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拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

人生に感動を

2011-08-01 | 旅人のひとりごと

先程イタリアから帰ってきました。

今回は土日を利用し、ヴェローナのアレーナで毎年夏に行われる、野外オペラ祭の「アイーダ(Aida)」を鑑賞し、何度でも訪れたいと思う程自分にとって特別な存在であるヴェネチア(ヴェローナから電車(ES-City)で70分)に立ち寄りました。


先週は週末を含め殆ど寝る間も無い程仕事が多忙で、正直行くのをよそうかとも考えたのですが、素晴らしいアイーダの舞台に感動し、夏のカナルグランデ(ヴェニスの大運河)の美しさに感動して、すっかり心が元気になりました。


東京で働いていた頃は、毎日片道1時間半程かけて朝早くから通勤し、夜も終電近くまで仕事をしたりしていると、土曜日は1日ぐったりと寝て過ごし、体の疲れをとっていたものですが、今回の週末旅は自分的に心の疲れをとる為だったのかも、、、と思ったりもします。


そういえば以前みた日本のテレビ番組で、人は感動し涙を流すとスッキリ疲れがとれるという検証実験をやっていました。


それは映画だったり、音楽だったり、時には人の温かい真心だったりといった「感動」が、私達を元気付けてくれるようです。



我々の人生と日常には「感動」が必要だな!と、改めて感じた週末のショートトリップでした。


※写真:ヴェローナの野外オペラで灯されるアレーナのキャンドルライト

「JIN-仁」が残してくれたもの

2011-06-28 | 旅人のひとりごと


JIN-仁-2 完結編の最終回をみました。

歴史に残るであろう名作と言っても良い、本当に、本当に素晴らしいドラマだったと思います。

今回の最終章では、東日本大震災の被災者や家族の方々、そして震災で大きなダメージを受けた日本全体へ向けられていると感じる幾つかの言葉が、強く自分の中に残りました。

その中でも特に象徴的な次の言葉。



「死んでいった者達が、もう1度生まれてきたいと思えるような国を作ること」




最終話の平均視聴率が日本人の4人に1人、瞬間最高視聴率は日本人の3人に1人がみたとも言われる、今クール最高の注目ドラマだった「JIN-仁-2 完結編」ですが、この言葉は、今年3月の東日本大震災で大きな傷を負った日本と日本人に、もう1度頑張る力を与えてくれるものだと思います。




前作と比較して今作は、「どのように生き、死んでいくか」という、いつか誰もが必ず迎える「死」と、そこに至るまでの「生」といった、人間の本質的なテーマとより向き合った作品だったと思います。


その中で、たとえ歴史の中にその名は残らなくても、「自分が生きた証、想いは未来へと繋がっていく」のだと、このドラマは語っているような気がします。




今年インターネットを通して中東で広がった民主革命。

同じようにこのドラマを見た多くの日本人が、自分達の手で日本の未来に再び光を灯そうとしたならば、それは大きな力となり得るかもしれません。



毎週楽しみにしていたこのドラマが終了しとても残念ですが、このドラマが残してくれた想いは、自分を含めた、多くの人々の記憶の中で生き続けて行くと思います。

福島原発の影響範囲

2011-06-03 | 旅人のひとりごと


我が家の食卓の貴重な和食材だった、日本製の納豆(個人的に大きめな中粒が好み)が、いつも買っていた日本食材店から消え、当面入荷見込みなしとなりました。

原因は福島原発事故後、EUが日本食品の輸入規制をかけたからだとか。
(過剰なチェック等で関連費用がかかりすぎて、採算が合わないみたいです)


他にも多くの日本食材が、ドイツ等への輸入規制対象となっており、在ドイツの日本食材店や日本食レストラン等に、大きな影響が出ているそうです。


福島の問題は、ドイツの原発対策にも大きな衝撃を与え、先週末のベルリンの反原発デモ後、ドイツ政府は全ての原発を2022年までに停止させることを決めました。
(代替となる電源購入先のフランスやチェコは、原発を使っていますが。汗)


日本の政治は駄目だ駄目だと言われつつも、個人的には何とか頑張って欲しいと思っているのですが、この数日の内閣不信任案提出、そして否決に至るまでの経緯等、メディアを通して聞こえてくる政局争いの茶番劇には、本当にうんざりしてしまいます。



