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明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

はーどでいず

2010-10-08 20:05:12 | 仕事
久しぶりに、単純に疲れている

今週は原稿に追われていたこともあるし、
水木金といろいろ疲れることが多かったのだ。

水曜日は例の検査で精神的に疲労したし、
夜もぐったりしてほとんど仕事にならなかった。

昨日はようやく筆が乗り始めたところで、塾の時間。
今回のテスト対策は大変なので、私も1中学1教科だけ手伝うことにしたのだ。
4時頃家を出て駅に向かったら、JRが遅れていたのか踏切が一向に開かず、
5分以上待ってもダメだったので、回り道をした。
すると、ようやく踏切まで来た時に、ガーッと踏切が開いた

なんやねん!!

ただでさえ駅まで15分かかるのに、25分もかけて歩き、それだけでヘトヘト
塾に着くと必死で教材準備して、別教室へ・・・
テスト対策中は教室が足りなくなるため、15分ほど歩いたところにある塾長の持ってるマンションの教室へ行くことがあるのだ。
昨日はたまたま私はそれに当たっていた。

もう歩きたくないよーーーと思いながら、仕方なく別教室へ。
2時間授業して、またテクテク歩いて塾へ戻った。
2時間しゃべり続けだったから、途中、喉が渇いてお茶を買おうかと思ったけど、
塾へ行けば水があるのでガマンした。
着いてすぐに水を飲もうとしたら、水切れで1滴も出ない!!
さらに、塾長が大慌てで「講師への連絡間違えてた!誰もいないし、助けて!」と言う。
担当講師に連絡をしておらず、生徒は来てるのに講師不在状態だったのだ。

慌てて(喉カラカラやのに!)教材コピーして、いきなり授業。
「もういやぁ~!帰りたいーーー」と言う生徒を笑顔でなだめ(私だって帰りたいんや!)
普段は個別指導にいて授業についてこれない生徒を必死で教え、
とにかく気合を入れないとまわしきれないので、大声張り上げてまた2時間授業(とにかく水をくれ!)・・・

授業が終わったら、久しぶりに私の授業を見た塾長が
「やっぱり上手いなぁ~」とやたら感心してくれたのだけが、嬉しかったが

しかし、既に1時間くらい歩いて、4時間立ちっぱなしで授業して、
なんだかもうぐったりしていた
朝から夕方までも仕事していたので、もうなんか頭も体も使い物にならなかった。
こんなこともあろうかと塾の冷蔵庫に置いている日本酒をぐいっとやって、ようやく意識がはっきりした。

その後、ビールとたこ焼きで夕食にして、
つーはんとノーベル文学賞は意味があるのか?という話をして、
詩を朗読する野ねずみの話をムキになってしていたら終電になって、
夜中12時半にようやく家に辿り着いた

そこからまた3時まで原稿書いて、
今朝は7時半に起きて、また取材。

今日は生命保険会社。
営業マンの取材はみんなよくしゃべるので、
取材しやすいといえばしやすいけど、大変といえば大変で・・・
1つの質問に対する回答が長いから、結局2時間もかかった

それに、まあ、私が保険に無知なのが悪いんやけど、
「この無知な女に教えてやろう」的な、威圧感のある人で・・・
たまにこういう人いるんだけど、
その威圧感をはねのけよう、アホやと思われんようにしようと思うと、
ものすごく疲れる

また今日の仕事を持ってきてくれた同行の営業さんがべらべらとよくしゃべる人で・・・
取材は、脱線、脱線、脱線・・・
軌道修正するのにまた時間がかかった。

3時過ぎてようやく家に辿り着き、
今日出さないといけない原稿にとりかかったが、
ハッと気づくと1時間くらいウトウトしていた

でも、この仮眠がよかったのだろう、その後は集中して書けて、さっき提出した。
とりあえず、今日はもう仕事おしまい!
ほんまはまだあるけど、もうこの3連休にやることにしよう。

今週も忙しかったなぁ・・・
でも、やっぱりこれくらいのほうが充実していていい。楽しい。
単に体が疲労しているだけだ。

それに、そんな疲れも吹き飛ぶようなメッセージがさっき届いた。

この間取材した社長さんからのメール。
会社案内を作成しているのだが、できたところまでとりあえず見ていただいたら、

「よく書けています。私がこの会社に就職したくなるほどです。このまま進めて下さい」

と・・・

あー、こういうのがあるから、仕事を続けられるんだろうなぁ。
特に今日は疲れていたから心に響いた
このメールで生き返った。

きっと今から飲む酒は旨いに違いない

私がライターをやりたい理由

2010-09-25 12:35:14 | 仕事
今日はすごく気持ちの良い天気
原稿の締切にもなんとか間に合い、一段落。
夜中3時までかかったけど、一旦寝て、朝起きてからもう一度推敲して提出した。

「人」のことを書くのが一番面白いな。
10年やっていた社内報の仕事を辞めてからは、
企業のことや商品のことを書くことばかりだったから、
この1年、新たに社内報の仕事をさせてもらえるようになって実感する。
「あー、やっぱり人のことを書きたいんだな」と。

それも、「なんでもない人」のこと。

偉い人とか有名人とか・・・そういう人のことじゃなくて、
普通の一般の人。
でも、どんな人にも想いがあって、輝く瞬間がある。
それを文章にできたときが一番嬉しいのだ。

