時々通る野川沿いの道。何やら大きなカメラを抱えたおじさんたちが沢山います。
「カワセミでもいるんですか?」と聞いてみたら、「タシギ」。
言われて見たけど見えません。写真の中洲、手前のもしゃっと生えている枯れ草の下の方…。「…? 」
こういう鳥撮りの方たちはたいがい親切で、自分の撮った写真を見せてくれてやっとわかりました。タシギは枯葉と同じ色をしていました。大きさはヒヨドリよりちょっと小さいくらいか…。
ヒヨドリより体が丸くて、くちばしが長いです。
手持ちのコンパクトデジカメではこれが限界。
ロシアから渡ってきてるんだと教えてくれました。冬鳥です。あちらはよっぽど寒いのでしょうね。
冷たい水の中で餌をあさっています。↓ 二羽います。周りと同じ色合いで言われなければ分かりませんでした。
「心なき身にもあはれは知られけり鴫たつ沢の秋の夕暮れ」西行法師。
を思い出しますが、歌の「鴫」はこのタシギだという説が大体です。
私の一句は 「田鴫よりカメラの多い野川沿い」 (田鴫は秋の季語でした…)
ついでに、枯草の中にはクイナがいると教えてくれました。ただし出てこないんだとか。午後三時をすぎないと出てこないと…。鳥を撮るのも寒くて大変。
このコンパクトカメラ使用なので、写りはこれが限界。いいカメラも欲しいけれど、いいカメラはポケットに入れておくとかできないですね。
カルガモはまあまあ撮れるんですけど。これには誰も注目していなかった。