被災地の現状は本当に深刻で、復興までの道のりは大変だと思います。


しかしそれだけではなく、世界各地で福島原発問題の影響が今なお出続けているといる事実、そしてそれが日本の経済や、日々の生活に大きな影響を大きな影響を及ぼすという現実を、もっともっと日本の政治家に実感して欲しいと思う今日この頃です。



この非常事態に打つ1手が、後の日本の未来に大きな影響を及ぼすというのに、こんなことで、本当に日本は大丈夫なんでしょうか。。。。。



※写真:冷凍庫から解凍した最後の納豆


Ground Zeroに「USA!USA!」の歓声が響き渡った日

2011-05-05 | 旅人のひとりごと


自分の生まれ育った場所で築いてきた価値観とまったく違う、別の価値観の中で日々生活していると、時々何がなんだかわからなくなりそうな時があります。


2011年5月2日、国際テロ組織アルカイーダ指導者ウサマ・ビンラーディン殺害の「朗報」が世界で駆け巡りましたが、実は先述の「何がなんだかよくわからなくなる」のと似たような感覚を覚えました。



その直後、インターネットで偶然目にしたアンパンマンの作者、やなせたかしさんの言葉に少し救われた気持ちになりました。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110503-00000010-pseven-soci



個人的には昔から自分の顔を食べさせてしまうヒーローは、実写にしたらかなりホラーな話だと思っていますが(笑)、次の言葉には大きな共感を覚えます。



正義って普通の人が行うもの。

正義とは困っている人を助けること。

ひもじい思いをしている人に、パンの一切れを差し出す行為を「正義」と呼ぶのです。





自分の住んでいる欧州を含めて、「やられたら、やり返す」は世界の常識です。

もちろんNYで沢山の一般市民が犠牲になった、「9.11」は決して許される行為ではありません。



しかしアメリカの言う正義は、立場が変われば180度別のものになってしまう正義だと思います。


アメリカがアフガニスタンで、イラクで、そして今回パキスタンで行った行為は、個人的には正義ではなく「報復行為」だと思っています。
(イラクに関しては報復ですらないと思います)

そこに「正義」という言葉を繰り返し使われることには、正直違和感を覚えてしまいます。



目には目を、歯には歯をのハンムラビ法典ではありませんが、「やられたら、やり返す」は世界の常識ではあるものの、それがまた負の連鎖を起してきたのも、人類の歴史の事実です。


Ground Zeroに「USA!USA!」の歓声が響き渡ったこともニュースになっていましたが、9.11の時と同じように、今後無関係な普通の人達に、さらなる報復の刃が向けられないか心配です。


ではどうすればよかったのか?もし自分が被害者の遺族だったらどうだろうか?

そんな言葉に対して、何が正解なのかはよくわかりません。

もし自分にとって最も大切な人が殺されたとしたら、絶対にその相手を自分は許さないであろうとも思います。


しかし、「ビンラディンには賛成しないが、逮捕し裁判を行うべきだった」というエジプトの退役軍人の話は、なぜか納得感があります。



良いか悪いかは別として、負の連鎖を断ち切るには、どこかでその輪の外側へ抜け出すしかないのでは?と、個人的には思っています。

例えその相手を一生許せないとしても。



※写真:NYのGround Zero(2009年12月)

善意の輪が被災者の方々に届きますように

2011-03-21 | 旅人のひとりごと


今住んでいるフランクフルトのアパートの、ドイツ人の大家さんから、チューリップを戴きました。

チューリップの花言葉は「希望、前進」らしく、「今回地震・津波で被災した日本の皆さんが、この苦難に負けず、希望を持って前に進んでくれることをお祈りして、この花を贈ります」と書かれたメッセージが添えられていました。


このつぼみが咲く頃には、原発の問題が収まり、被災にあった方々の生活が少しは落ち着いているといいなと願いをこめて、この花に毎日水をあげようと思っています。


TVで連日報道されている今回の震災の被害は、言葉にならない程痛ましく、同じ日本人として本当に辛く悲しい出来事ですが、ネット上でも日本だけでなく、世界中から沢山の善意と励ましの思いが寄せられています。