2年くらい前、人物アルバムを製作するというプロジェクトに、ある社長さんに誘われ、
喜んで参加し、実際に取材をして原稿を書いて、サンプルが出来上がった。
すごくいい出来で、ワクワクした。
人の人生を・・・生き様を聞いてストーリーにするのは本当に楽しかった。
小説を書いているみたいだった。

私は昔、沢木幸太郎の『壇』を読んでから、「いつか人の自叙伝の代筆をしたい」と思って生きてきたので、
このプロジェクトを本当に楽しみにしていた。

自分の人生を文章にして残したいと思っている人は、世の中にたくさんいる。
でも、自分では書けない。
それが、私は書ける。
人の話を聞いて、その人になって書ける。
他は何も自信がないけど、これだけは自信をもって言える。
私の最も得意とする「感情移入」と小説を書くときの「創作力」を思い切り発揮できる。
だから、それをやりたかった。

でも、他にもいろいろと事業の忙しい社長さんなので、
サンプルを製作しただけで、この話は立ち消えになってしまった。
時々、「すみません。必ずやるので少し時間をください」とメールをいただくが、
たぶんもうないだろうな・・・と、そんな気がしている。

残念だった。
まだこれをやりたいという想いはあるけれど。

こういう話をすると、よく夫が、「かおりはこういうことを自分でやれば?」と、私に事業をおこすように促す。
「こういう事業やれば?」
「こういう店やれば?」
「自分でやったらもっと儲かるんちゃう?」等・・・

私の力を信用していて言ってくれるのはわかるのだけど、そのたびに嫌な気持ちになる。
私は事業も店も儲けることにも興味がない。
今、仕事としてただ1つ興味があるのは、
誰かに「書いて」と言われたことを書く、それだけなのだ。

そういうと、「職人やなぁ」と夫は言う。
本当に、いつの間にか職人風を吹かすようになってしまった。

数年前は、ライターなんてもう辞めようと思っていた。
塾の講師や店経営のほうが向いているんじゃないかと思うこともあった。
でも、今はとにかく「書く」ということだけをやりたいと思っている。

社内報をやっていたときは定期的にお給料をもらえて、
その他の時間で新聞やら雑誌やら広告やら、やりたい案件だけをやって、
とりあえず収入に関しては悩むことがなかった。
気持ちに余裕があるし、流通や商売の話ばかり勉強していたから、
自分はもっと他のことができるような気がしていた。
塾に関してもそう。
人並みはずれた体力と健康があったので、いくらでも働けた。
朝から夕方までライター業をしながら、
夜はほとんど毎日塾で働いていた。
それでも一度もしんどいなんて思わなかった。
教えるのは楽しくて仕方がなかったし、塾の講師も向いていると思っていた。

自分にはもっといろんな可能性があるような、そんな錯覚に陥っていたのだ。
これが「若さ」なのかもしれない。

でも、4年前に全部なくなった。
社内報をクビになり、他の取引先がつぶれ、仲がよかったライターさんと仲違いし、
偶然いろんな案件が終了し、ほとんどの仕事を失った。
ちょうど塾も辞めたところだった。

こうしてゼロになった時に私が思ったのは、
「どうしても、書きたい」だった。
じゃあ、やりたかったほかの仕事をやってみようとは思わなかった。
書かないと、この10年も、自分の存在意義も、すべてなくなってしまうような気がしたのだ。

傲慢だった自分。
定期的な収入の上にあぐらをかいていた自分。
恵まれていることに感謝もせず、もっと何かできるんじゃないかと自惚れていた自分。
悪いことは全部他人のせいにしてきた自分。
気に入らないことがあるとすぐにケンカして、好きなことだけやってきた自分。

何もかもなくしたときに、今まで見えなかった自分の姿がはっきりと見えた。
それは、抹殺したくなるほど恥ずかしい、未熟で自分勝手な姿だった。

そして、自分に残された唯一の武器は、いよいよ「書くこと」だけだ、と思った。

「ペンでご飯が食べれるようになりたい」と思っていた10代の頃の夢は、
皮肉にも「ペンでしかご飯は食べられない」現実に代わっていたのだ。
今更親の世話になるわけにもいかず、家賃も食費も必要だし、
とにかく書けるならどんなことでも歯を食いしばってやろうと思い、営業を始めた。
1記事400円のリライトまでやった。
こんなのライターの仕事じゃない・・・恥ずかしい・・・
そう思って泣きながら書いたが、それでも、言葉を扱う仕事しかしたくなかった。
自分がどんなに「言葉」が好きか、
どんなに「書くこと」が好きか、
不思議なもので、嫌な仕事をやればやるほど実感した。
なぜなら、そんなリライトの仕事ですら一生懸命やっていると、次第に楽しくなっていったのだから。
文章を書くのが、言葉に触れるのが、喜びだった。
(まあ、1ヶ月で終わったけど)

綱渡りのような日々だったが、
私はなぜか人に恵まれるので、なんだかんだと言いながらも何とか仕事にありつけている。
本当に、日雇い労働者のような日々だけれど。
ゼロになったことで逆に新たな取引先もでき、仕事の幅も広がった。
1年で何十社という企業を取材する機会にも恵まれたし、冊子にまとめることもできた。
誠実に仕事をしていれば、また次の仕事へとつながった。

