたのは3-5-2でのポジション取りがうまくはまったということだろう。日高は何度もゴール前に顔を出していたが、仙台DFが日高をマークしきれていなかったのは試合終了まで、ずっとSBだと思われてたからじゃないかとw

さらに終了間際。このまま引き分けで終わってほしいと祈るロスタイム4分。岡本が左サイドからシュート性の低いクロスを蹴り込み、これが相手DFの足に当たってゴール。なんと終了数秒前の大逆転。なんか、うれしいというよりも笑ってしまったよ。ありえない結末。

仙台がナビスコカップで中二日だったことが少なからず試合に影響したことは確かだろう。そして、仙台が1点を守りきるのではなく、FWを入れて追加点を取ろうとしてきたことが最大の勝因かもしれない。さらに、仙台がサイド攻撃主体のせいで真ん中に入った宮澤のボロが出なかったこともある。極め付けは最後のオウンゴールと、とにかくラッキーな試合だった。

要するに、これは実力じゃないよ。こんな試合が続くわけがない。でも、なんでもいいよ、首位に勝ったんだから。

運も実力のうちとはいえ、名古屋戦のオフサイド合戦に続いてのラッキーな勝ちを拾ったわけだ。次節もホーム。聖地厚別にカミカゼが吹くか。いや、吹かなくても勝ち続けなければならない。まだまだ降格ラインははるかに高く遠いぞ。

でも、みんなで叫ぼう。ノー! サレンダー!!

 

 


[コンサ] 2012 J1 第20節 C大阪 vs 札幌

2012-08-04 23:59:59 | コンサ

2012年 J1 第20節 セレッソ大阪 4-0 コンサドーレ札幌 @スカパー

 

新戦力3人のおかげでやっと連敗から抜け出し、なんとか残留戦線に踏みとどまりたい札幌。

今回の相手は、こちらは残留戦線から上に抜け出したいセレッソ大阪。やはり新戦力の補強で、なんと元ブラジル代表でセリエAでプレーしていたシンプリシオなんてのを引っ張ってきた。やっぱり、金のあるチームは補強もスケールが違うね。

しかし、頼みの三人のうち、キム・ジェファンとテレが負傷欠場。それどころか、ジェイド・ノースまで長期離脱ということで、またもや選手不在の緊急事態。CBはベテラン岡山とルーキー奈良の歳の差コンビに。

 

その岡山は、開始直後から播戸とのバチバチ合戦が目を惹く。播戸と並ぶと、意外にデカいな、岡山。

今日のハモンはちょっと下がり気味。やはりボールを受けるのではなく、出し手になりたいのだろう。そして、ハモンがボールを持つと前線の選手が動き始める。前節の名古屋戦からの間に、チームの主力として完全に認められたらしい。

そのハモンから古田へのスルーパスが何度もチャンスを作る。それだけでなく、山本から大島とか、これまで前線の動きが少なくて出しどころが無かったのがウソのようだ。これもハモンの波及効果なのか。ちょっとしたことで自信を持てば変わると言われ続けてきたのは本当だったらしい。

味方がボールを持った時に出し手を信じて動き出すこと、受け手を信じてボールを出すこと。この信頼感が無かったから、バックパスが多くなってたんですかね。

特に、ハモンから古田のホットラインは何度もチャンスを作った。後は古田が決めるだけ、だったのだが……。

ハモンが囲まれ、奪われたボールをシンプリシオがドフリーの選手に渡してゴール。ハモンに頼り過ぎて誰もフォローにいかない。このプレーで一気に崩れ、またもやいつもの札幌に逆戻り。

セットプレーから失点。パスミスから失点。

PKを杉山がなんとか防いだのが後半唯一の見せ場だったか。


名古屋戦はなんにも変わっていないと書いたけど、この試合は全く別なチームのようだった。ひとつ勝ったことが自信に繋がり、ハモンへの信頼感が生まれた。しかし、それもハモンがボールを奪われて失点するまでだった。そこから先は逆戻り。

