◎ずっと夢だったんだ。ここに来ることが。
木曜日の昼間ということもあって、ブルース・フェスティバルを観に来ている人はまばらだった。
だけど、屋台も出ていて、楽しい!
日本のお祭りの夜店みたいな感じで、ホットドッグ、ピザ、ハンバーガー、ビール、ジュース、アイスなど、いろいろ売っている。
ブルース・フェスのオリジナルTシャツや帽子も売っている。
購入はすべて金券なので、最初にいくらか購入した。
シカゴ・ブルース・フェスティバルは、今年で24回目。
グランド・パークというでかい公園の中に、ステージが5つ特設され、
木曜から日曜日までの4日間、昼の12時~夜9時までずーっとひたすら
誰かが演奏している・・・という、ブルース・バカにはたまらない祭りだ。
もちろん、演奏を観るのは無料。
大物も出るし、ローカル・バンドみたいな、名の知れないバンドも出る。
その数、およそ70バンド。
出演プログラムを見てみたが、あまり知っているブルースマンはいない。
バディ・ガイとか見たかったなー。
だけど、私も彼もあまり「誰が出演するか」ということは気にかけなかった。
そこが今回、ツアーの人たちと少し異なっていたようだ。
私と彼はもうただ、ブルースの洪水の中で、ビール片手に泳いでいられたら、
それだけでいつも最高で。
私なんて、12年以上前から夢に見て、憧れて、死ぬまでに一度はと願って、
そうやってやっと来たブルース・フェスなのだ。
その会場にいられること自体が震えるほど嬉しかった。
出演しているブルースマンの名前も知らないけれど、私と彼は「耳」だけを頼りに、ふらふらと会場の中をうろついた。
「あっちでいい感じのブルースやってるわ」
「あー、あの曲好きやわ、たまらんな」
そう言って、ビール片手にあっちのステージ、こっちのステージと移動して、
照りつける太陽の下、ふらふらになるまでブルースを浴びた。
(↓ほら、まだこんなに人もまばら)
でも、今も、これらの名前も覚えていないバンドのことばかり思い出す。
めちゃめちゃいい音出してて。
すっごく「ブルース」で。
「いかにも!」って感じの定番曲ばっかりで。
もうベタベタのシカゴ・ブルース!!
ただ、幸せで幸せで、溶けていきそうだった。
もちろん、合間にはジャンキーなものをいろいろ食べる。
やっぱり、ディープディッシュピザだね。
シカゴ・ピザ!!
これとビールが合うんだ、ほんと。
ビールを買うたびに、パスポートの提示を求められたのだけはまいったけど。
係りの人も、私の年齢確認するたびに苦笑だ。
「俺より年上のオバチャンに年齢きいちゃったぜ。東洋人はわからん。ファンタスティック!」
と、心の中で呟いていたことだろう・・・
そして、この日のメインステージのトリは、ブルースの女王、ココ・テイラー!!
我らがシュンさま、菊田俊介さんがギター!
さすがに前のほうの席はいっぱいで、私たちは後ろのほうだった。
でも、ステージが始まると、皆に紛れて前のほうに押し寄せてみた。
すぐ怒られて退散したが・・・。
菊田さん、カッコよかったなぁ
ふと、菊田さんの夢は叶ったのかなぁ、なんて思った。
日本からアメリカにわたったとき、一体どこまで辿り着くことを目指していたんだろう。
皆が、菊田さんにあたたかい声援と拍手を贈る。
ふと、後ろを振り返れば、もうすっかり暗くなってしまった会場の向こうのビルに、「THE BLUES」の電気文字。
なかなか洒落たことするじゃないか、シカゴ!
結局、この日は昼からラストの9時までずっと会場にいてブルースを聴いていた。
もう9時間もブルースの洪水を泳いできたというのに、
まだちっとも満腹していない。
それどころか、もっともっと、と欲しがっている。
40度のバーボンを口の中で転がして、水みたいにブルースに溶けていく感じを味わいたくて仕方がなかった。
ブルース・フェスの主催者の方、バーボンも売ってよ!
この夜の話は、その5へ続く・・・
木曜日の昼間ということもあって、ブルース・フェスティバルを観に来ている人はまばらだった。
だけど、屋台も出ていて、楽しい!