この善意がさらに大きな輪となって広がって、被災者の方々に届けばいいなと思っています。

日本は独りぼっちではない

2011-03-18 | 旅人のひとりごと


ドイツでは福島原発問題に関連する過剰なパニック反応が相変わらず続いています。

日本からドイツへ戻ってきた人達の話を聞いても、原発事故の影響を懸念し、日本を脱出しようとする在日外国人で飛行機は満席だという話を耳にします。


3月17日には、日本の震災の影響から想定される世界経済の混乱を想定してか、比較的安全な資産と言われるスイスフランや日本円に投資が集中し、1ドル=76円25銭の戦後最高値まで急騰しました。

輸出業中心の日本の経済に対する、極度の円高による影響を懸念していましたが、本日嬉しいニュースを目にしました。



「G7が数兆円規模で円売り協調介入」



これを反映して、3月18日の日本時間午後時点では、震災前の規模程度の1ドル=81円まで戻っています。

世界各国が日本の混乱収拾の為に、金融や経済の分野まで手を差し伸べるのは、正直これまで記憶にありません。

日本は独りぼっちではないのだと、強く印象づけられる出来ごとです。


そして地震や津波被害による救援物資や、原発事故対策等についても、各国から次々に支援の手が差し伸べられようとしています。



今回の東日本大震災から発生している一連の被害は、本当に本当に辛く悲しい出来事で、まだ幼い命がたくさん失われているというニュース1つとっても、激しく胸をしめつけられる思いですが、「困った時こそ助け合う」という気持ちが、世界レベルまで広がっていることが、暗闇に差す光のように感じます。


原発対応や被災者支援等、依然予断を許さない厳しい状況が続きますが、希望を持って見守りたいと思います。

災害対策に当たる皆さん本当にご苦労様です。1人でも多くの命をつなぐ為よろしくお願い致します。

2011-03-17 | 旅人のひとりごと


地震と津波により閉鎖されていた仙台空港が、本日一部復旧され、自衛隊機の離発着が可能になったというニュースを目にしました。

これにより被災地への救援物資運搬について、また少し希望が持てるようになってきました。



一方で、現在日本を襲っている冬並みの寒波や、水、食糧、防寒用具の不足が、被災者の皆さんを苦しめています。

せっかく命が助かったのに、このような状況下において、避難所で命を落とす方々も出始めています。



今回の被災者の方々とはまったく次元が違いますが、自分も昔、日本テレビのバラエティ番組に出演していた頃、番組の企画で最長3日間、水だけで生活した事もありましたが、満足な食事もない状況というのは本当に辛く悲しいものです。

また水さえも充分でない状況や、必要な医薬品も足りない状況下においては、せっかく助かった多くの命をさらに失うことになりかねません。


既に関係各位で何らかの対策を打って戴いているかもしれませんが、メディアを通して伝わってくるのは、現地で食糧、水、医薬品、生活用品等の命をつなぐ為の物資が、圧倒的に不足しているという情報ばかりです。



先日このブログで、「困った時こそ発想転換」という一文を書きましたが、その観点から言うと、物資を送った後の空っぽになった、戻りの車や飛行機をなんとかうまく活用できないかという考えが、自分の頭をよぎっています。


これは被災現場を知らない、机上の素人考えかもしれませんが、「発想の転換」の一案として、空になった輸送車&飛行機に被災者の方々を乗せて、より暖かく、交通網や物資が比較的充分な場所へ、移動戴くような方法は可能でしょうか?



体が不自由であることや高齢、怪我や病気が理由で、長時間の移動が困難な方々もいるかと思います。


親族の安否確認が終わっていなければ、自分だけ安全な場所へは移動できないと思います。


それでも、被災地で救援を待つ方々の絶対数が減れば、1人あたりに配られる物資も、比較的行き届きやすくなると思いますので、体力がある元気な方々、安否確認がとれた家族、希望者等だけでも任意で、「皆で命をつなぐ為の一時避難対策」として、避難所の再移動等の、何か有効な一手を打てないだろうかと考えたりもします。



3月の日本で温かい場所というと、真っ先に思い浮かぶのが、沖縄、鹿児島、宮崎あたりですが、こんな時こそ柔軟な発想ができ、地元自治体へも影響力のある、東国原元宮崎県知事あたりに頑張って戴き、宮崎県の施設で被災者の一時受け入れをして戴くようなことはできないのでしょうか。