そして、傲慢さを捨て謙虚に暮らしていたら、神様からのプレゼント。
また社内報の仕事がやってきた。それも、向こうから。
本当に、それは突然の贈り物・・・ご褒美のようだった。
とても素晴らしい人達と出会え、この1年、楽しい仕事をさせてもらっている。
大好きな社内報の仕事がまたできるなんて・・・
「なんでもない人」の取材をして書くことができるなんて・・・
またそんなことができるとは、4年前は思ってもみなかった。

私は人に恵まれている。
でも、もう傲慢にはならず、いつも感謝して誠実に仕事をしようと思っている。
一度失ってよくわかった。
自分が言葉を好きで好きで仕方がないこと。
もうこれがないと生きていけないこと。
だから、もうライター以外のことをやりたいとは思わない。
そんな時間があれば、もっといいライターになりたいのだ。
そう思える仕事に出逢えて、幸せだなぁとも思う。

まだまだ未熟だけれど、まあ、一歩ずつマイペースで行こう

取材DAYS

2010-09-16 13:11:33 | 仕事
毎度のことだが、「ちょっと忙しいな」と思っていると、ますます忙しくなる。
なぜ仕事が集中するのか・・・。

今週は毎日取材で出かけている。
取材は楽しいのだが、帰って来ると、他の原稿や修正に追われて、
取材したものは全く書けず。
どんどんたまってくる。(この感じが怖い!)

来週の火曜日は空いてる・・・ここでやろう!ここしかない!と思っていたら、
火曜日にまた取材が入った
私の予定を知っているかのように、うまい具合に入ってくる。

また、これが絶対断れない仕事で。
とんと音沙汰がなかったところから1年ぶりの依頼。
これは断れるはずがない。
忘れないでいてくれたと思い、嬉しくもあった

今週は毎日朝から夜中まで必死に仕事して、ようやくこなせている感じ。
来週もせっかく祝日が2日もあるけど、つぶれそうだなぁ。

でも、こうやって仕事に追われているほうが気持ちが引き締まる。
疲れても、充実感。

なんやかんや言って、仕事大好きやねんなぁ・・・

よし、今日もこれから取材2件まわって、塾のフォローも行ってきます!!

救いと恢復

2010-08-24 21:50:26 | 仕事
日曜の昼にお寿司を食べに行ってから、ずっとしんどくて寝ていた。
昨日は朝から胃痛と下痢、さらには熱まで出て、ぐったりしていた。
お寿司にあたったのかもしれない。

でも、1日で回復して、今日は朝から調子がいい。
(むしろ、睡眠をいっぱいとって、禁酒したので、体が軽かった)
すぐにくだすんじゃないかと思い、まだ食べるのはこわごわだったが、夕方にはそれも克服した。
すっかり元気だ。

しかし、体調はよくなったが、鬱になっていることに気づいた。
あかんなぁ・・・
最近、自己嫌悪に陥ったことなどを再び思い出してしまう。
仕事のことも不安になったり。

この状態になると、もう自分ではどうしようもない。
人と話しているときは大丈夫なんだけど、一人で家にいるとヤバイ。

まあ、いつものことだ。
この波が来てしまったら、受け止めるしか方法がないのだ。

不景気で、仕事も忙しい月とヒマな月の波が激しい。
この夏は久しぶりにゆっくりできたので嬉しかったが、
夏が終わりに近づくと、急に怖くなってきた。

「こんなに休んで大丈夫だったか?」

ワーカーホリックの血が騒ぐ。

そして、自分の力のなさに落ち込むことばっかりだ。
運だけじゃ、この世の中は渡っていけない。
昔なら、打たれれば打たれるほどに成長していたが、
今では凹むだけ。

どこかで気持ちを切り替えたいのだけど、もう少し時間がかかりそうだ。
いつもそうだけど、沈黙の中でしか自分の気持ちを整理できない。
しゃべって楽になったり、整理したりできる人もいるようだけど。

たまにこういう凹んだ日記を書くと、夫に「どうしたん?」と聞かれるが、
隠しているわけではなくて、うまく説明ができない。
だから、悩み相談よりも事後報告が多い。
私は、言葉にするのに、随分時間がかかるタイプなのだ。
本当に想っていることは。

「書く」のは別。
書いていると、少しずつ整理できていく。
でも、書くものは途中経過というか、想いの断片にすぎない。
結論は、沈黙の中で生まれ、自分の中で完結する。

人は、こういう「気持ちの断片」をあまり書かないらしい。
書くのは「悩み相談」であったり、「結論」であったり。
または「出来事」そのものであったり。

なんだかよくわからない、この気持ちの断片を、こうやってつらつら書いていると、
少しずつ恢復していくことに気づく。
今も、書き始めの時よりかなり鬱がとれてきている。

物書きなんて、なんでなったんだろうな、と思うこともあるけど、
自分が「書く」ことにどれだけ救われているかを実感すれば、
物書きになったことがごく当然のことのような気もしてくる。

ただ、今は、毎日仕事で書きながらも、どこへ向かっていくのかは見えない。
それが不安なんだろうか?

私の信条

2010-05-21 18:32:36 | 仕事
「会社で俺とかおりの不仲説が流れてる」と夫。

週の半分くらいは愛妻弁当を持ってきていたのに、
GW明けてから一度も持ってきていない……
何かあったのか?!

