J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化等「岡山からJリーグ百年構想を」。情報リスペクトブログ。

第3のサッカー3(ブラインドサッカー)

2017-10-10 00:01:53 | スポーツ文化・その他

 生観戦レポです。
 最近、Jクラブで異競技連携が広がっているブラインドサッカーですが、一度生で観たいと思っていたところに情報が舞い込みました。フェイスブック関係でチラッと見かけたのですが、しっかりキープしていました。そして昨日、その日が来ました。この日は夕方から某所で某用事があり、移動が大変で行く気になるかなと思っていましたが、やはり車に乗っていました。
 お昼に久しぶりに、児島の「せんや」さんに行く。ファジの元選手、丸谷さんの実家のラーメン店です。たぶん中国リーグ時代以来の訪店だったのですが、当時Cスタでお会いしたおばちゃん(丸谷さんの叔母?)に声をかけられる。やはり、覚えられやすい顔らしい。悪い事できません(笑)。丸谷さん、今はどうされているのかな。
   
 やってきました宇野港フットサル、この時以来です。ファジのスクールもあるためか、ファジの自販機やポスターも見られました。「西日本リーグ2017 第2節」で、岡山初開催だそうです。横の広場で開会式が行われていました。玉野市サッカー協会の方々が仕切っておられました。ビーチサッカーといい、やはり玉野市サッカー協会は県内最先端で新しいサッカーを追及されているなぁと実感。会長さんの顔を見た覚えがあるのだが、大昔過ぎて完全に失念。たぶん、県サッカー協会関係だったと思いますが。地域性のあふれた充実感ある開会式でした。
 出場は以下の3チーム。
・岡山 DEVIL BUSTERS:https://www.facebook.com/devilbusters.okayama/
・兵庫サムライスターズ:https://www.facebook.com/samuraistarsblindfootballclub/
・A-pfeile広島BFC:http://home.hiroshima-u.ac.jp/apfeile/
 
 岡山のチームについては、県のHPにも紹介されていますが、岡山経済新聞に紹介記事がありました。以下、引用して紹介。
「岡山県立岡山盲学校(岡山市中区原尾島4)を中心に活動しているブラインドサッカーのチーム「岡山デビルバスターズ」が4月25日、結成から2年を迎えた。」
「監督の安藤久志さんがブラインドサッカーに出合ったのは約10年前。数年間、週末に東京の活動に参加し、指導者資格を取得した。けがで右の視力が下がり、視野は限定されているという安藤さんは、岡山でもプレーする楽しさを伝えようと2015年に告知を始めた。視覚障がい者、他の障がいがある人、健常者が集まり現在のメンバーは約18人、協力者・サポーターも数人いる。」
引用:岡山経済新聞
   
 広島はアンプティサッカーの方が盛んな印象です。今回、開会式の後に観戦したのは岡山対兵庫の公式戦です。人工芝のフットサルコートにブラインドサッカーの試合コートが設営されていました。大きさはフットサルと同じなのかな。違いはサイドの高さ1mのサイドフェンス(ピッチボード)がタッチライン上に置かれている事。日本を代表するスポンサーの名前が並んでいて、岡山っぽくない光景。ゴール付近にもフェンスが少し置かれていました。
 プレー中は大きな音を立てないで欲しいが、ゴールなどプレーが切れた時は声援をお願いしたいと場内アナウンスがありました。そばにボールがあってこっそり足で触ってみる・・・ 基本的にフットサルと同じだが、カチャカチャ音がする。
   
 選手入場。アイマスクを付けたフィールドプレーヤーは4人、アイマスクを付けないGKで合計5人。フットサルと同じです。相手ゴール裏にコーラーというプレーヤーがいて、ピッチ内選手にゴールまでの距離や角度をコールしています。うまく相手ゴール前まで、ボールを運んで、コーラーの指示をもとにシュートを打つイメージです。あと、よくフェンスに体が当たります、というよりは体を当てます。ボールも一度フェンスに当てるシーンが多い。フェンスがこのサッカー競技の重要なアイテムである事がよくわかりました。
 試合結果は0-4で岡山は兵庫さんに負けました。失点シーンを見ましたが、やはり力の差は歴然でした。兵庫さんが攻めの姿勢だったのに対して、岡山はまだプレーするので精一杯という印象。でも、あれだけの応援、盛り上がりがあるし、岡山チームも頑張っていたので、今後に期待が持てます。
   
 こういう試合には知った顔はいないだろうなと思っていたら、「ボランティアされてますよね?」と声をかけられました。岡山チームの女性スタッフで、FSSの福さん。「この活動もやってるんです」と。同じポジションになった事がないので、こちらは全く覚えていなかったのですが、驚きです。あと、元ベルサポ&ボラの松氏も登場。思わず「何でここにいるんですか?」と口にしてしまう(笑)。「フェイスブックで告知されていたでしょ」と。うーむ、やるなと。
 知った顔はたぶんいないだろと思って行ったのに、結果的にボランティア仲間2人と顔を合わせられたのはうれしかったですね。改めて、FSSに限らずボランティアメンバーは、広い視野と高い行動力がある事を再発見しました。確かに観戦だけでは物足りないから、ボランティア参加するという人も多いのでしょうから。
   
 いやぁ、初めて観れて良かったです。日頃偉そうにこのブログでいくら語っていても、今まで実際に生で観た事がないというのは説得力ないですから。
収穫ありました。これから岡山でブラインドサッカーが普及して欲しいですね。もう一つサッカーがあります。アンプティサッカーです。主に上肢、下肢の切断障がいを持った選手がプレーするサッカーで、従来のような障がい者スポーツでの専用器具を必要とせず、日常の生活やリハビリ・医療目的で使用しているクラッチ(松葉づえ)で競技を行います。今度はアンプティサッカーを観戦に行きたいですね。

 で、付加価値の高いJクラブで連携しているところが多いです。まずはJ2福岡。確かブラインドサッカーという競技名になる前から、実施されていたと思います。Jクラブでの状況はこちらの記事にしっかりあります。よくわかりますね。「障がい者サッカー」や「バリやフリーサッカー」とひとくくりしていますが、J1では仙台、大宮、甲府、G大阪、神戸、J2では福岡、水戸、群馬、東京V、金沢、徳島の名前が出てきます。ただ、この記事はJリーグの支援事業なので、実際はもっと連携していると思います。中にはちょっと選手が体験して終わりというところもあったようですが、ここまでできるかどうかが、付加価値が高いかどうかだと認識しています。
NPO法人 日本ブラインドサッカー協会公式HP該当ページ:http://www.b-soccer.jp/10576/event/20171008nishinihon.html
宇野港フットサルコート公式HP:
http://www.unokofc.com/
宇野港フットサルコート関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090203 

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