明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

オードブルとウイスキー

2010-10-19 14:46:10 | 
ちょっと前の話になるが・・・
うちの(ほぼ)お隣さんのサントリー山崎のイベント「オードブルと愉しむ山崎 2010“秋”」へ行ってきた。

またしても、あや&としくん夫妻と・・・
夫同士が気持ち悪いくらい仲良しになって、毎日のようにメールをやりとりしている。
おかげで、私もあやと顔を合わせる機会が増えたが。

17時~だったので、16時に現地集合。
15時50分に家を出てOKという距離感が嬉しい

せっかくなので、まずは有料テイスティングへ。
100円、200円で飲めるウイスキーもあるが、やはりここに来たら、普段は飲めないものを飲むべし!



左から、山崎25年(2300円)、ボウモア25年(1300円)、マッカラン25年(1400円)。
値段は、すべて僅か15ml!!
ゴクッと飲んでしまったら、一口か二口である
でも、普通のバーではまず置いていないし、置いていたところでこんな額じゃ飲めない。
ボトルで買えば10万クラスだ・・・

4人で順番に舐めるように飲んでいった。
どれが旨いかというのは好みでしかないが、やっぱり山崎25年の評価が一番高かった。
ボウモアは前に12年と比べて飲んだら、熟成されたまろやかさに驚いたが、
こうして他のものと比べて飲むと、やはりスモーキーさが感じられる。
マッカランにいたっては、12年のほうが美味しいように思った。

17時からは蒸留所見学が始まる。
もう20回くらい行ってるので、私が案内できるくらいだ
今回は特別講座イベントということで、いつもより説明が丁寧だったようだ。
あやととしくんは子供の時以来で(彼らも町内に住んでいたので、私と同じく社会見学がサントリーだった)、
とても興味深く説明を聞いていた。
私もやっぱり樽の貯蔵庫に入ると興奮し、「ウイスキー造りはロマンやなぁ」といつものセリフをつぶやいた。

そして、いよいよウイスキーテイスティング!



山崎10、12、18年、白州12年が並んでいる。
まずはこれらの違いをテイスティング。

ウイスキーは、単に年数を重ねていれば美味しいというわけではない。
よく勘違いしている人がいるが、山崎12年をあと6年寝かせても18年にはならない、ということだ。
もともとブレンダーが求めている味わいになるようにバッティングしているわけで、
10年、12年、18年は全く味の設計図が異なるものだ。

山崎18年は、シェリー樽原酒を中心にしているので、甘い。
どっしりとコクがある熟成感。
熟した果実のような香りと味わいが特長だ。
これはこれでとても好きなウイスキーなのだけど、
やっぱり山崎12年を飲むと、サントリーが力を入れているだけあって優れたウイスキーだなぁと思う。
ミズナラ樽原酒を中心とした、オリエンタルな香り。
複雑で奥行きがある味わい。
スペイサイドにもアイラにもない、日本のウイスキーだ。

余談になるが、日本のウイスキーといえば、サントリー以外にニッカがある。
宮城峡蒸留所へも行ったし、宮城峡や竹鶴はとても美味しいウイスキーだと思う。
だけど、美味しさのレベルではなく、私は山崎を飲むと郷愁に近いものを感じる。
安心感にも似ている。
それは、同じ地下水で育ってきたからなのだろうかとふと思う。

さて、テイスティングの後はお待ちかね!オードブル!



新たな山崎10年でハイボールを作り、さらに新たな山崎12年もいただける。
12年はストレートでもロックでもよし。

オードブルは、
・季節の野菜のディップ
・醤油豆
・鰤の照焼 白葱添え
・お茶飯のしぐれ煮巻き
・チーズの味噌漬け
・チョコレートジャム(バケットと共に)

以上、6品。

これが、ま~~、全部旨い!

野菜のディップは、「あけがらし」という米麹、芥子、麻の実、生絞り醤油、三温糖を仕込んだというものに
ゆでたブロッコリー、カリフラワー、蕪を付けて食べる。
よく知っている味のようで、食べたことがないようで・・・
なんとも不思議に美味しくて、みんな大絶賛だった。
これはお取り寄せして、日本酒にもぜひ合わせてみたい

しぐれ煮巻きの「牛肉しぐれ煮」は、松阪・和田金のもの。
値段を見たら、400gで7800円!
そりゃ、ほんのちょっとでも旨いはずやわ。

チョコレートジャムも美味しかったなぁ。
チョコとウイスキーの組み合わせ、大好き

鰤も醤油豆もチーズ味噌漬けも、全部美味しかった!
日本酒とあわせたほうがいいなぁと思うものもあったが、
とりあえず大満足!!
あやととしくんも大喜びだったのでよかった。
「ウイスキーはあんまり・・・」と言っていたあやもウイスキーの旨さに開眼していた。

終了したのが19時前だったので、近くで飲もうということになり、高槻へ。
二人の肥えた舌を満足させられるのは、「四万十川」しかないだろうと、久しぶりに行ってみた。
高知のものしかなく、店主がちょいと個性強いのだが(いい人ではある)、ここのタタキは絶品だ。
焼酎の店なので一緒に行く人を選ぶため、あまり人を連れていけないのが難点である。

祝日の夜だというのに満席で、初めて2階へ上がらせてもらった。
勉強していた息子を追い出し、急遽、お座敷ができた。
なんだか民宿に泊まりに来たみたいで、私たちだけで、すごく落ち着けたのがよかった。

かつおのたたきを頼んだ。
かつおのある時期でよかったなぁ・・・
藁で焼いてくれるこのタタキは、ほんまに旨い。
口の中に入れた瞬間にふわっと藁の香ばしさが広がる。
タタキはほんのりあたたかくて柔らかく、甘味と香ばしさで口の中がいっぱいになる。
としくんが、いつものように
「いけますなぁ・・・」とつぶやいた

あとは、ウツボのから揚げだなぁ。
ねっとりとしたゼラチン質がやみつきになる。

久しぶりに芋焼酎を飲んだが、焼酎もたまに飲むと美味しいなと思う。
また、ここの焼酎ラインナップはとてもいいし、安い。
いっぱい食べてとても満足した。

ウイスキーに焼酎・・・
満喫した1日。
そして、帰りに「じゃあ、次はワイン会で!」と約束した。
飲んでばっかりやなぁ・・・
でも、楽しいなぁ・・・
1対1の友達が、夫を交えて2対2になって、前よりもっと楽しくなった。
まあ、夫同士がやたら仲がいいのが、ちょっと気持ち悪いけど・・・

最新の画像もっと見る