明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

名水バンザイ!

2008-07-10 23:46:40 | 生活
家から10分ほど歩いたところに、後鳥羽上皇ゆかりの水無瀬神宮という小さな神社がある。

『増鏡』にも、後鳥羽上皇が「水無瀬の宮」を愛し、
この離宮に通っては四季折々の遊宴を催していた記述がある。

谷崎潤一郎の『蘆刈』にも、ふと「後鳥羽上皇が愛したという水無瀬の宮へ行ってみよう」と思い立ち、訪れたというくだりがある。

なんということもない小さな神社なのだが、
そういった歴史を思うと、この町を愛して止まない私としては
誇らしく思えてくる。

また、この神社には、「全国名水百選」に選ばれた「離宮の水」が湧き出ている。
非常に品質の良い地下水だ。
無料で誰でも汲めるため、毎日名水を求めて列ができる。

私も今週から、ペットボトルを持って毎日水をいただきに行っている。

水道の蛇口から名水が出てくるのをペットボトルで受けたとき、
その水の冷たさに、昔の感覚が呼び戻された。

そういえば、子供の頃はどこの家の水道も地下水で、
真夏でも冷たくて美味しい水が飲めたのだ。
体育の後、休憩時間、部活の後、いつも水道の蛇口を上向きにして、
そこから水を飲んでいた。
ウォータークーラーなんかこの町にはいらなかった。

ある時、誰の陰謀だか、町中の反対を押し切って、地下水に淀川の水が混ぜられるまでは。

今でもそこそこ水道水は美味しいが、
久しぶりにあの真夏でも冷たい水を手に受けて思い出した。
やっぱりもうあの頃の水とは違うんだなぁ。
あの感覚が懐かしかった。

汲みたての水は、冷蔵庫に入れておいたのと同じくらいの冷たさ。
なんだかわからないけれど、
この自然の恵みの素晴らしさに畏れ入ってしまった。

家に帰って飲んでみると、美味しい。
どこまでも透明な味の中に、ほんの少し甘みがある。
とてもわずかだけれど、それが心地良いのだろう。

ちなみに、急に水を汲みに行こうと思ったのには理由がある。
今、整体の先生に頼まれてダイエット本を書いているのだけど、
その中で「水を1日1.8リットル飲む」というくだりがある。
私は元々水分はよくとるほうだったが、だいたい「お茶」で、水を飲むということがなかった。
「お茶じゃなくて、水がいい」と先生が言うので、
それじゃあ、すぐそばに名水まであるのだし、無料だし、毎日水を飲んでみようかな、と思い立ったのだ。

ダイエットにいいだけでなく、血流がよくなり代謝が上がるし、血液をさらさらにするなどの効果もある。肝臓や腎臓にもいいとか。

最近、私は「鋼鉄の女」の仮面を脱ぎ、自分の健康に疑いを持ち始めている。
特にハードな仕事が続いたこの頃は、酒の飲みすぎや運動不足もたたってか、非常に調子が悪かった。

それが、まだ4日目だけど、かなり調子がいい。
仕事がゆるやかになっていることもあるだろうが、とても元気だ。
昼間にやたら眠くなったり、ぐったりすることがなくなった。
さらに、驚くことに、酒も断っている。
週末や人と飲みに行く時以外は飲まないようにしているのだ。
なんと今日で3日目!!
驚くべき快挙!!

元々私は睡眠時間が少なくても大丈夫だったのに、最近は眠りの質があまりよくなかった。そのために、短い睡眠時間だとしんどくなっていた。
今思えば、あれは寝ていたんじゃなくて、酒の飲みすぎで気絶していたんだろう。
酒を止めてから眠りの質もいいようで、睡眠5時間で全然眠くならない。

水を飲むのは、酒を断つのにもいいみたいだ。
飲みたいなぁと思ったら、とりあえず水を飲む。
これでかなり気が紛れる。

水を飲んで、アル中から脱出だ!

というわけで、毎日水を2リットルくらい飲んでいる。
トイレに1日20回くらい行く。
でも、これも名水が近くに湧いているおかげだなぁ。
たぶん、水を買うんだったらお金がもったいなくて続かないし、
水道水だったらここまで美味しいと思って飲まないだろうし。

名水バンザイ!

そして、毎日、水をいただくついでに(?)お参りもしている。
体も心も清められていく感じだ。

まあ、普通は近くに名水が湧き出しているということはないと思うが、
できるだけ水を飲むこと、オススメです!