リスペクトコラムです。
今回のパリ五輪は、男女のサッカー、バスケ、バレーと球技種目が相倒れですね。あっ、男子バレーが今日頑張っていました。ドイツW杯で優勝し、ロンドン五輪で銀メダルだったなでしこジャパンも、アメリカ戦で競り負け、またしても8強の壁を打ち破る事ができませんでした。アメリカ戦はこの週末しっかり観れましたが、おっと1次リーグのナイジェリア戦がリスペクトできていませんでした。留守録もできていなかったので、またネット情報でリスペクトしたいと思います。まずはナイジェリア戦。
【1次リーグ:ナイジェリア戦】
【サッカー女子 なでしこ 2大会連続の準々決勝進出 パリ五輪】
「日本はブラジル戦から先発メンバーを4人入れ替え、北川ひかる選手や植木理子選手などが今大会初めて先発に名を連ねました。試合は日本が前半から主導権を握り、22分、長谷川唯選手のスルーパスに反応した植木選手がゴール前に折り返し、走り込んだ浜野まいか選手が落ち着いて流し込んで先制ゴールを決めました。
さらに32分、植木選手のシュートがクロスバーに当たって跳ね返ったところにフォワードの田中美南選手が反応し、自身今大会初ゴールで2点目を奪いました。
その後、ナイジェリアに1点をかえされましたが、前半のアディショナルタイムにゴール正面でフリーキックを獲得すると、けがのため第1戦と第2戦を欠場し、今大会初出場となった北川選手が直接決めて、再び流れを引き寄せました。
後半は身体能力が高い相手にゴール前に攻め込まれてシュートを打たれる場面もありましたが、守備の集中力を切らさずしのいで、3対1で快勝しました。日本は予選リーグを2勝1敗、勝ち点6とし、グループ2位で東京大会に続き2大会連続で準々決勝進出を決めました。」
ここまでは良かったです。守備の集中力を継続でき、ナイジェリアを圧倒して勝ちました。そして、グループリーグを2位通過。でも次の準々決勝の相手はアメリカとなりました。過去を振り返ると、圧倒されてその厚い壁に跳ね返され続けてきた記憶しかありません。でも今回は違いました。FIFAランクを見ると、アメリカはいつの間にか5位になっていました。過去になでしこの選手はアメリカにも移籍すべきと書きましたが、昨日の試合を観ると、かつての光は失せていたようにも思いました。
【準々決勝:アメリカ戦】
2011W杯決勝、ロンドン五輪決勝の相手という因縁の相手。1勝30敗8敗という対戦成績。全チーム最多9得点。直前のシービリーズカップでは1-2で負けています。その時に前半1分で得点した清家選手が今日は先発です。怪我と聞いた藤野選手も出ています。日本は3バックで守備の時は5バックになる形。個人的には今日勝てればメダルが取れる印象かな。
キックオフ。日本の出だしはアグレッシブ。やはり、アメリカがずっとボールを回してます。日本は守備をコンパクトにしてミドルゾーンに絞っています。10番のホラン選手が日本のDFラインの裏を狙っています。やはり、アメリカはパワーサッカーというプレーをしていますね。解説では日本はアメリカにボールを持たせていると言っています。しかし、思ったよりは日本は戦えている印象。日本は最近の主要大会ではベスト8の壁に跳ね返されています。
アメリカはヘイズ新監督になって組織的なプレーになったと解説。アメリカはスタッフの数が選手の倍くらいいるそうです。何じゃそりゃ。
日本は集中して今のところ上手く守れています。アメリカはボールは持っているが、上手く攻められない感じ。しかし、今日は過去に観たアメリカのイメージよりは、そこまでは威圧感は薄いですね。上手く守っていると思います。ボール支配率はアメリカが70%以上。田中美選手のシュート、ナイストライ。もう少し決定力を上げて欲しい。
惜しいシュートシーンがありました。好機に守屋選手が吹かす。今日のスタジアムはパリ・サンジェルマンのホームだそうです。USAコールが響いています。前半終了。よく守りました。
後半スタート。清家選手に替わって濱野選手投入。やはり今日のアメリカはあの強烈さがありません。それだけテクニカルになったのか。前半より日本のチャンスが増えていて、局面局面で冷静な対応が見えます。ここで田中美選手に替わって植木選手投入。アメリカの選手が監督の指示のメモを渡していました。何をやってくるのか。しかし、昔のアメリカはウェートトレーニングをした恰幅のいい選手が何人もいるイメージでしたが、今日のアメリカは、体で吹っ飛ばすようなそんな選手いないなぁ。ここで藤野選手に替わって宮澤選手(昨年W杯得点王)投入。飲水タイム。
一進一退が続く。お互い相手ゴールに迫って、シュートを打つが難しい。でも日本はまだまだしっかり守っています。どちらの選手もよく動けています。ロスタイムでもお互い攻めては、シュートブロックされという展開。日本のCBは集中しています。相手が倒れて、PKかとヒヤッとしたシーンもありました。後半終了。延長戦です。
延長前半スタート。古賀選手に替わって高橋選手投入。アメリカの攻撃が続く。解説・実況がやたらラベル選手の立ち位置を気にしています。日本は集中しているので、守備が崩されていません。ニッポンコールが起こっている。しかしここまでアメリカと互角に戦っているなでしこは今まで観た事ないです。日本が強くなったのか、アメリカが弱くなったのか。後者かもしれません。日本が2回相手ゴールに迫る。惜しかった。
ロスタイムに斜めの位置からミドルシュートを決められてしまう。日本痛恨の失点・・・ 0ー1。確かに上手いシュートでした。延長前半終了。
延長後半スタート。北川、長谷川選手に替わって林、千葉選手投入。アメリカは明確です。しっかり守って行けたらカウンターという戦術。ボールを回して時間稼ぎに会場からブーイングが起こる。日本が積極的に前掛かりになって攻めるが、アメリカの守備に阻まれる。ここでホイッスル。もう少しでアメリカに勝てました。またしても8強の壁を越えられず。なでしこジャパンのパリ五輪も終了しました。
なでしこジャパンが終戦を迎え、日本サッカーのパリ五輪は終わりました。何となくあっけなかったように感じます。まぁなでしこの場合は、元々男子と比べて期待感はやや低かったので、アメリカ戦と聞いてしんどいとは思っていました。勝てばメダルに手が届き、負ければ今までと同じ終わり方かと。
確かに弱くなったアメリカにもう少しで勝てましたが、結果は結果。サッカーの歴史ではパリ五輪ベスト8とだけ記されます。これからですね。まずは男子のレベルまでアップしないと。かつてW杯の頂を極めたチームならできるはず。また、検証します。
#がんばろう石川 #がんばろう能登