明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

旅に出たい。

2007-08-23 22:11:58 | 生活
一雨来て、少し涼しくなった。
今朝などは、冷えるほど。
彼は朝起きて「寒い、寒い」と言っていた。

連日猛暑が続き、熱帯夜ということだが、
我が家はエアコンをつけて寝るということは全くない。
前の家ほど寒くはないが、この家も夜は窓を開けて寝れば暑くもない。
(前の家は真夏でも電気代が2000円台だった)

世間では「クーラーなしでは寝られない」という人も多いらしい。
ニュースでやっていた。
人生においてほとんどエアコンを付けて寝たという記憶がないので、なんだか不思議な気がする。

この家は西日がきつくて、夕方は最悪だが、朝晩はわりと涼しい。
風のある日は過ごしやすい。
母が言うには、この町は「西風」が入るらしい。
確かに西の窓からいい風が入る。
田んぼと山だし、風を遮るものもなく、隣の家の室外機で暑くなるということもない。
都会だとそうはいかないのだろうけど。

今日は仕事の打ち合わせ。
ある不動産のチラシやパンフレット一式のコピーを任された。
この会社の仕事は初めてなので、かなり気合が入る。
最初の仕事だから、この出来はその後の仕事に影響するだろうから。
緊張するなぁ。
「コピーライター」と「ライター」は大きく違いがあると私は思う。
私は基本的に「ライター」なので、コピーはあまり自信がない。
でも、この1年くらいはコピーの仕事が増えたので、前よりは自信もついた。
とはいえ、今回の仕事は大きいので、120%の力でやらないとダメだと思う。
いつも100%だけど。
今回は、コピーだけでなく、インタビュー記事もあって、来週か再来週に東京へ取材に行く。
久しぶりの出張取材で、こちらも楽しみ。
こちらは全く心配がない。いいものが書ける自信はある。
インタビュー記事は私のオハコだからなぁ。

もう一つ、まわってきた仕事はとても安いけれど、やってみるつもりだ。
こちらはまさに得意というか、専門分野のライター仕事。
仕事がいい感じにまわり始めて、来週から忙しくなりそうだ。
すごーーーーーく楽しい!

私はやっぱり仕事が好きなんだなぁと思う。
前に彼と「宝くじで1億円当たったらどうするか」という話をしたけれど、1億円当たっても、例えば一生困らないくらいのお金をもらっても、私は今と全く同じように働くだろうと思う、と言った。
彼は「えー!」と言っていた。
私はむしろ、そのお金を元手にして、新しい事業もやりたいし、今まで以上に働くことになるかもしれない。
世の中に、仕事ほど楽しいことなんてないと思っている。
(もちろん、自分の好きな仕事限定)

午前中、仕事の打ち合わせが終わった後、昼食を彼と一緒に食べた。
ちょうど取引先の会社が彼の会社のそばだったので。
彼の会社は大阪のビジネス街にあるので、私が行くいろいろな取引先もその辺りに固まっている。
なので、今日に限らずよくこういうことはある。

彼と一緒に昼食をとるのは、いつも回転寿司。
ここの寿司はうまいんだ。
瓶ビールも1本頼んで、二人で分けた。
たった1時間だけど、こういう時間は本当に楽しくて貴重。
だって、昨晩も10分、今朝も30分しか会っていないのだ。
1時間一緒にいられて、ご飯を食べられることが幸せ。

今週は本当に忙しいらしく(いつもだけど、もっと)、毎晩タクシー帰りで夜中の1時を過ぎる。
それでも、一昨日などは、帰ってからまだ明日までのコピーがあるとか言って、4時ごろまでやっていた。
勝手にやってくれりゃ、まだいいのだけど、
「かおりー、このコピー見てー」
と呼ぶので、いちいち見て批評して、自分でもコピーを考えて。
なぜ彼のコピーがダメで、上司のコピーがいいのかを説明したり。
同業者はいいけれど、ちょっと辛いときもある。
結局、3時半まで付き合った。

今週いっぱいはこんな日々が続くらしい。

なので、今日の昼食デートはとても楽しかった。
彼が頑張っていると、私も頑張ろうという気になる。
一人の女として愛されることも、もちろん嬉しいけれど、私は「物書き」として彼に認められることも同じように嬉しいのだ。大切だと思っている。

結婚したら、メールや電話の回数は減るかと思ったけれど、全く同じ。
あらあら、のろけちゃったわ(笑)。
まあ、逆に言えば、結婚しても一緒にいる時間がいかに少ないかということの表れのような気もする。
独身時代とほとんど変わらない。

唐突だけど、旅に出たいなぁ。
実は毎月最低1回は旅に出ているけれど。
もっとディープな旅。
昨日、昔の手紙を読んでいて、そんな気分になったのだ。

若いときにしておいたほうがいいことは3つある。
旅をすること。
本を読むこと。
友と語り合うこと。

私は全て充分すぎるほどやってきた。
そして、これは本当だったなぁと思う。
歳をとった今でも全部できるけれど(そしてやっているけれど)、感じ方というのか、自分の人生にもたらす影響が若いときとは全く違う。
全部やっておいて本当によかったと今思うのだ。

でも、昔とは違う意味で、今、また旅をしたい。
日本中、ほとんど全部まわったけれど、まだ行きたい場所がある。
旅に出て、一人になって、自分を見つめ直したい。
そこからまた、新しいものの見方ができるようになる。
物語が生まれる。

これを食べに行こう。
これを見に行こう。
この宿に泊まろう。
そういう旅行じゃなく、目的のない「旅」。

この間、もんちゃんと会ったとき、北海道を旅したことを思い出して話していて、ああ、もう一度あんな旅をしたいなぁと思った。
泊まる宿もなく、毎日その日暮らしで。
サウナや24時間やってる温泉や、とんでもない安宿にも泊まった。
ユースホステルなんて、既に高すぎて泊まれなかった。
でも、ああいう旅こそが、今でも一番印象的だ。

もう少しお金が入ったら、久しぶりに旅に出てみようか。
たった6000円で栃木にいけることもわかったし、旅友はもんちゃんで(笑)。
何の目的もなく、久しぶりに東北でも行けたら、きっと楽しいだろうな。