日本のお祭りの夜店みたいな感じで、ホットドッグ、ピザ、ハンバーガー、ビール、ジュース、アイスなど、いろいろ売っている。
ブルース・フェスのオリジナルTシャツや帽子も売っている。
購入はすべて金券なので、最初にいくらか購入した。
シカゴ・ブルース・フェスティバルは、今年で24回目。
グランド・パークというでかい公園の中に、ステージが5つ特設され、
木曜から日曜日までの4日間、昼の12時~夜9時までずーっとひたすら
誰かが演奏している・・・という、ブルース・バカにはたまらない祭りだ。
もちろん、演奏を観るのは無料。
大物も出るし、ローカル・バンドみたいな、名の知れないバンドも出る。
その数、およそ70バンド。
出演プログラムを見てみたが、あまり知っているブルースマンはいない。
バディ・ガイとか見たかったなー。
だけど、私も彼もあまり「誰が出演するか」ということは気にかけなかった。
そこが今回、ツアーの人たちと少し異なっていたようだ。
私と彼はもうただ、ブルースの洪水の中で、ビール片手に泳いでいられたら、
それだけでいつも最高で。
私なんて、12年以上前から夢に見て、憧れて、死ぬまでに一度はと願って、
そうやってやっと来たブルース・フェスなのだ。
その会場にいられること自体が震えるほど嬉しかった。
出演しているブルースマンの名前も知らないけれど、私と彼は「耳」だけを頼りに、ふらふらと会場の中をうろついた。
「あっちでいい感じのブルースやってるわ」
「あー、あの曲好きやわ、たまらんな」
そう言って、ビール片手にあっちのステージ、こっちのステージと移動して、
照りつける太陽の下、ふらふらになるまでブルースを浴びた。
(↓ほら、まだこんなに人もまばら)
でも、今も、これらの名前も覚えていないバンドのことばかり思い出す。
めちゃめちゃいい音出してて。
すっごく「ブルース」で。
「いかにも!」って感じの定番曲ばっかりで。
もうベタベタのシカゴ・ブルース!!
ただ、幸せで幸せで、溶けていきそうだった。
もちろん、合間にはジャンキーなものをいろいろ食べる。
やっぱり、ディープディッシュピザだね。
シカゴ・ピザ!!
これとビールが合うんだ、ほんと。
ビールを買うたびに、パスポートの提示を求められたのだけはまいったけど。
係りの人も、私の年齢確認するたびに苦笑だ。
「俺より年上のオバチャンに年齢きいちゃったぜ。東洋人はわからん。ファンタスティック!」
と、心の中で呟いていたことだろう・・・
そして、この日のメインステージのトリは、ブルースの女王、ココ・テイラー!!
我らがシュンさま、菊田俊介さんがギター!
さすがに前のほうの席はいっぱいで、私たちは後ろのほうだった。
でも、ステージが始まると、皆に紛れて前のほうに押し寄せてみた。
すぐ怒られて退散したが・・・。
菊田さん、カッコよかったなぁ
ふと、菊田さんの夢は叶ったのかなぁ、なんて思った。
日本からアメリカにわたったとき、一体どこまで辿り着くことを目指していたんだろう。
皆が、菊田さんにあたたかい声援と拍手を贈る。
ふと、後ろを振り返れば、もうすっかり暗くなってしまった会場の向こうのビルに、「THE BLUES」の電気文字。
なかなか洒落たことするじゃないか、シカゴ!
結局、この日は昼からラストの9時までずっと会場にいてブルースを聴いていた。
もう9時間もブルースの洪水を泳いできたというのに、
まだちっとも満腹していない。
それどころか、もっともっと、と欲しがっている。
40度のバーボンを口の中で転がして、水みたいにブルースに溶けていく感じを味わいたくて仕方がなかった。
ブルース・フェスの主催者の方、バーボンも売ってよ!
この夜の話は、その5へ続く・・・
なんだか、また、違う視点で楽しめて、
とても楽しいです。
お二人の話のくだりで、
なんだか、subwayに行きたい今日この頃です。
いや~、素敵。
しかしブ、ルースの洪水とは、的確な表現ですねえ。
お二人の姿が目に浮かぶようです。
お久しぶりです。
私も晴さんのブルースバンドのHPで
シカゴ日記を読ませていただいて、
すごく面白かったです!
5・6・7・・・と8くらいまで
続く予定ですので、またよかったら
読みにきてくださいね♪
>シューさん
私たちだけずーっと会場にいましたもんね(笑
ブルースの洪水、溺れていましたよ♪
その6あたりでシューさんのお話も出てくると思いますので、お楽しみに・・・