まだ2試合目でチームの中心になるのは無理だったのか、信頼関係が崩れたというか、臆病になってしまったのか。DFラインが深くて、ボールホルダーにアタックに行かないところにも臆病さが見えていた。

それなりの外人選手が揃って出場すると勝てる。そうじゃなかったら負ける。そんなチームを作ってきたわけじゃないと思うのだけれど、現実はそういう風にしか見えなかった。

 

 


[コンサ] 2012 J1 第19節 札幌 vs 名古屋

2012-07-28 23:59:59 | コンサ

2012年 J1 第19節 コンサドーレ札幌 2-1 名古屋グランパス@スカパー

 

ただでさえ戦力が弱いのに、怪我人続出でまともにメンバーも組めないくらいの札幌に、遂に新戦力が登場。

センターバックのキム・ジェファン、攻撃的MFのハモン、そして、ストライカーのテレ。フィールド上の背骨をそっくり入れ替えるような補強だ。

センターバックはシーズン最初に山下をセレッソに強奪されたせいで、奈良+櫛引の10代コンビで戦ったこともあるくらいの人材不足。トップは人材豊富ながら、帯に短し襷に長しで石崎式ワントップになかなか合う選手がおらず、頼みの前田俊介も怪我で離脱と緊急事態が続く。

これでは戦えないとばかりに、シーズン初めはまったく想定していなかった外人助っ人3人の補強。さすがに国内からの補強はできなかったか。おかでげで怪我のイ・ホスンと出番のなかったジョルジーニョが契約解除。当たるかどうかが宝くじのようなブラジル人選手は使わないと言ってたはずなのだが、背に腹は替えられないということ。

この状況の中の補強ということで、3人そろって先発出場。

さすがにまだまだパスが合わなかったりするものの、どうせ長くやっている選手同士ですらパスが合わないのだからどうということは無い。

テレの強烈なシュートや、ハモンの絶妙のスルーパス、ジェファンの高いヘディングと、随所に能力の高さを見せる。しかし、チームとしては大きく変わったということもなく、相変わらず。攻めてはパスミスでボールを失い、守ってはボールホルダーへの寄せが甘く。3人選手が変わったところで、大きな違いは見えなかった。

試合は名古屋ペースで進み、玉田も永井もダニルソンも不在で、なんとFWに闘莉王を入れてくるという名古屋にすら、完全に力負けしているのが見て取れた。

ところが、後半10分にハモンが相手DFを引き付けて山本にパス。これを山本が落ち着いて決めて先制。このプレーにはハモンの持つ大きなポテンシャルが見えた。

しかし、その直後にCKから闘莉王に決められ同点。ああ、またダメかと思った。本当にごめん。サポーターから負けに慣れちゃいけないよね。

後半ロスタイム、なんとか守り切ってくれと祈っていたとき、最後にゴールを奪ったのは我らが札幌。しかも、一時は出番が無くてDFに回されていた上原だった。

山本のクロスに走り込んだ上原のヘディング。しかし、その前で内村が触っていれば完全にオフサイドなのだが、審判の判定はオフサイド無し。運も味方に付けたゴールだった。

しかも、このプレーの前に、名古屋のゴールがオフサイドで取り消され、抗議した名古屋のストイコビッチ監督が退場しているのだ。これは禍根を残す終わり方だと思ったが、札幌有利のホームタウン・ディシージョンなんて何試合ぶりだろう。もしかして、曽田の引退試合以来じゃないのか。こんなに久しぶりなんだから、まぁそんなに騒がずに許して欲しいものだ。

ゴールシーン以外はミスが目立つ低調な試合だったことに加え、最後の疑惑のゴールで後味の悪い終わり方だったために、勝利の興奮というものはあまりなく、なんだか冷静に、というか、逆に盛り下がったような感じでテレビを見ていた。