というのが不仲説の内容。

いやいや、忙しかっただけで……

それに、一昨日からお弁当も復活!
風邪もすっかりよくなり、仕事も一段落し、
ようやく人間らしい文化的な生活を営めている。

  *   *   *

今日は真夏日だったらしい。
さっき、夕方のニュースで見て驚いた。
家の窓を開けていたらすごく涼しい風が入ってきて、
「今日はなんて春らしい心地良い気候の日なんだ!」と思っていたのだ。
この家は冬の寒さはハンパないけど、夏は涼しく過ごせそうな予感。
いいのか、悪いのか……?

しかし、今日ショックだったのは、吹き抜けの窓に鳥のフンみたいなのがついていたこと
前から思っていたけど、あの高い窓の掃除って、どうするねん?
ごまかし、ごまかし、2ヶ月が経ったけど……

ネットで検索してみたら、4メートル以上に伸びるガラス拭きを発見!
これを機に購入して、せっせと窓掃除に励もうと思う。
でも、4メートル以上もあって、先の方に力が入るのかなぁと、それが心配。

吹き抜けはオシャレで開放感もあるけど、掃除がやっぱり大変だ。

   *   *   *

昨日は打合せと取材だった。

今年から始めた某ブランドの商品コピーやサイトコンテンツのライティング。
企業相手の取材記事を得意としている私にとったら、
ファッション関係の広告コピーなんて、無謀な挑戦ともいえる。
だけど、ちゃんとテストコピーに合格したし、社長さんにも褒めてもらったし、
この仕事は頑張って続けたいと思っている。
自分の仕事の幅を広げたいので、あえて苦手分野に挑戦というわけだ。

商品コピーは難しいけど、サイトコンテンツは面白い。
会社の歴史や織物、刺繍の話などを書いている。
いろんな人に話も聞けて、とても勉強になる。

ただ、報酬が……

あまりに安すぎて……

しかし、とにかく3ヶ月の契約が終わるまではガマンと思って耐えた。
そして、契約更新があり、やっと今月から1.5倍になった。
これでも仕事の分量からいけばまだ安いけど、これなら頑張れる額だ。

そもそもなぜ最初にこんなに安かったかというと、
この会社は外注ライターを使うのが初めてで、相場がわからないようなのだ。
報酬だけでなく、その他のいろんなことも同じ理由でスムーズにいかない。
二転三転したり、スケジューリングがうまくいかなかったり。
そのうえ、方向性も決まらぬままに納得のいかない修正があったり。

昨日はそのことを調整する打合せだった。
そこで、初めてもう一人のライターさんに会った。
(私ともう一人が同時に雇われた)

前から、彼女のコピーを見るたびに落ち込んでいた。
「あー、こんな言葉を使えばいいのか」とか、勉強させられることばかりで。

実際会ってみると、シャキシャキした、仕事のできそうな女性だった。
肌がすごくきれい

打合せでは、私の言いたいことを代表したかのように全部言ってくれて、
私はただぼんやりそこにいただけだった。

意外かもしれないが、私は仕事相手に対してはとても大人しい。
ケンカっぱやくて、過去には何度もケンカしたことがあるが、
それは相手の人間性がどうしようもなかったり、
周りの人を巻き込むような迷惑行為だったりという場合であって、
基本的には穏やかな人間だし、対応もやわらかい
どうしてもガマンならんことがあるとカッとしたりもするが、
たいていのことは我慢できる(ようになった)

というか、本当の自分を出したら引かれるんじゃないかと思い、
仕事相手には必要以上に大人しい。
ネコをかぶっている・・・というわけではないのだけど、
本当にどうしたらいいのかわからないのだ。
「普通に明るく元気に」というのができない。
いわゆる「明朗活発」ってやつだな。
・・・あれができない。
ということで、「熱く激しく自己中な」自分を隠そうとすれば、大人しくなるしかないのだ。
私のことを好きでいてくれる人がいるのは知ってるけど、
でも、私は「誰にでも好かれるタイプ」ではない。
苦手な人はすごく苦手だと思う。
でも、仕事で会う人にはできるだけ苦手と思われたくはない。
だから、とにかく礼儀正しく、優しく、感じよく、適度に明るく、というのを心がけている。
人に嫌な感じを与えないようにと、結構必死なのだ。

そうすると、ぼんやりした、のんびりやさんみたいに思われることが多い。
昨日も、ハキハキしゃべるもう一人のライターさんの横でぼやーっとしていた。

打ち合わせが終わって、窓口のSさんと二人きりになったら、
Sさんが、私ともう一人のライターさんのことを「お二人は対照的ですよね」と言った。
ニコニコしながら言っていたので、悪い意味ではなさそうだ。

ハキハキ積極的な彼女と、うすぼんやり・もたもたした私。
新しく来た取りまとめ役のおっちゃんに経歴を訊かれたときも、うまく答えられなかった。
もう一人のライターさんは、すごく上手に話していた。
あんなふうに自己PRも上手にできればいいのになぁと、ちょっと劣等感

いつもこういう劣等感を抱いてしまったときは、気を引き締める。
「仕事で取りかえそう」と思う。
そう。
いい仕事をすれば、何をどう口で説明するよりもわかってもらえる。

1つ1つの仕事をいつも全力で。
想いを込めて。

それは、
その姿勢は、
絶対に伝わると思っている。

そして、仕事をこんなふうに真剣に真面目に一生懸命取り組む人間なら、
そんなに悪い人間ではないだろうと、
思ってもらえると信じてもいるのだ。

これは、私の信条。

やれやれ。

2010-05-09 12:42:04 | 仕事
今日これから夜8時までに原稿1本。
9時からひのきの面接やって、
帰ってキャッチコピー残り35本。
これが10日の15時まで。