技術的にこれが可能な場合、政府が打診をすれば、震災の痛みを知る兵庫県は、喜んで手を挙げてくれるのではないでしょうか。


この半世紀で最大の国難とも言える今回の震災を乗り越える為に、同じ日本人として皆で知恵を絞って、何とか助けあうことができればと思います。



間も無く東日本大震災発生後1週間が経過し、また原発問題対応も依然予断を許さない非常に厳しい状況ということで、災害対策を行う関係各位や、現地で救援活動を行う自衛隊の皆さんも、疲労がピークにきていると思います。


災害対策に当たる皆さん本当に、本当にご苦労様です。


1人でも多くの命をつなぐ為に、引き続きよろしくお願い致します。

今できることは、冷静に、希望を捨てず、信じて祈ること。そして毎日の生活をやり抜くこと。

2011-03-16 | 旅人のひとりごと


福島原発事故の混乱が続く中、シュツットガルトやデュッセルドルフ、ベルリン等のドイツ各地で、原発反対の大規模なデモが行われました。

その影響からか、ドイツ政府が同国内にある原子力発電所17基のうち、1980年までに建設された古い原発7基を、3か月間一時停止することを発表しました。
(ちなみに日本の原発保有数は、2008年時情報で世界第三位の55基。最多はアメリカの104基。世界にある全原発の約12%を日本が保有。ドイツは世界の3%強程度の原発保有国)


ルフトハンザドイツ航空が、東京行きフライトをソウル経由にすることを、昨日このブログでも少し書きましたが、ついに本日から当面フランクフルト及びミュンヘンからの、東京行き全便を欠航することを発表しました。
(自社乗務員の安全性を考慮し、当面名古屋便及び大阪便についてもソウル経由便のみの運行のようです)


現在ドイツの反応は、正直過剰すぎるものだと思いますが、残念ながら世界(特に欧州)ではドイツの意見が多数派のようで、昨日の金融市場でも大きな影響があり、15日の東証株式市場が、下落率過去3番目となる1015円安、そして今や世界の金融市場は連動しており、ニューヨーク株式市場でも連鎖して暴落しています。


そんな中でも福島の原発では、現場の方々が文字通り命をかけて頑張っています。



現在の福島原発をとりまく世界の反応は、明らかにパニック状態ですが、パニック売りはいつまでも続かず、原発の状況が安定し震災の復興が始まれば、金融市場はいずれ必ず元に戻ってきます。



今我々にできることは、冷静に、希望を捨てず、ただ信じて祈ることです。



そしてそれぞれの立場で、毎日の生活をやり抜くことです。



福島の原発対応にあたる全ての人達が、最善を尽くして頑張ってくれることを信じて、エールを送りたいと思います。






福島原発事故に対するドイツでの報道

2011-03-15 | 旅人のひとりごと


福島原発事故について、ドイツでもトップニュースになっています。

ドイツは一昨年頃から、これまでの原発縮小論から一転させ、再度原発は必要だという政策を進めてきましたが、今回の福島原発事故をきっかけに、原発政策の再見直しを表明しました。


ルフトハンザドイツ航空は、これまでのフランクフルト=成田の直行便を、ソウル経由へ変更し、当面自社スタッフを東京にSTAYさせないことも検討しているそうです。



そういったドイツ国内の論調が影響しているのか、チェルノブイリを引き合いに出し、日本は危ないから自国民(ドイツ人)は早く脱出すべきだとか、今日本に行ってはいけないとか、日本に家族がいるならドイツに呼び寄せた方がよいといったことを、周りの知人のドイツ人から言われたりもします。


しかしそれは、福島原発の現状を踏まえた上でのコメントなのかかなり微妙で、いたずらに不安を煽っているものも多いように思えます。
(ドイツ語のニュースをあまり見ないので、ドイツ人からの伝え聞きですが)


このような事態でもちろん最優先されるべきは、国民の安全と命。
そしてその次には経済を含めた、国民の生活への影響対策です。


今日も近所のドイツ人から、「日本政府は情報を隠しているに違いないから、政府から出される情報は無視して、早く日本の家族をドイツに呼び寄せなさい」と言われました。


どこかの共産圏の国と日本を一緒にしないで欲しいという思いと、無関係な人達にこんなこと言わせている日本政府の情報公開レベルに、正直苛立ちを覚えています。
(近所のドイツ人は親切心から言ってくれたのだとは思いますが)


