湘南ベルマーレの事例６１

　リスペクト（事例紹介）コラムです。
　当ブログで設定する理想的市民クラブの「二卿」のうちの一つ（もう一つは川崎さん）の久々の登場です。Ｊクラブでは選手による学校訪問、ホームタウン市内全校というのも、いわゆる「給食先生」もごく普通の事業になってきました。そん中、湘南さんで更に一歩先を行く「応援給食」が登場しました。何でも'14年からスタートしているようですが、'15年から選手プロデュース給食が登場したようです。知らなかったです。広島さんのスタグルで選手考案のコラボ弁当というのはありましたが、小学校の給食を選手全員で考えるというのは素晴らしい事業です。平成27年度の平塚市の公式ＨＰに記事がありました。以下、引用して紹介。
　　　
【湘南ベルマーレ選手プロデュース給食が実施されるまで】
「平成２７年度は、湘南ベルマーレの選手におすすめの給食を考案していただき、選手プロデュース給食として実施することとなりました。また、選手プロデュース給食の７月もしくは９月の実施に先立ち、港小学校で選手と児童が交流する「ふれあい給食」が行われました。」
引用：平塚市公式ＨＰ

　以下、時系列で動きを紹介します。
平成26年度：　市内の小学生から湘南ベルマーレを応援するメニューを募集し、最優秀賞を「湘南ベルマーレ応援給食」として提供
平成27年４月24日：　クラブ側と第一回目打合せ（クラブ側：クラブ営業本部長）。選手への依頼。
　　　　　　 ５月13日：　６名の選手から給食の献立が提出され、栄養士により献立を選出。大竹、武田２選手の案に決定
　　　　　　　　　　　　　　「「磯薫る湘南給食（大竹選手 考案）」、「武田食堂（武田選手 考案）」
　　　　　　 ７月  ３日：　湘南ベルマーレ選手プロデュース給食の実施することに先立ち、港小学校で選手と児童が交流する「ふれあい給食」を実施。
　　　　　　　　　　　　　　 武田選手、大竹選手、坪井選手、アンドレバイア選手が参加。
　　　　　　 ９月　　 　：　湘南ベルマーレ選手プロデュース給食提供を開始
引用：Ｊ２湘南公式ＨＰ
　　　
　素晴らしいですね。おや、現在Ｊ２岡山の背番号10番の大竹選手の名前があります。選手プロデュース給食を発案とかしていたのですね。岡山でもそういう活動して欲しいですね。最初の年は小学生がチームを応援するメニューを考えて、応援給食としたのですが、その翌年は今度は選手が子ども達の給食メニューを考えるという事で、まさに地域に根を張る素晴らしい活動です。
　そして、平成29年ですが、そして今季、湘南ベルマーレ応援給食で、今年は選手全員で考案した給食が、平塚市内全小学校に登場したそうです。それに先立って、ふれあい給食（いわゆる給食先生）が実施されたそうです。以下、引用して紹介。

【For4プロジェクト活動報告：９月20日実施分：2017年湘南ベルマーレ応援給食】
「平塚市立花水小学校にて選手とのふれあい給食を実施しました。本日参加したのは神谷選手、藤田（祥）選手、野田選手、表原選手、下田選手の5名です。学校に到着すると子どもたちにお出迎えしていただき、各教室でベルマーレ応援給食をいただきました。
　応援給食のメニューはキングベルの鉾をイメージしたベルマーレパン、GET3をイメージした肉団子の甘辛ソースかけ、ブロッコリーなどベルマーレカラーの具材を使用したクリームシチュー、湘南らしく海の素材を使用した海藻サラダ、海をイメージしたマーレゼリーです。」
「給食後は体育館に移動し、交流タイム。選手の足技を披露したり、一緒にボールを蹴ったりと会場は大盛り上がり！　 会場は子どもたちの歓声と笑顔で溢れました！」
引用：Ｊ２湘南公式ＨＰ
　　　
　今回、花水小学校以外の市内小学校は翌週から順次応援給食が実施されたそうです。ホームタウンの小学生にチームを周知するのに、オリジナル学習ドリルだったり、無料招待するなど様々な事例を見ました。Ｊ２岡山は３回に分けて市内全校を選手が訪問しました。湘南さんは、全校に応援給食の提供です。どういう形であれ、将来のファン・サポーターになる地域の子ども達へのＰＲはとても大事な事です。
　湘南さんは次節にもＪ１復帰が確定するのかな。神奈川県は多くのＪクラブがある激戦地区。そんな中で湘南さんは、こうして地域に根ざし、地域から幅広い支援を受けながら、圧倒的強さでＪ１のステージに上がっていくのですね。
Ｊ１湘南関連：63｜62｜61｜60｜59｜58｜57｜56｜55｜54｜53｜52｜51｜50｜49｜48｜47｜46｜45｜44｜43｜42｜41｜40｜39｜38｜37｜36｜35｜34｜33｜32｜31｜30｜29｜28｜27｜26｜25｜24｜23｜22｜21｜⑳｜⑲｜⑱｜⑰｜⑯｜⑮｜⑭｜⑬｜⑫｜⑪｜⑩｜⑨｜⑧｜⑦｜⑥｜⑤｜④｜③｜②｜①