明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

埋没

2007-08-10 23:36:36 | 想い
今日も既に11時を過ぎたが、まだ彼は帰ってこない。
また1時近くなるのだろう。

ずっとこんな日々。
朝30分、夜1時間。一緒に暮らしていても、顔を見るのはそれくらい。
何かおかしいとは思うけれど、仕方がない。

大きなことは望まない。
せめて週に1度でいいから、一緒に晩ご飯を食べたいと思うのだけど。

子供の頃から思い描いていた結婚生活とはまるで違う。

だけど。

「プレゼンが今までで一番うまくいった。すごく褒められた」
と嬉しそうに報告してくれる彼を見ていると、
まあ、いいか、とも思う。
スランプで悩んで、毎日死ぬほど働いて。
真夜中帰宅した後も、まだ夜中3時過ぎるまで家で仕事して。
そうした頑張りの結果が出ていることは素晴らしい。

仕事がうまくいって、評価を受けたという話を聞いたら、
なんだか泣けてしまった。
頑張ってたもんなぁ。苦しんでたもんなぁ。
これで報われなかったら、ほんまに辞めとき、と言うけれど、結果が出ているのだから頑張ってよかったんじゃないかと思う。

優しい人だけど、意外に根性があるんだ、この人は。

だから、今日も一人で晩ご飯。
ビールと日本酒。
淋しくはないけれど、ぼんやりしてしまう。

家事はカンペキだ。
料理はする。お弁当も作る。床は這いつくばって磨きあげる。洗濯は2日とためたことがない。腰や肩のマッサージまでしてあげる。
生活費は折半。扶養家族でもない。
自分で稼ぎ、彼にまったく負担はかけていない。

私はカンペキだ。
カンペキな妻をやっている。

だけど、なんだろう。これでいいんだろうかといつも不安がある。
漠然とした、不安。
だから、酒を飲んで紛らわす。
少し楽しくなって、まあいいかと自分に言い聞かせ、また新しい朝が来る。

日常に埋没していく自分自身。
打破しようともがいてる。

光はまだ見えない。