先程、日本時間の深夜5時台に、政府と東電が一体の対策本部を設置することが発表されました。

また日本政府が国際原子力機関(IAEA)に、専門家を派遣するよう要請したことは、ドイツでも話題になっています。


菅総理が東電本社に乗り込んだ映像を見ても、「もう東電には任せておけない」ということなのでしょう。


今は必要以上に日本国民、そして世界に対して不安を増長させないためにも、まずは日本政府がしっかり情報開示をし、国内外の専門家の英知を集めて、最善の対策を打って欲しいと思います。


今起きているのは、日本のみならず、世界の歴史にも刻まれるであろう、大きな事態です。


後世に賞賛されるような対応を日本政府がしてくれることを、心からお願いするとともに、今回の問題が少しでもよい形で解決されることを、強く強く祈っています。

今大切なのは目の前の困難に負けない強い気持ち。皆で力をあわせて東日本大震災を乗り越えましょう!

2011-03-13 | 旅人のひとりごと


2011年3月11日に発生したM9.0の東日本大震災ですが、その後の津波や火災の影響により、万人規模の被害が出ているのではないかと言われ、福島の原子力発電所の事故・冷却装置停止不具合等も重なり、日本国民のみならず、世界中(特に原発に電力を頼る欧米諸国)が「他人事ではない」と注視しています。


震災後72時間が重要と言われていますが、災害発生から3日目を向かえ、人命救助のタイムリミットも刻一刻と近づいています。


電力不足による明日からの計画停電により、既に首都圏の公共交通機関等の影響も予定されています。



自分の仕事範囲等の周りを見渡しても、来月4月からの2011年度は回復兆候の実感がありましたが、客観的に見れば今回の震災により、日本経済が大きな打撃を受け、これまで以上の不況の波に飲み込まれる可能性があり、週明け月曜日に再開される金融市場でも影響が懸念されます。



それでもこんな時だからこそ、気持ちを強く持って、全ての日本人が当事者として、この震災を乗り越えなくてはいけません。




欧米の西側諸国をはじめ、反日感情の強い中国でさえ、今回の震災の中での日本の頑張りには賞賛しており、各国が「日本は沈まない」と言ってくれています。



中東の混乱による化石燃料や物資の高騰を含め、国外の取り巻く環境も依然厳しく、もう駄目だと諦めてしまった時から、日本は本当に沈没していってしまいます。



もちろん震災復興の為の国税投入や、政治レベルで効果的な対策を打つことはとても重要です。


もちろん義援金等の募金活動等も、積極的に参加していかなくてはいけません。


そしてスポーツや音楽、芸能等、チャリティ活動を通した金銭的及び精神的な、復興支援も大変重要でしょう。



しかしそれだけでなく民間レベルも含めて、全ての日本人が一致団結して、自分達の職場やプライベートでも、ポジティブにこれまで以上に積極的に攻めて、日本経済を盛り上げていくことが大切だと思います。
(経済が盛り上がれば税金収入も増え、復興へ回せるお金をさらに増やすことができます)



民主党政権も、次の選挙で政権を失うかどうかの大きな岐路に立っていますが、日本中が注目するこの困難をしっかりと乗り越えれば、ピンチをチャンスに変えることができるかもしれません。


そしてそれは政治家だけでなく、日本経済や文化、医療薬品、エネルギー関連・教育等多岐に渡り同じだと思います。



今、世界中が日本を注目しています。



ここ最近の民主党と自民党の国民を無視したかのような、呆れるばかりの下らない政局争いと同じく、日本の外側から見れば、小さな島国の中で日本人同士が互いに足を引っ張っているような局面は、経済や民間レベルでも多数あるように思います。



今回、直接的な影響を受けている首都圏を含めた東日本だけでなく、阪神淡路大震災を経験した関西圏も、約16年前の当時の出来事が重なり、当事者と同様の思いを持っているのではないかと思います。


このピンチを全ての日本人が力をあわせ、チャンスへと変える時です。


当事者である我々日本人の力で、決してうつむくことなく、しっかりと前を見て自分達の持ち場で頑張ることで、この困難を乗り超えていきましょう。


日本の、そして自分達自身の未来の為に。