社内報をやっていたときにお世話になっていた、
取引先の常務だったFさん。
(現在は、もう退職されている)
結婚の報告や年賀状を出してみたけれど返事がなく、
お元気にされているのかなぁと気になっていた。
しばらくして、返事の年賀状が来たので、お元気だったかとほっとした。
同じ年代の方で、大きな病気をなさった方を知っていたので、
とりあえず元気なことだけ知れて嬉しかった。
そうしたら、今日、サプライズ!
Fさんから宅配で結婚のお祝いが届いたのだ。
志野の湯呑み。
薄い桃色をした、美しく上品な湯呑みだった。
私は志野が好きだといつも言っているが、
どうしてわかったんだろう、と思った。
なんと、お祝い金も包んでくださっていた。
なんだか胸がいっぱいになって、すぐにお電話をしたのだけれど、
残念ながら出られなかったので、とりあえず留守電をいれておいた。
でも、その後、Fさんから折り返しお電話があり、
久しぶりにお声を聞いた。元気そうだった。
私は少し泣きそうになった。
なんでも、この志野の湯呑は、奥様のご親戚の陶芸作家さんの作品だとか。
「茶の渋みがついたら、もっとカッコよくなるからね」
と、自分も使っていると教えてくれた。
東京の人の口調。
久しぶりで、一気にいろんな想いがこみ上げてきた。
これはもう私の勝手な片想い。
F氏のことは、父のように慕い、仕事における情熱を尊敬してきた。
7年くらいは一緒にお仕事をさせてもらったんだろうか。
取引先でありながら、同じ会社の仲間のように接してくれ、
時には一緒にディズニーランドへ行ったり、飲みに行ったり、
そういうお付き合いをさせてもらっていた。
退職され、たまにメールをするくらいになり、
私が社内報を辞め、いよいよつながりは途絶えた。
だけど、お元気かどうか、それだけ知りたくて、
思い切って年賀状を出してみたら、こんなお祝いが……。
「私、そんなつもりじゃなかったんです」と言うと、
「わかってるよ。ずっと気になっててね。贈り物するタイミングがなくて。
でも、うちの家内がお世話になった方に何もしないのは
失礼だっていうし、そんなら今回、思い切って送ろうと思って」
と言ってくださった。
ほっとして、
「私、年賀状差し上げたりするのも、ご迷惑かと思って……」
と言うと、「そんなことないよ。また何かあったらメールででも知らせてください」と。
そして、「焼酎じゃなくて、お茶を飲んでね」と笑った。
今年最初の、そして最大のサプライズ。
大切に、大切に、一生大切に使おう。
私の宝物だ。
取引先の常務だったFさん。
(現在は、もう退職されている)
結婚の報告や年賀状を出してみたけれど返事がなく、
お元気にされているのかなぁと気になっていた。
しばらくして、返事の年賀状が来たので、お元気だったかとほっとした。
同じ年代の方で、大きな病気をなさった方を知っていたので、
とりあえず元気なことだけ知れて嬉しかった。
そうしたら、今日、サプライズ!
Fさんから宅配で結婚のお祝いが届いたのだ。
志野の湯呑み。
薄い桃色をした、美しく上品な湯呑みだった。
私は志野が好きだといつも言っているが、
どうしてわかったんだろう、と思った。
なんと、お祝い金も包んでくださっていた。
なんだか胸がいっぱいになって、すぐにお電話をしたのだけれど、
残念ながら出られなかったので、とりあえず留守電をいれておいた。
でも、その後、Fさんから折り返しお電話があり、
久しぶりにお声を聞いた。元気そうだった。
私は少し泣きそうになった。
なんでも、この志野の湯呑は、奥様のご親戚の陶芸作家さんの作品だとか。
「茶の渋みがついたら、もっとカッコよくなるからね」
と、自分も使っていると教えてくれた。
東京の人の口調。
久しぶりで、一気にいろんな想いがこみ上げてきた。
これはもう私の勝手な片想い。
F氏のことは、父のように慕い、仕事における情熱を尊敬してきた。
7年くらいは一緒にお仕事をさせてもらったんだろうか。
取引先でありながら、同じ会社の仲間のように接してくれ、
時には一緒にディズニーランドへ行ったり、飲みに行ったり、
そういうお付き合いをさせてもらっていた。
退職され、たまにメールをするくらいになり、
私が社内報を辞め、いよいよつながりは途絶えた。
だけど、お元気かどうか、それだけ知りたくて、
思い切って年賀状を出してみたら、こんなお祝いが……。
「私、そんなつもりじゃなかったんです」と言うと、
「わかってるよ。ずっと気になっててね。贈り物するタイミングがなくて。
でも、うちの家内がお世話になった方に何もしないのは
失礼だっていうし、そんなら今回、思い切って送ろうと思って」
と言ってくださった。
ほっとして、
「私、年賀状差し上げたりするのも、ご迷惑かと思って……」
と言うと、「そんなことないよ。また何かあったらメールででも知らせてください」と。
そして、「焼酎じゃなくて、お茶を飲んでね」と笑った。
今年最初の、そして最大のサプライズ。
大切に、大切に、一生大切に使おう。
私の宝物だ。