しかし、サポーターも選手も肩を組んで歌う「すすきのへ行こう」を聞いている と、急に涙が出そうになった。

ああ、勝利っていいものなんだな。たとえどんな勝ち方であっても、勝利は勝利なのだ。そんなことを実感した。

新加入3選手も戸惑いながらも参加した「すすきのへ行こう」。この感動を忘れないように、次の試合も歌えるように……。

 

 

 

 


[コンサ] 2012 J1 第18節 磐田 vs 札幌

2012-07-15 10:39:36 | コンサ

2012年 J1 第18節 ジュビロ磐田 4-1 コンサドーレ札幌 @スカパー

 

前半戦、1勝1分けの勝ち点4。ここからの後半戦、なんとか気を取り直してがんばっていきたいところ。

しかし、遂にキャプテン河合まで怪我で長期離脱となり、まともに戦える状態にならない。

苦肉の策で河合の代わりに宮澤を中央に置いた3ボランチで挑む。しかし、宮澤はもともと攻撃の選手。守備の要を任せてしまって大丈夫なのか?

 

序盤は意外にもプレスもきつく、4-3-3が機能していた。真ん中に固まるのではなく、中盤も左右に開いたり、攻撃にもバリエーションが出てきた。これは3ボランチというより、普通に4-3-3なんでは?

しかし、25分にコーナーキックから失点。後ろから飛び込んでくる選手をつかまえきれていない上に、相手も高過ぎた。

しかも、30分にまったく同じ形でコーナーキックから失点。1回ならば事故かもしれないが、2回連続はやばいだろ。まったく学習能力が無いのか。

ここから完全に意気消沈したのか、はたまた内地の暑さと湿気に一気にスタミナ切れしたのか、まったくボールがつなげなくなって終了。

後半開始早々にも綺麗に失点。

その直後、日高のゴールで1点返すものの、これはオウンゴール気味のスカッとしないゴール。まったく気持ちが盛り上がらん。

さらに1点奪われて、もうどうしようもない。

 

うまくいってたのは序盤だけ。コーナーキックからの失点で選手が委縮したのか勢いは失速。失点した時点で精神的に試合終了してたような感じ。負けているのに守りに入ってしまったように見える。

先週、ヤンツーさんに「もっと自信を持て」と言われた通り。もうそろそろ開き直って、吹っ切れてもいい頃合じゃないのか。練習したって急にうまくなるわけじゃないのだから、メンタル面からでも盛り上げていこう。

 

選手のコメントを見ても「もっと精度を上げなければならない」という言葉が並ぶ。監督が「イージーなミス」と言い続けていることが影響しているのだろうか。

しかし、何度か書いているけれど、お前ら下手なんだから、そこから出発しなきゃ無理だろ。下手なチームが下手なチームなりにどうやって戦うのかを考えろよ。誰でも練習すれば、いきなりメッシやクリロナになれるとでも思ってんのか?

どうも、「俺の戦術はパーフェクトなんだけれど、選手がミスするから勝てない」というように聞こえてしまうんだよね。

監督を変えろと言うつもりは、まったくないけれど、その大きな理由は金銭的問題でしかないのだよ。

サポーターは覚悟できてるけど、確実に不満もたまってるよ。それに対してもケアしていかないと、J1に上がったことがチームにとってマイナスにしかならなくなってしまう。さて、どうする?

 

 


[コンサ] 2012 J1 第17節 札幌 vs 新潟

2012-07-14 18:21:56 | コンサ

2012年 J1 第17節 コンサドーレ札幌 0-1 アルビレックス新潟 @スカパー


この試合でリーグ戦の一巡が終了。半分折り返し。

その相手は降格候補No2の新潟。現時点で17位という裏天王山再び。そして、元赤黒の藤田と石川を擁し、監督は柳下“ヤンツー”正明と、いろいろ話題のある戦い。

しかし、一番の話題は、コンサドールズのJK制服バージョンでしょう。でも、ぜんぜんテレビに映らなかったぞ、ゴルァ!


