八王子にある東京薬科大学の植物園に先日行ってきました。京王堀之内駅からバスです。スポーツクラブの企画なら絶対に歩く距離ですが、これは別の団体で、案の定年配者が多く(私もその一人(^^))、バスに乗っていきました。距離によってバス運賃が変わっていくバスで、170円くらいでした(近い)。
もとは新宿にあったこの学校が40年ほど前に八王子の丘陵地帯に移転して薬用植物園も作られたようです。素敵なキャンパスです。(あー、私も一瞬薬剤師になりたいと思っていた時期があったなあと思い出しましたが、そのころはまだ新宿にあったのですね…)
薬用植物園らしく、植物脇には成分や用途の札があります。
薬用だけでなく、なんでも新潟から移してきた植物も、園内、林の中にたくさん咲いています。ここで見られる野生植物は約500種、栽培植物は1500種とパンフレットには書いてあります。
おなじみのニリンソウ。
コスミレ。
エンレイソウ↓。ユリ科。このように地味な花なのに「艶麗」とはこれ如何に…?
と思ったら「延齢」草でした(薬用植物)。
ムサシアブミ↓ 花が鐙(あぶみ)の形をしています。
これは中のストライプが素敵。(私はこのような派手なのは着ないけど)
ミヤマカタバミ↓。黄色いカタバミは厄介な草だけど、これは、はかない風情です。
園内の池には水芭蕉がちょうど見ごろでした。
最後に気になったのがこのつやつやの葉っぱ。↓小さな白いつぼみの塊が見えてますが、花はまだです。名札にはオサバグサとありました。
シダに似ているけれどケシ科。名前の由来は、葉っぱの形が機織りの筬(おさ)に似ているからだそうで、白い鈴のような綺麗な花が5~6月ごろ咲くようです。本州中部以北とか亜高山帯の植物で、普段この辺では見られません。花の時期になったらそれだけでも見にこようかと思いました。