先週まで華やかに咲き誇っていた桜の花々も、この数日の雨ですっかり散ってしまいました。
本日は久々の晴天ということもあり、近所の教会が告げる時の鐘の音を聞きながら散歩をしていると、風に乗って沢山の桜の花びらが舞っていました。
桜吹雪という言葉も陳腐に思える光景を目の当たりにし、キレイだという感情と、どこか寂しさが入り混じった複雑な思いになりながら、ふと足音を見ると、先日までは緑だけだった場所に、黄色いタンポポの花々が元気に咲いていました。
そして昨日までの雨が乾き切っていない桜の木々には、小さくも力強い緑の葉が。
華やいだ季節は終わっても、時は緩やかに、そしてしっかりとまた次の季節に向かって動き出しているようです。
※写真:自宅アパートの庭に咲く春の花々