すみません、この日は日本SF大会参加で夕張にいました。ので、今季初めてリアルタイムで見られなかった試合でした。新千歳空港でスカパー・オンデマンドで見ようと思ったら、なぜか購入画面から進まず、そうこうしているうちに、開始早々失点のお知らせが。

もう、そこで気力が尽きました。

やっとビデオを見たのは一週間後の今日。まぁ、なんというか、結果は1得点差とはいえ、ぜんぜん惜しくない試合でした。


この試合も3ボランチで開始。DFに選手がいないための苦肉の策なのだろうけど、やっぱりこのシステムはうまくいかないんじゃないか。中央に来たボールは跳ね返せるけど、その先が全くつながらない。トップが内村ということもあるんだろうけど、サイドにも開けないし、中央でもキープできない。

サイドバックが上がれば確かにチャンスにはなるが、攻撃に厚みが無いため、得点の臭いがしない。攻撃側の3人がもっと動かないとダメだろう。岡本はいいミドル撃ってたけど、枠にも行ってない。

いったい、チャンスをひと試合で何回作れるつもりなのか。数えるほどしかチャンスが無いはずなのに、いいところで受けてもボールコントロールが悪くてボールロストとか、もったいなさすぎる。

守備に関しても、守りに行くのが早いのはいいのだけれど、前からの守備が無くってスカスカ。これじゃ高い位置でボールを奪ってという攻めができない。完全に守りに入ったシステム。上位チームにはともかく、新潟相手にこれは無いだろ。試合前から負けている。

相手にかわされた後で立ち止まるシーンが見られたのも心配。そこで立ち止まってどうする。お前が奪い返せ。


結局、立ち上がり5分のスルーパス一本であっさり先制。オフサイドトラップのかけ損ねですかね。

その後、新潟ごときにいいようにやられ、まったく見どころなし。

藤田、石川は相手サイドで十分に活躍し、柳下監督には、札幌の選手はもっと自信を持てと言われる始末。今の札幌はJ1だから勝てないのではなく、数年前よりも弱くなってしまっているのかもね。そんなことすら思わされる試合だった。

 

でも、諦めるとか、負けてもいいとかそういうことじゃないよ。可能性がある限り、応援しよう。サポートしよう。

札幌 やられたら 札幌 やりかえせ
札幌 やるなら 札幌 今しかないぜ!!

 

 


[コンサ] 2012 J1 第16節 鳥栖 vs 札幌

2012-06-30 23:59:59 | コンサ

2012年 J1 第16節 サガン鳥栖 1-0 コンサドーレ札幌 @スカパー


この日も北国暮らしの選手たちには鬼門の高温高湿度でいきなりヤバい。それでも、試合前からの雨でちょっと気温低下したか。

昨シーズンはJ2で戦った仲。相性が悪いとはいえ、互角の実力とみていた。ところが、J1に上がった今季、この成績の違いはどうしたことか。


序盤はプレスがそこそこ。しかし、奪ったボールを無駄なロングボールで失うことが多い。どういう意図で誰に出しているのかすらわからない。ただ前に蹴っているだけ。

コンサの選手では復帰した古田がいい。自分で持ち込んだり、裏に抜けたり。今日はキャプテンマークを巻いていることもあり、気合が違う。

左サイドの岩沼も安定している。やっぱりSBでは前貴之よりも断然いい。しかし、岩沼が上がっているのにパスが出ない。見えているのは山本くらい。これではただの体力の無駄使いになってしまう。

鳥栖はボールを持ってもビルドアップできないのか、FWへのロングボール中心。上に強くて下に弱いJ2戦法のまま。しかし、鳥栖はJ2戦術でも徹底しているし、ちゃんとボールもつなげられる。

札幌は後半からキリノ、内村、近藤と立て続けにFWを入れ、ペースをつかむものの、やっぱりゴールは奪えず。それどころか、後半ロスタイムにまさかの失点。

入れ替わりで投入された攻撃側にくらべ、交代選手のいなかった守備側に疲労が見えたのは仕方がないとはいえ、あそこで上がってくる選手を誰も見ていないというのはいただけない。