並行して、10日の午前中にメルマガ1本。
さらに11日の朝までに原稿2本。

やれやれ。

連休などむやみにとるもんじゃないな。

久しぶりに本気の追い込みだ。

まあ、やるしかない

昨晩は、やさぐれてました

2010-04-21 10:27:14 | 仕事
人を採るってほんまに難しい。
焦ったな、私

昨日、この間面接した新人講師が授業をやるということで、
フォローに行ったのだけど……。
事務室で会って、少ししゃべったとき、「あれ?」と思った。

こんな人やったっけ……

謙虚さ一切なし。
立ち上がって「お願いします。○○です」と挨拶するわけでもなし。
堀先生が「この間、面接してくれた人」と私を紹介すると、
「ああ……」って、チラ見な感じ?!

で、なんか話もかみ合わない。
人の言うこと聞けない。
相談や質問なし。
ついでに、なんかノリが変……?!

すごく嫌な予感と苛立ちを覚えながら、授業へ。

結果。

ひどかった

そのうえ、2人、体験授業を受けたいという生徒が来ていて、
それがむちゃくちゃな学力だったものだから(九九が言えない中3)
教室の中で個別で私が見るしかなくなり、

あとはもう……

それはそれは……

思い出すのも嫌な……

120分だった

「授業」をしているところをほとんど見ていない。
授業をしないのだ。
プリント配って、生徒が「わからん」とか言い出したら、説明を始める。
早く終わって退屈している生徒がいるのに、無視。
「早く終わった子用のプリントあげて!」と途中で私が怒鳴っても、それも無視。

勝手にバラバラに生徒に休憩をとらせる。

「お願いやから、ちゃんと授業をやって。授業を進めて」と言ったら、
少しやり始めたけど、賢い子にしか説明しない。
それもクイズ形式。
全くわからないアホな子はしゃべってるのに、それも無視。

たまりかねて、「こっちの子らにちゃんと説明して!」と言っても無視。

最後は、ダレ始めた生徒を見て、勝手に授業を終わらせようとし、
勝手に帰らせようとした。

かつて、ここまでむちゃくちゃで勝手な授業をした人がいただろうか?

授業終了後、私が1つ1つ注意すると、
「はい」も「すみません」もなし。
ひたすら言い訳を繰り返す。
「私は……」「他の塾では……」「あの子らが……」「こうだから……」
「他の先生が……」「Aクラスでは……」

私も、あかん、あかん、ここはぶちキレるとこじゃないと自分を抑えながらも、
声を荒げてしまった
私が声を荒げないといけないほど、自分の非を認めないのだ。
自分が「指導されている立場」だということをわかっていない。
同等の立場で教育論を闘わせているわけじゃないんだよ!!

何よりも、生徒に塾への不信感を抱かせてしまった。
そのことにひどくショックを受けた

意味のない120分。

そして、横についていながら、九九を教えるので精一杯で、
他の生徒をフォローしてあげられない自分。

なんだかもうやりきれなかった。

究め付けに、事務室に戻ってからも私がいろいろ注意していたら、
途中で自分の鞄を持ってきて、
片づけをするわけでも「ありがとうございました」と言うわけでもない。

さすがに堀先生も怒って、
「ちょっと、自分、まず鞄置いたら?まだ片付けもしてないやろ?」と言った。
(いいぞ!

そしたら、また言い訳。
「10時半には出ないといけないんで……。朝5時半起きなんで……」

お・・・怒られたら、「ごめんなさい」やろ!!!おいっ!!

人に教わったら「ありがとう」やろっ!!!

子供のときに習わなかったんかいっ!!!

彼女が帰った後、脳の血管切れるんちゃうかと思うくらい、血が頭に上っていて、
堀先生に「わかった。もういいから」とたしなめられるほど、私は怒っていた。

「もう、あの人は今日で終わりにするから」
と言われ、今度は苦しくなる。
もう泣きそうだ。

毎回のように先生が変わって、生徒が本当にかわいそうで。

やりきれないのは、
・そんな人を採用したのは自分だってこと
・自分が授業をもてば早いのに、それができないってこと

九九ができない生徒が来たことにも凹んでいた。
本当にこの国は、義務教育が9年もあるのか?
先進国か?
2×7=18って言うんだぞ!!
橋下知事!維新だなんだって言うなら、教育現場を見てみろ!!

・・・・・

帰って酒を飲んだ。
「やさぐれてるな……」と夫。

ものすごく凹んでいた。
やりきれなかった。

人を採るのは本当に難しい。
「一緒に働きたい人」を選ぼう。
「やれそうな人」じゃなくて。

反省。
早く講師を見つけないと……と焦るばかりに、
経験者でしゃべれそうなら何とかなる!と思ってしまっていた。

しかし、生徒ならともかく、新人講師に声を荒げるってないで…
一番私が手に負えないタイプやった。
一言で言えば「素直に学べない」。

あかん。
人は素直に学べないと成長しない。

そして私が一番嫌いなことをした。
「言い訳をする」

最初なんだからできないのは当たり前。
そんなことで怒らない。
でも言い訳したらあかん。素直に聞けなかったらあかん。
ありがとうと、ごめんなさいを言えなかったらあかん。

