明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

穏やかで優しい人として生きることが願いなんだけど

2009-10-24 01:54:45 | 仕事
今日は、生徒がわけのわからない文句をつけてきて、ややギレ。
全く関係のない、間に立ってくれた樋口先生に半ギレになってるし・・・
夫に話したら、
「樋口先生に、謝り!樋口先生、全く関係ないやん!」と言われた。
まさにそうです・・・

こういうところは、いくつになっても相変わらず子供なのである
いやいや・・・ほんま、反省せな。

生徒のことを「子供なんだから」という目で見ることができない。
攻撃されたときは特に
子供が子供に逆襲するのと同じで、それも多少は私のほうが賢いもんだから、
どうやって正論をわからせようかと、正しさを押し付けようかと、
そういう発想になってしまう。

いかん、いかん・・・大人げない
今度の授業で、ちゃんと大人らしく和解しよう。

30歳を超えてから、学んだことがある。
友達に話したとき、「そんなことに今頃気づいたん?!」と笑われたが、
人と意見がくい違ったり、理解し合えないことがあったとき、
「自分の正しさを主張すること」と「穏やかに人とうまくやること」
のどちらを選ぶほうが人生は楽しいか、ということを最近知った。

当然、後者である。

でも、30歳を超えるまで、ずっと前者だった。
今でも夫にはよく「かおりの言ってることは確かに正論や」と言われることがある。
とても憤慨されながら・・・

正しいことを言っていて、相手もそのことはわかっているのに、
なぜ相手は折れないんだろうかと、ずっとそれが不思議だった。
「まあ、いいやん」とか「わかった、わかった」という言葉で逃げたり。

なぜ?
私は別にいつも自分が絶対的に正しいと思っているわけではないし、
間違っていることがわかれば謝るし、考え方を正す。
でも、知りたいのは「正しいこと」なんだ!「真実」なんだ!
・・・ずっとそう思って生きてきた。

しかし、最近になって、世の中には白と黒のことだけじゃないと知る。
グレーのものがほとんどなんだと。
それを白黒はっきりさせようとした瞬間から、人との間に溝ができる。
もしくは高い壁ができる。

グレーはグレーでよく、その人の捉え方でいいのだ。

コナンには悪いけど、真実は一つじゃないってことね。

そんなことを最近になってようやく学んだのである・・・
でも、今日みたいにたまーに学んだはずのことを忘れ、
それも子供相手に本気でむかついたりしてしまう。
頭の中で、どんなふうに正しさをわからせてやろうかと、一瞬そんな計画が浮かぶ自分が怖い

いややなー、こんな先生・・・こんな大人・・・

もう穏やかに生きていくことを誓ったのだから、やめないと。こんな自分。

ひのきの伝説の講師・「さみ」ことAさんに、
この間「最近、学んだ」とこの話をしたら、
キョトンとした顔をして、それから、
「相変わらず、いっつも何か考えてるんですね~」
と言われた。

ああ、恥ずかしい・・・

彼女は白黒とグレーの問題で悩むことなんてないんだろうなぁ。
やっぱり人間の格が全く違うのだ。

半年くらい前、和田氏と焼鳥屋で飲んで話していたとき、
私が、何を思ったのか、このAさんか現講師のMさんのように、
穏やかな優しさをもった人間になりたくて、それを目指しているんだ、
と話したら、和田氏、大爆笑・・・
「目指すところが、ちゃうと思うわ」と。

「でも、なりたいねん!」と私。

いいよね・・・人間、夢や目標は高く!!

そう。
もう、いろんな争いに疲れて、今はただ穏やかに優しく生きたいのだ。

歳をとると丸くなるってよく言うけど、これはほんまやと思う。
丸くなった!!(これでも!

すぐキレるのは、自分に自信がないことの裏返しらしい。
まあ、そうなんだろうな・・・

この間、元生徒のコウちゃんの履歴書を手伝った時に、
「教えることは、教えられることなんやで」と偉そうに語ったけど、
本当にそうだなぁと、相変わらず思う。
子供(生徒)といると、いつもいろんなことを教えられる。
ひのきで働いていなかったら、私はずっと足りないままの自分だったろうと思うし。

やっぱり感謝かなぁ、ひのきには。
ちょっとずつでも、良くなってると思う。

「知性がなければ犯罪者になっています」
↑よく当たるという、大手企業で使用されている性格判断の結果