なんというか、へたくそな攻撃型チームと、徹底守備型チームの対戦という、J2でよくみられる展開。そしてもちろん、シュートも枠に飛ばない。まさにJ2でよく見た展開。それでも、しっかり勝ちきるのが鳥栖のサッカー。

J2時代と同じサッカーを続け、それなりの結果を残して迷いの無い鳥栖。J2時代からJ1に通じるサッカーをと構築してきたパスサッカーがまったく通じず、迷い続ける札幌。

それがはっきりと表れた試合だった。

 


[コンサ] 2012 J1 第15節 札幌 vs G大阪

2012-06-30 14:42:21 | コンサ
2012年 J1 第15節 コンサドーレ札幌 0-4 ガンバ @スカパー


リーグ17位と18位の裏天王山。実力差は歴然とはいえ、なんだかんだ言っても、ガンバに勝てるチャンスは今しかないかもしれない。なんて思ってましたよ、わたしも。

実はこの日、どうしても臨出しなきゃならなくて、リアルタイムでは見られなかったんだけど、帰宅するときにtwitterで結果を知ってがっかりでした。見られないときに勝っちゃったら、ジンクス的にどうしようと悩んでいたのだけれど、まったくの杞憂でした。


代表選期間明けのリーグ再開時から、ベテラン中心の布陣になったけれども、失点時にも仕方がないかという淡白な感じが多くなってしまった気がする。そうならないように抑えるのがベテランの仕事なんじゃないかと思うんだけど。特に前半、3点目が入るまで、負けてるチームの戦い方には見えなかった。

やっぱり、札幌に来るような選手には、それなりの理由があるんだということですかね。技術的な面や体力的な面だけじゃなく、精神的にも。前半で札幌の時間帯と言えるのは前半10分過ぎに一度いい形があった以外は、すべて3失点後の終了間際。3失点して初めて目が覚めるだなんて、遅すぎるだろ。


1失点目は遠藤のコーナーキックから、ボールがパチンコ玉状態でポンポンと跳ね返ってのゴール。一つ目でなんとかはじき返したかった。

2失点目は豪快なミドルシュート。中盤のプレッシャーが形式的で、とりあえずこれくらいやっておけばいいかという感じに見えてしまう。

3失点目は遠藤のフリーキック。杉山は予期してたはずなのに反応が遅れて届かず。思ったよりもシュートスピードが速かったのか。

4失点目は後半ロスタイム。右サイドから崩されて、後ろから上がってくる選手を誰も見てない。前がかりになってカウンターを喰らうならまだしも、ロスタイムにこれは無い。集中力が保てていなかった。


大阪はビルド一辺倒だけじゃなくって、カウンターも鋭くて、どうして17位なのかわからない。まぁ、うちのディフェンスがしょぼすぎるのかもしれないけど。

岡山は悪いけど、やっぱりベンチ要員じゃないかと。マーク外したり、振り切られたりすることが多すぎる。杉山はビッグセーブもあったけれど、何でもないボールで危なっかしい場面もあり、信頼感はまだまだ。やっぱり最終ラインから後ろに怪我人が多いと、守備は安定しない。

攻撃では、マイボールになってからの一発目のパスにミスが多くて、もったいなさすぎる。そして波状攻撃を喰らう、と。

後半、大島にボールが入るようになったのは、ロングボールの競い合いではなく、足元のボールが多くなったせい。なおかつ、少し下がり気味の位置で捌けるようになったのは周囲の押し上げもあり、大島が最前線ではなくなるようになっていたせい。これはジオゴの時から同じ。石崎式ワントップがうまくいくのはこの形しかないのだけれど、それを選手が分かっていないのか、わかっていてもできないのか。

良かったと言えば、古田、宮澤、上原と、攻撃のキーマンが怪我から復活してきたことぐらいだろう。彼らが入ってからは面白いシーンが多くなった。まぁ。相手に遠藤がいなくなったこともあるんだろうけど。