そして、今日一番ショックだったのは、やっぱり講師が安定しないこと。
生徒にとっていいことじゃない。
コロコロ先生が変わったらかわいそうで

でも、そうしたのは自分なんだ。
それを思うと胸が痛く、やさぐれるしかなかった

採用方法を考え中。
みんなに知恵を拝借しようと思う。
26日から3週間、莫大なお金をかけて求人募集する。
たぶん人は来る。
その中で間違いなくいい人を採るということを考えなくては。

生徒には、ちゃんといい環境で勉強させてあげたいもんね。

そう考えると、改めてこの2年はいい講師が集まったなと思う。
2年前、誰も講師がいなくなって、塾に呼び戻された時はどうなるかと思ったけど、
山口くん・長谷川さんの最強コンビ、
そしてテスト前にはつーはん、和田さん、
ヘルプで木村さんや神田さん、大西さんなど、本当に心強かった。
私自身は、長い10年以上のひのき生活の中で、実は一番やりやすかった。

みんな能力が高い上に、生徒想い。
人格者、フットワークが軽い、愚痴が少ない。
私や堀先生との距離感もちょうどいい。
(たまに遊んでくれる)
酒飲みなのもよい

またそういう人に来てもらいたい

しかし、就職難で人は余ってるはずなんやけど……
どこにいるんや?

サクセスストーリー

2010-02-26 00:18:52 | 仕事
引っ越し日が決まった。
3月11日

家の引き渡しは4日の予定。
もうすっかりできている。
2、3ヶ所気になっているけど、基本的には満足している。
こじんまりと、あったかい、可愛いお家になったと思う。

しかし、急に引っ越しが決まったため、忙しさも倍増!
荷造りは勿論、買い物やら手続きやら、やることいっぱいだ。
なのに、仕事はどんどん入ってくるし、塾は入試前やし、
確定申告もせなあかんしで、ちょっと混乱している。

今日も朝から打ち合わせ。
数年前から仕事をさせてもらっているところから、新たに冊子の制作を頼まれた。
50ページくらいあるんだが、
「構成、取材、ライティング、編集と全てお願いします」とのこと。
「ま、いわゆる『丸投げ』ってやつです(笑)」
と担当者が笑って言うからとりあえず笑ったが、
実際にはあまり笑えることではない

でも、内容はとても興味深い。
簡単に言えば、限定された対象者へ向けての就活マニュアルみたいなものだ。
取材中心でライティングできるのもいい。
また、冊子といえど本のような形になる仕事はやはり嬉しい。
こんなふうに自分の実績となるような仕事は断れない。断りたくない。
報酬も●十万円になるし…

ただ、納期が短く、これを一人で3週間でやれというから驚きだ。
ただでさえ、他の仕事と引越しで忙しいっちゅうのに……

打ち合わせを終えたらすぐに移動。
今年からスタートした、某ブランドの仕事。
今日はサイトのコンテンツの一つで、この会社のヒストリーを文章化するというもの。
そのために会長と社長に取材した。

それがまあ、会長がしゃべるしゃべる!!
それもほとんど「脱線」。
脱線8割、本題2割みたいな……?

そのため、会長で2時間。
その後、社長で1時間。
合計3時間の取材だった。

その後、授業やで

家に帰って晩ごはんの用意してから塾に行こうと思っていたのに、
そんな時間もなく、中途半端に時間が余ってしまった。
帰り道の南方のモスで、しばらく放心状態……

3時間、五感をフルに活動させながら人の話を聴きつつ、ずっとメモを取っていると、
めちゃくちゃに疲れる。
プールで500メートルくらい泳いだ感じ。
(……って、私は5メートルくらいしか泳げないが、想像すると)

でも、疲れてはいたけど、気分的にはとても良かったのだ。
今日はいろいろ褒められることが多かったので。

まず、朝の打ち合わせのとき、前回作った広告がとても好評という話を聞いた。
自分でもこれはよくできたと思っている。
一緒にやったデザイン事務所の人がすごくよかったのだ。
自分の力が1.5倍くらいに発揮できたと思う。

それから、午後の社長の取材のときも、
会っていきなり社長が言ってくれたのが、
「この間の商品コピー、とてもよかったです!」
だった。
そして、「中長期的に一緒にやっていきたい」という意味のことを言ってくださった。
本当にありがたかった。

「世界を目指す」と社長は言う。
私はこれを決して大きすぎる夢だとは思わない。
むしろ、こういうことを言える社長(たぶん私より年下)がとても素敵だと思う

ふと、ライターの駆け出しの頃、私を拾ってくれたある社長のことを思い出した。
この社長の会社も、その時はまだ40店舗くらいしかなかった。
でも、今ではその10倍の店舗が全国にある。東証一部上場会社だ。

この社長が昔よく話していたのが、
「1店舗目をオープンしたとき、僕が『100店舗作る』と言ったら、
社員も仲間もみんな笑ったんや」
信じられない夢物語だと思ったのだろう。
だけど、社長は平気だった。

「100の夢がなければ、100の実現はない」

そのとき、社長が言った言葉がこれだ。
まず夢ありき。
1の夢をもてば、現実になるのも1だけ。
でも、100の夢をもてば、100が現実になるかもしれないのだ。
少なくとも夢をもたなければ現実になることもありえない。

そして、社長は数年後、夢を実現した。

私は10年間、「夢」が「現実」になっていく様子を追い、取材し、
社内報という形で書き続けていた。
1つの会社のサクセスストーリーを目の前で見られて、それを書けるというこは、
宝くじに当たるよりも運がいいと思った。
それくらい、すごい経験だった。

