明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

旅行記 その2 念願の川床バーベキュー!

2011-08-20 15:57:40 | 
宿に着いたときも、雨は降り続いていた。
川床がどんな様子か細かくはわからなかったので、雨でも利用できるのかどうかが気になる……
不安を抱えたままでフロントに通された。

宿はクチコミで仕入れた知識通りの古さ
良く言えば「レトロ」。

やたら剥製のある宿で、キツネ、鹿、イノシシまでリアルな表情で佇んでいた。
それに、1メートル以上もあるオオサンショウウオまで飼っている!!(40年前から保護しているとか)


えらい山の中にあるんやなぁと、実感した。

部屋に案内される途中、卓球台とビリヤードが置いてある部屋を通った。
宿やこの地域に関連する新聞記事や、宿泊した有名人のサインなども飾ってある。
何もかもが珍しく、部屋はどんなんだろうかとドキドキして入ると……

あれ?意外にフツー・・・
っていうか、むしろ広くてキレイ。

10畳くらいで、トイレと洗面、窓辺のソファコーナー(昔の旅館にあるやつ。わかるかな?)もある。
ぜんぜん悪くない

「食事は……」と仲居さんが説明を始めたので、さっきから気になっていたことを聞いてみた。
「あの、雨ですけど、川床は……」
「大丈夫ですよ。屋根もあるので」

よかった~!!

食事は6時半にしてもらい、先にお風呂へ入った。

お風呂は温泉ではないのだけど、わりと雰囲気がある。
中に水車のオブジェ?があり、岩から滝のようにお湯が流れてきたり……
私と入れ違いに1人いたけれど、貸切でリラックスできたのもよかった。

さて、いよいよ川床へ・・・

否が応でも期待は高まるが、私は期待と違うと落胆して立ち直れないタイプなので(牛丼事件然り)、
夫はいつも私のハードルを下げるようにする。
この川床についても
「たぶん、安いプランやからたいしたことないで」
「雰囲気を楽しむもんやから、味は期待したらあかんで」
と前もって私に言っていた。
なので、私もまあ、そうやなーと思うようにしつつ、ひそかに期待を抱きつつ、川床へ向かった。

旅館からいったん出て、川へ降りて橋を渡って向こう岸へ。


まだ真っ暗ではなかったが、こんな感じ↓


逆に川床から見た旅館↓


テンション上がるぅ~!

料理は、前菜5種、但馬牛バーベキュー、あまご、おむすび、フルーツ。
炭火が用意されていて、自分たちで焼きながら食べる。

「おむすびって……」と最初は思ったが、後で焼きおにぎりにできることに気づき、これはこれでよかった。

さて、注文したビールが届いたところで、乾杯!
まずは前菜から。


あまり期待していなかった前菜だが、献立を見て食べる前からわくわく!
写真の左から、
・胡麻豆腐のふきのとう味噌のせ
・夏野菜のゼリーよせ
・鮎の甘露煮
・鴨の燻製
・蛸山葵

うおぉぉ~!
私の好みにぴったり!
完全に酒のアテやん!
なんとまあ、最強のラインナップ!

そして、一口食べて、さらに狂喜した。

めっちゃ旨い!!

これはハードルを上げていたとしても満足いっただろう。
胡麻豆腐とふきのとう味噌の絶妙マッチング、爽やかなゼリーよせ、鮎は口の中でほっこりと崩れ、鴨はこれまでに食べたことがないくらいジューシーで、蛸は硬すぎずやわらかすぎずのコリコリ感と強すぎない山葵の風味……。

とりあえず、ビールは置いておき、日本酒を注文した(笑)

それから、メインのバーベキューもよかった。


↑これで二人分。結構たっぷりお肉があるので、夫は大喜び

あまごも獲れたてで、串に刺さっているけどピチピチとまだ跳ねていた。
残酷やけど、旨そうでたまらんね!


万願寺とうがらしなのかな?
違う種類のとうがらしか、ししとうかもしれないけど、めっちゃ大きい!
野菜も全部おいしかった。

あまごを焼いた↓


私は川魚が大好物なので、機会があればよく食べるが、今まで食べた中で一番おいしかった。

頭から内臓、尻尾まで全部食べる。
夫は頭や小骨を嫌うほうなので、私が頭からバリバリ食べているのを見て、恐怖におののいていた
が、「これが川魚の醍醐味やん!」と私が言うと、勇気を出して頭に食らいついていた。

とにかく全部美味しいし、ゴウゴウと流れる水の音も風情があるし、
日が暮れていく様子もきれいだし、すごく涼しくて気持ちがいいし、
川床で食事というシチュエーションだけで楽しくなってテンション上がるしで、
最初から最後までずっと笑顔で楽しい食事だった
やっぱりここにしてよかったなぁ。

私たちはお酒も飲むので、1時間半くらい楽しんだが、
夫の後ろにいたカップルは、私たちより後に来てあっと言う間にたいらげ、1時間も経たないうちに部屋に戻ってしまった。

「ゆっくり楽しめばいいのに、もったいないね・・・」
「すごい速さやな」
「食べ終わっても、雰囲気味わえばいいのにね」
と、私たちはそのカップルが気になって仕方がない。
まあ、よけいなお世話である

私たちは十分に川床を満喫し、部屋に戻った。
部屋でもまだビールを飲んだ。

夫は車の運転で疲れたのか、すぐに眠ってしまった

でも、そっとしとこう。
明日もいっぱい運転してもらわないといけないもんな、と思う私であった・・・

翌日は「天空の城」へ行った。
現実にあるラピュタの世界。

(つづく)

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2 コメント

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Unknown (あんこ)
2011-08-21 12:17:31
うわあ、また続くや…
もう~、読みたい、読みたい。
なんか週一のドラマ見てる気分やわ。
それにしても、この川床。
当たりやね~!
おいしそう。
で、ひと言。
例のカップル。
旅行行った時のあたしら夫婦です。
どっちも吞まないんならそれもいいんだけろうけどね。
後ろ髪引かれるあんこさん。
ちなみに奴の食事は日々10分です
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Unknown (かおり)
2011-08-22 18:20:46
バタバタしてるうちに東京に来てしまい、しばらく続き書けないねん…
帰ったら書くね!!
楽しみにしてくれてありがとー

あんこ夫婦もそうなんか~
でも川床はさすがに楽しまないともったいないね。
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