明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

旅の話をしよう。~『雪国』の舞台へ

2011-11-17 22:02:38 | 
今日は何の話を書こうか。
そういえば、旅の話をほとんど書いていなかったので、少しずつ書いていこうと思う。

10月の終わりに行った新潟の話。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜のそこが白くなった」

有名な川端康成の『雪国』の冒頭。
まず初めに行ったのは、この「雪国」の舞台だった。

1日目に泊まった越後湯沢の「高半」という宿。

http://www.takahan.co.jp/index.html

ここは、川端康成が昭和9年から12年にかけ「雪国」を執筆していたという宿。
当時、泊まっていた<かすみの間>という部屋を展示室に移し、自由に見られるように開放している。



ここであの名作が生まれたのかと思うと、どきどきした。
いいねぇ、昭和初期の部屋。
机や肘掛付きの座椅子、火鉢など、どれをとっても美しい。

そして、外から見るだけかと思ったら、入れた。
ベタな演技までしてみた(笑)



温泉もとても気持ちよかったし、ごはんも美味しかった。
1泊2食付き1万円程度で、値段のわりに満足。









お酒は「鶴齢」があるのが嬉しかった。さすが地元である。



ただ、部屋食でなく、大広間みたいなところで食べるのだけど、これがちょっと微妙。
テーブルがやたら大きくて、もんちゃんと向かい合うとめちゃくちゃ遠い。

さらに、私たちは食事のスタートが遅かったので、一番最後になってしまい、スタッフが片付けとかを始めて、
なんだか追い出されるように部屋を出た。
もうちょっとゆっくりできればよかったのだけど。

もう1つ。
土瓶蒸しのアルコール分が完全に抜けていなかったのか、
アルコール分解が全くできないもんちゃんが「なんか酔っ払ってきた・・・」と言い始め、ひやひやした。

そんな細かいことはいろいろあったが、お料理は満足

朝食はこんな感じ。


プリンみたいな、蒸し豆腐?が美味しかった。


そして、例のごとく、おひつを空にした
(お茶碗3杯)

新潟産炊き立てコシヒカリだと聞いていたので、どんなにおいしいんだろうかと期待していたら、
意外にそうでもなかったのが残念。極めてフツー。
お米の質はいいけど、釜が悪いんじゃないだろうかとか思った。
それくらい普通のゴハンだった

総合して、★4つ、というところだろうか。
食事も温泉も基本的には満足したし、川端康成の部屋を見られたのがポイント高い。
帰りに、2合もコシヒカリをお土産にくれたのも嬉しかったな

周りは温泉以外は何もないところだ。
冬はスキー場になるみたいだけど。

雪が降るとまた違った風情があるんだろうなぁ。
あの『雪国』を書きたいと思わせた風景、情緒、空気を感じてみたい気がした。

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