それにしても、河合のイエロー4枚目は痛い。次節の鳥栖戦は芳賀に頑張ってフル出場してもらわなければいけなくなった。


ただでさえ、見劣りするメンバーで怪我人が相次ぐとチーム崩壊に至るのはある程度仕方がないが、ここをしのがないと、本当にゲームオーバーになってしまう。7月の補強にどの程度期待していいのかわからないのだけれど、スーパースタークラスが入ってこないと、チームを変えるというところまではいかないような気がするんだよな。J1のサブメンバーくらいじゃ焼石に水。ブラジルのトップリーグのレギュラーくらいじゃないと。もちろん、それには資金が足りず、夢のまた夢か。


[コンサ] 2012 J1 第14節 仙台 vs 札幌

2012-06-16 23:59:59 | コンサ

2012年 J1 第14節 ベガルタ仙台 4-1 コンサドーレ札幌 @ユアテックスタジアム仙台


部長直々の臨出要請を振り切って参戦した仙台。俺の気持ちはお星さまには届かなかった。やっぱりお前ら、仙台の味方か。


この日、お披露目された新曲は『Do The Hustle』。ファンク・ザ・ピーナッツの『太陽にくちづけを!』でも有名。

札幌やられたら 札幌やりかえせ 札幌やるなら 札幌いましかないぜ ララララ……

赤黒の風船にビッグフラッグ、SAPPOROタスキ。俺たちにアウェイは無いとばかりに、ゴール裏の演出を続けてくれるUSのみなさんにはいつも感謝しています。

しかし、これだけゴール裏が盛り上げてくれているというのに、試合のしょぼいこと。

 


試合序盤から、押し込まれるとすぐにボランチがディフェンスラインに吸収されて、1ラインになってしまう。マイボールの時の押上げも無い。試合序盤の失点を恐れてDFが下がり過ぎた感じ。やっぱりSBが絞るので、サイドが空く。このスペースをどうするつもりなのかが見えない。この試合でもここを使われている。

前半8分ぐらいの波状攻撃はよかったのだけれど、残念ながら単発に終わる。こうやって前から行けばチャンスが生まれるんだが、いかないのはなぜなのか。札幌の選手は判断が遅いのか、単純に頭が悪いんじゃないかと疑ってしまう。


しかし、30分までは悪くなかった。序盤をしのぎ切って余裕が出たのかもしれない。それにしても雑なプレーでボールを失うことも多くて、もったいない。

大島に競わせるのはいいのだが、周りにこぼれ球を拾うためのサポート選手がいないのはどうしたことか。ジオゴにしろ、前田にしろ、1トップがうまくいったときは、1トップに当てるのではなく、1トップの選手が器用に動いてマークを外す動きをした時だった。石崎式1トップはそういうプレーじゃないと成り立たないのじゃないか。


前半ロスタイムに失点。岡山が滑ったのがきっかけ。こういう事故がらみの失点が多くて、やっぱりツキも無いと思う。柳沢のヘディングも外れてたのに、山本に当たってのゴールだったし。

Jリーグ初先発のGK杉山は当たっていた。やっと本調子になってきたということか。

前半、シュート10-4、それ以上に、CK8-0という差が大きい、なんども右サイドをえぐられて、ピンチをしのいでもコーナーキックに逃れるのがやっと。しかし、これが後半への布石になってしまう。


後半は開始早々に右サイドを破られて、今度は柳沢のどんぴしゃシュート。警戒しながらの前半の立ち上がりに比べ、追わなければならない後半は前から行ったせいでDFラインが崩れてしまった。

その直後に仙台のクリアミスでオウンゴール。これで雰囲気が変わってくれれば良かったのだが……。

しかし、コーナーキック崩れから、右サイドからのクロスをヘディングで決められ、3失点目。その後、また何度もサイドをやられる。またかよと言う感じ。
さらに、プレッシャーもかからなくなって、いいようにやられるようになってしまった。