だから、今日取材した社長が、自分たちのブランドが目指すのは世界なんだというのを聞いて、どきどきした。
また、そばでそれを見られるのかな、と思った。
決して「夢」を笑うような気持ちにはならなかった。
ただ、どきどきした。

授業が終わって、帰って3品ご飯を作って。
あっという間に夜中が来た。
ふらふらでまだこれから原稿書くけど、気分は悪くない。
まだどきどきが続いてる。

取材、いろいろ

2010-02-13 00:59:22 | 仕事
3日も4日も自分の思考を書かないでいると、腐ってくる気がする。
自分の感情を言葉にして・・・文字にすると安心する。
楽しいことも、辛いことも。


とにかく仕事が多い。
いくらでも仕事があるというのは、本当にありがたいことだ。
大変だけど、精神的には助けられる。

月曜日中に仕上げないといけない原稿が山積みだ。
小さなものだけど、インタビュー記事が10人分。
病院の記事は、がっつり2ページ分。
メルマガ1本。
商品コピー5本。

10人分のは、今週火・水と東京で取材してきたもの。
スーパーの社内報の仕事で、また社長と二人で行ってきた。
行きも帰りも新幹線の中でずっとお話し、食事も一緒にとり、
もちろん取材も一緒にし、2日間ずっと社長と行動を共にした。

とてもおしゃべり好きな方なので、一緒にいても退屈しない。
学生運動の話から、経済学の話、お酒の話、料理の話と、いろいろ聞いて楽しかった。
そのスーパーの窓口になっている方も、すごくいい人で。
なんか、シュッとしてる
(シュッとする=大阪人にとって最高の褒め言葉)
東京の人は違うなぁ、といつも思う。

東京に行くと、お昼も夜も食事をご馳走になる。
それがありがたいけど、申し訳なくて恐縮してしまう。

今回は、夜は社長と二人で天ぷら屋さんに行った。
久しぶりにカウンターで食べる天ぷら!
私には大阪でも福島に行きつけの天ぷら屋が1軒あるが、
カウンターで揚げたてを食べるって、本当に贅沢で気持ちがいい
社長に連れて行ってもらったお店もとてもおいしかった。

置いてある日本酒は、福井の「黒龍 純米吟醸」と佐賀の「東一 純米吟醸」だった。
どちらも美味しいお酒だ。
黒龍はやや辛口で、お米の旨味はあるけどそれを前に押し出すことなく、
わりとさらりと飲めるタイプ。
東一は、新酒だったので、フレッシュさがあった。
注ぐだけで香るフルーティーな吟醸香。
味わいもやはり爽やかな酸味があり、フルーティー。
お酒だけで飲むなら東一が好きだけど、天ぷらには黒龍のほうがいいかなと思う。
でも、ちゃんとこういうお酒が置いてあるのがうれしい

社長は東京に来るとよくこの店に来るらしく、店主とも顔見知りだった。
私のことを「きき酒師」と紹介してくれたら、なんとこの店主もきき酒師!

私も嬉しかったが、この店主のほうがすごく喜んでしまって、
そこから酒談義が続く続く・・・
ちょっと社長には申し訳ないくらい、二人でマニアックな話をして盛り上がった。

そんなこともあり、とても楽しい食事だった。
取材も問題なく終わった。

ここの仕事をもらえたことは、昨年の出来事で一番嬉しかったことだ。
もう一度社内報の仕事ができるなんて夢にも思っていなかったし、
何よりいい人たちなのである。
社長も、私を誘ってくれた編集の方も
だから、ちゃんといい仕事をして、お返ししたいといつも思っている。

東京から帰ると塾で・・・
私立の入試を終え、生徒はなんだか変な感じ。
緊張感と、ふわふわと。

みんなが真剣に机に向かってるのを見ていると、またちょっと泣きそうになる季節がやってきた。
あと1ヶ月でお別れ・・・
入試が早い子は、もう数日でお別れだ。

この時期がいつも辛い。
辛いけど、楽しい。

生徒の顔つきが変わってくる。
それを見て、じんとする。また。

そして、今日は病院の取材。
結構大きな総合病院で、そこの院長先生と息子さんに取材した。

それがまあ、大変だった。
院長先生は今年80歳とかで、とにかくよくしゃべる。
とてもいい人だということは、その笑顔を見るだけで伝わってきたし、
お医者様としても素晴らしい人だった。
だけど・・・
とにかくしゃべりがすごいのだ

聞きたいことはいっぱいあるし、絶対に埋めないといけない項目もあるのに、
それに全く辿り着かない。
延々と戦時中の話をなさる
私にちょっとの口も挟ませない。

戦時中の話を聞いて1時間が過ぎた・・・

ようやく息子さんが来てくれて、なんとか取材になったが、
途中でまた息子さんが退席し、今度は学生時代のアルバイトの話が・・・

どこで終わらせようかと伺っていると、
しまった!
星座・血液型・出身地・出身大学というデータをとるのを忘れていたことに気づいた

この4項目を聞くのにまた30分・・・
ようやく「院長先生、こちら教えていただけますか?」と口を挟め、
「ああ・・・血液型は・・・」と答え始めたのでほっとしていたら、
出身地を答えた後で、またそのご実家に焼夷弾が落とされた時の話が始まった

