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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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『任天堂~”驚き”を生む方程式』の出版を喜ぶ

2009年05月18日 | 本・新聞・雑誌・活字

嬉しい本が出た。

井上 理 『任天堂~”驚き”を生む方程式』(日本経済新聞出版社)。

著者の井上理(おさむ)君は、慶大SFC(湘南藤沢キャンパス)時代、「碓井ゼミ」の学生だったのだ。

現在は、日経BP社で「日経ビジネスオンライン」の記者として活躍しているが、こうして一冊になったものを読むのは、また格別。

その内容をひとことで言うなら・・・

任天堂の“強さ”の秘密に迫った!

・・・ということになる。

何しろ、あそこの情報管理は相当だし、内部のことがなかなか伝わってこない。

その意味で、岩田社長や宮本専務のみならず、伝説の“ミスター任天堂”山内さんにまでインタビューしているのは立派だ。

「ソフトが主、ハードは従」

「ソフト体質」

といった言葉が、山内さん、いや任天堂の強さを思わせる。

また、「運」というものを大事にしていることもそうだ。

任天堂という社名も、「人生一寸先は闇。運は天に任せ、与えられた仕事に全力で取り組む」から来ている。

山内さんの座右の銘が、「失意泰然、得意冷然」というのも凄い。


以前、テレビ東京で、任天堂の“一社提供番組”をプロデュースしていた。

「マリオスクール」と、「マジック王国」(日本初のマジックのレギュラー番組)だ。

京都の本社にも何度かうかがったが、この本に書かれているような“内側”には、そう簡単に触れられるものではない。

「よくぞ頑張った」の一冊だ。

ということで、教え子の出版を祝して、紹介させていただいた次第。


任天堂 “驚き”を生む方程式
井上 理
日本経済新聞出版社

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