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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

今週の「読んで、書評を書いた本」 2012.12.10

2012年12月10日 | 書評した本たち

文藝春秋から出ているアンソロジー「精選女性随筆集」。

今回の「向田邦子編」(小池真理子:選)が最終配本となる。

1974年から81年までの作品を、3つの時代に分けた構成。

「父の詫び状」(77年)、「夜中の薔薇」(80年)などは、何回読んでも、そのうまさに感心してしまう。

あらためて巻末の年譜を見るまでもなく、亡くなったのは51歳だ。

“見える人”は年齢に関係なく、ものが見えていたんだなあ。




さて、今週の「読んで、書評を書いた本」は、以下の通りです。

波多野 聖 
『疑獄 小説・帝銀事件』 扶桑社

升本喜年 
『映画プロデューサー風雲録』 草思社

和田 竜 
『戦国時代の余談のよだん。』 KKベストセラーズ

鈴木琢磨
『今夜も赤ちょうちん』 ちくま文庫

菊池省三・関原美和子 
『菊池先生の「ことばシャワー」の奇跡~生きる力がつく授業』
講談社

* 上記の本の書評は、
  発売中の『週刊新潮』(12月13日号)
  ブックス欄に掲載されています。