それもあって、キリノ、芳賀を投入。しかし、その芳賀は左サイドバックなんだか、それとも河合が下がった3バックなんだか、よくわからない変則的な感じのシステムへ。(監督インタビューでは3-5-2)

キリノもどうやって攻撃に絡むのかがよくわからない感じ。裏に抜けたいのか、足元に欲しいのか、まったくわからない。相手ボールのときにチェイスしているのはわかるが、マイボールになると行方不明とはどういうことか。

そして、右コーナーからまたヘディングで失点。

どんどんプレッシャーがかからなくなって、ボールを回され放題。よく後半3失点で済んだという感想だが、それで済んだのは杉山のがんばりのおかげ。

DFの立て直しが必要なのは誰が見てもはっきりしていると思うんだけど、ほかに人がいません。やっぱり山下の移籍は痛かった。7月の補強は山下出戻りでもいいんじゃないか。まぁ、ありえないと思うけど。

 


[コンサ] 2012 ヤマザキナビスコカップ Bグループ 神戸 vs 札幌

2012-06-09 16:55:43 | コンサ
2012 ヤマザキナビスコカップ Bグループ ヴィッセル神戸 2-2 コンサドーレ札幌@スカパー


すでに予選敗退が決まったチーム同士の完全消化試合。しかし、両チームとも敗戦続きで何かを変えたいところ。

そんな中、前節に続いて札幌はいきなりの2失点。

1点目は榊がペナルティエリア内で相手選手に足をひっかけられて、PKを与えてしまう。

この1点目でまったく動けなくなるDF陣。ゴール前に張り付いてプレスもかけられず、相手ボールを見送るだけ。

2点目は低いDFラインの前からフリーで上げられたボールを、ゴール目の前でつながれて失点。あの位置で誰もプレッシャーをかけに行かなければ、そりゃいいボールも入るだろうさ。

これで前節と同様に一方的な展開になるかと思いきや、そこは若梟ががんばった。

PKを取られた榊が一気にDF裏に抜け出してシュート、キーパーがはじいたボールをさらに胸トラップからボレーシュート。ちょっと当たり損ねだったが、これが返って絶妙な感じのループになってキーパーの頭上を越えてゴール。

このプレーに引っ張られるかのように、札幌の選手たちが息を吹き返す。

その直後には、杉山からのパスをもらった岡本が神戸ゴール前まで独走。そこからパスを出すかと思いきや、意表を突いてそのままシュート。これが決まって、あっさり同点。

そこからはほぼ互角の展開。

後半は湿度77%の過酷さの中で両チームに足の攣る選手が出て来るが、カウンターの打ち合いでお互いにチャンスを作る。しかし、追加点なく、結局2-2で引き分け。


怪我人が多く、ベストメンバーどころか、ポジションによっては選手がいなくなるくらいの中、山本が先発復帰、さらに18歳の小山内貴哉が初先発。山本は当初からの予定通りに途中交代。しかし、小山内は90分間やり遂げた。これは朗報。小山内はちょっと判断が遅かったり、セルフジャッジでチャンスをつぶしたりしていたが、その辺はこれからの成長を待ちたい。

しかし、なんと練習中に奈良が怪我したとかで、先発発表だったのに急遽、櫛引に交代。まだ札幌に呪いは続いているのか。


今日の試合は、前節同様にズルズルといきそうだったところを、流れを引き戻した榊翔太のゴールに尽きる。やっぱり、ここ数試合の不甲斐無さは自信喪失というメンタル面の問題だったのだろうか。フレッシュな選手が夢中で頑張れば、中堅やベテランもそれに釣られてアゲアゲで行けるのかもしれない。

まだ調子を盛り返したとまではいかないまでも、悪い流れは今日の試合で終わったと思いたい。

来週はJ1再開。相手は首位の仙台。って、えー仙台首位なのかよ。かつてのライバルはみんな遠いところに行ってしまうな……。