リスペクトコラムです。
あっという間にパリ五輪終わっちゃいましたね。今回はほとんど生中継観戦ができず、留守録観戦ばかりでしかも翌日以降も多かった影響で、本当に頭の上を駆け抜けていった印象が強いです。今大会は特に観る球技として男女のバスケが加わったために、観戦に忙しかったですね。結果を知った上での観戦もいくつもありました。今大会で前評判はある程度高かった球技競技の検証はまた後日として、体操の岡選手に続き、岡山ゆかりの選手がメダルを獲っています。まずはセーリングの吉岡選手。
【岡田奎樹/吉岡美帆が銀メダルを獲得丨パリ2024セーリング・男女混合ディンギー】
「パリ2024オリンピックのセーリングは現地時間8月8日、マルセイユ・マリーナで男女混合ディンギーのメダルレースを行った。日本からは岡田奎樹/吉岡美帆が出場。メダルレースまでの8レースで総合3位につけ、この日を迎えた。
岡田/吉岡組はメダルレースで3位に入り、総合順位を一つ上げて2位。銀メダルを獲得した。日本勢がセーリングでメダルを獲得するのはアテネ2004以来となる。」
NHK関連ニュース:https://www.youtube.com/watch?v=0oAN2gPLBPI
吉岡選手、銀メダルおめでとうございます。吉岡選手は岡山本社のベネッセホールディングスに所属していますが、ベネッセさんは1997年にベネッセセーリングチームを創設され、2000年より企業スポーツとして取り組んでおられます。今回吉岡選手の快挙で一つの成果を出しましたね。
五輪そのものを振り返ってみましょうか。まず個人的に思うのが、ひょっとしたら2024大会は東京五輪だったかもしれないという点。コロナ禍ですったもんだしていた時に、東京大会は2021年では2024年にスライドを申し入れたが、IOCに却下されたと思います。多くの観客が会場にいるシーンを観ながら、東京ではこうできなかったのかと悔しい気持ちもありました。
【開会式】
サプライズが大きく、個人的には良かったと思います。今までならスタジアムの更新なのですが、セーヌ川の船での行進というのはお洒落じゃないですか。他の演出もアートを感じさせる見事な出来栄えでした。伝統的な式典をやめて、競技場ではなくパリの街全体を開会式の会場にしたというのが斬新。そしてその一番の象徴がエッフェル塔ですか。過激などいろいろと批判も出た演出ですが、チャレンジという面では大目に見てあげてもいいかも。
バッハ会長がこれで退任という事で、日本人の方が次期IOC会長に立候補されるとか。W杯とともに五輪も汚職ばなしが多いので、何とか改善して欲しいものです。
【日本の成績】
〔金メダル数〕
パリ五輪:20個
・柔道(3個)
女子48kg級 角田夏実/男子66kg級 阿部一二三/男子81kg級 永瀬貴規
・スケートボード(2個)
女子ストリート 吉沢恋/男子ストリート 堀米雄斗
・フェンシング(2個)
男子エペ個人 加納虹輝/男子フルーレ団体
・体操競技(3個)
男子団体 日本/男子個人総合 岡慎之助/男子種目別鉄棒 岡慎之助
・レスリング(8個)
男子グレコローマンスタイル60kg級 文田健一郎/男子グレコローマンスタイル77kg級 日下尚
女子フリースタイル53kg級 藤波朱理/男子フリースタイル57kg級 樋口黎
女子フリースタイル57kg級 櫻井つぐみ/女子フリースタイル62kg級 元木咲良
男子フリースタイル65kg級 清岡幸大郎/女子フリースタイル76kg級 鏡優翔
・ブレイキン(1個)
Bガール AMI(湯浅亜実、ゆあさ・あみ)
・陸上競技(1個)
女子やり投 北口榛花
東京五輪(前回):27個
(空手1・競泳2・柔道9・スケートボード3・体操2・卓球1・ソフトボール1・フェンシング1・ボクシング1・野球1・レスリング5)
リオ五輪(前々回):12個
(競泳2・体操2・レスリング4・柔道3・バドミントン1)
金メダルの数では20個(海外大会最多)で3位。メダル総数も2個増えて45個となり、最終的に6位「入賞」が確定。過去2回を比べた特徴。増えた部分だけです。レスリングは2大会ともいずれも女子が4個。これに男子が東京は1個、パリで4個が加わった形。男子が強くなりました。あとはフェンシングの他、ブレイキンなど目新しい競技が1つずつ増えたのかな。逆に減ったのは東京大会限定の空手や野球、ソフトボールの他、柔道が9個から3個と弱体化した感じ。今度は今回イマイチに終わった球技(主要ボール競技)を見てみましょう。
〔球技(主要ボール競技)〕
・競技名 :リオ /東京 /パリ(その前の成績)
・男子サッカー:G敗退/4位 /8強(ロンドン4位、アテネ・北京G敗退)
・女子サッカー:G敗退/8強 /8強(北京4位、ロンドン銀メダル)
・男子バスケ :11位 /11位 /11位(モスクワ~リオ出場無し)
・女子バスケ :8位 /銀メダル /12位
・男子バレー : - /7位 /7位(ロンドン・リオ出場無し)
・女子バレー :5位 /10位 /9位(ロンドン銀メダル)
球技(主要ボール競技)については、後日1つずつ検証していこうと思います。こうして見比べると、女子サッカーの銀メダル(ロンドン)、女子バスケの銀メダル(東京)がいかに快挙だったかがよくわかります。男子サッカーは波が大きいですね。グループリーグは無双だったのに、準々決勝であっけなく敗退。女子サッカーは実力的に8強あたりで固定化している印象。男子バスケは大会1勝が目標レベル。女子バスケはやはりホーバスさんの功績が大きく、他のHCではなかなか伸びない印象。バレーは男女ともよくわかりません。直前のネーションズリーグの強さは何だったのか、男子の世界ランク2位って何なの? そんなに簡単に上がるものなの?と思ってしまいました。まぁブラン、真壁監督と実力者が就いてもこれくらいの成績でした。世界との差はまだまだ大きいと。
という事で、当ブログなりのパリ五輪の振り返りでした。次はロス五輪ですか。何と言っても'84年の大会を思い出します。あの頃からオリンピックを強く意識して観始めた記憶があります。その前のモスクワ大会はボイコットしていて印象が薄く、その分商業化したロス大会はインパクトが大きかったです。ロス大会は'32年にも開催していて3回目の開催。52年後と40年後の開催。ならば東京大会も40年後なら2060年に開催できるのかと思ってみたり。でも日本の五輪関係では汚職のイメージがつきまとい、札幌大会誘致も頓挫しており、期待は薄い。どうしてこうなっちゃったのか。何とかコロナ禍のリベンジ開催をお願いしたいですね。
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