もう一息だったのに・・・

そこからまた30分。

・・・・・・・・

なんとか無理やり終わりにして、挨拶をして病院を出た。
院長先生の姿が見えなくなったとたん、カメラマンの人がこらえきれないように大爆笑。
私が困っていたのがよほどおかしかったらしい。

「ちゃんと取材できたんですか?」と笑いながら聞く。
「なんとか・・・。ほとんど戦時中の話でしたけど」

また大爆笑。

「出身地まで来た時、やっと終われると思ったんですけどね、また焼夷弾の話が始まって・・・」
「ひゃはははは!」

そして、駅で「本当に、お疲れ様!」と声をかけられ、カメラマンの方と別れた。

ほんまに疲れた・・・
2時間半、ほとんど口も挟めず、ずーっと人の話を聞くだけって、
たぶん想像以上に疲れるよ。

電車の中でぐったり・・・

でも、本当にいいお医者様だったんだ。
それだけは確か。
笑顔が素敵で、とても優しく知的なおじいさんという感じで。

取材はうまくいったとは言えないかもしれないけど、
こんな中でも「あっ!」と思う瞬間があったから満足。
その人の一番美しい心や生き方に触れる瞬間・・・

「患者さんにね、ありがとうって言われるとやっぱり嬉しいよ。
でも、死ぬこともある。
死ぬのは嫌だね。慣れない。何年やっても。
これだけは慣れない。
・・・神の手をくださいって、思う」

これを聞いて、心が震えた。

神の手をくださいって、きっと本当に何度も何度も人の死に立ち会うたびに、
自分が助けられなかった患者さんを目の前にするたびに願ったんだろうな・・・
この一言で、院長先生の医療に対する姿勢が見えた。

いい原稿が書けると思う。

人の生き様を、想いを、言葉にする。
この仕事をいつも誇りに思う。

私が書きたいのはいつだってこういうことだ。
歴史に残るような偉い人のことじゃなく、
すぐ隣にいるような普通の人の生き様。

今日は本当に疲れたけど、結果的にはよい取材だったな。
(疲れすぎて眠ってしまい、原稿が遅れているが・・・
また土日休み返上で書き続けなければ・・・)

一仕事終えたら

2010-01-20 17:19:21 | 仕事
やっと仕事終わった

ひー!
もう翌日の夕方やん!
間に他の修正も飛び込んできて、結局ずっとパソコン前。
腰が痛いよ・・・

とりあず、朝になって神が降りてきて、
急にぴややーっと何案も書けて、
「どれもいいです!」とOKが出た。

中小企業と就活中の学生、それぞれに向けた新プロジェクトのチラシ(両面)

初めて一緒に仕事をしたデザイナーの人が結構良くて、
ラフ見た瞬間に、シンプルだけどキランと光るものがあって、
ダミーで入ってるコピーに負けるわけにはいかんと必死になってしまった。

朝、「私って才能ないし!」とか「コピーライターちゃうし!」とか
いつものようにぐちぐち言ってお茶漬け食べてたら、
超ポジティブ&癒し系の夫が
「またこれで成長するな!
と言った。

そだね・・・

久しぶりに違う脳使って、
久しぶりに120%の力出して、
なんとか納得いくものができて、
昨日の自分よりは成長した気がするよ。

自分に限界を作ったら、そこまでしかいかないもんなぁ。

難しい仕事がきたとき、いつも私が思うようにしていることがある。
それは、

「自分に解決できない仕事は、やってこない!」

ということ。

仕事も縁だから。

それを信じて向き合うと、無理だと思っていたこともできたりする。
そんなもんだよなぁ。

しかし、腰が痛い。
横になりたい
野菜食べたい。
豆腐食べたい。
乳酸菌足りない。

これから授業。
腰痛悪化は間違いなし

とはいえ、いつも一仕事終えると、とても清々しい気持ちになる。
体の疲れなんかとは関係なく、パワーが漲る感じ。

今、「いいものができそうです」とデザイナーさんから電話があった。
あとはクライアントのOKが出れば・・・

さてさて。
ダイエット中やけど、
今日はまあ、ビール飲んでもいいんちゃうか?

コピーとグレンフィディックと私。

2010-01-20 01:25:23 | 仕事
私の好きなウイスキーの1つに、グレンフィディックの15年がある。

12年は安いし、売っているところも多いので、比較的よく飲むのだが、
15年は「買おう」と思って探さないとなかなかない。
(そんなレアなものではないが)

夫が会社の人に、15年と18年をもらってきて、置いていた。
その15年を今もらって飲んでいる。
久しぶりだ・・・

実は今、仕事中。
不謹慎と思うなかれ
少々のアルコールで酔う私ではないし、
これくらい旨いウイスキーをほんの少し(10ml)ぐいっとやると、
むしろいい感じで仕事がはかどるのだ

日本酒とウイスキーとどちらが好きかと問われると、
僅差で日本酒が勝つ。
でも、性質が全く違うので比べるのも難しい話だ。
ウイスキーがそのものを単独で味わうのに対して、
日本酒は料理あってのもの、という感じがする。
もちろん、ウイスキーに合う食べ物もいっぱいあるのだけど。

こういう夜は、ウイスキーがいい。
(ちょい禁酒、たった1日で破れたり~)
目が覚める。

久しぶりに今日は徹夜かもしれないなぁ。
自分の才能のなさに愕然とする。

ライターなんて職業をやってると、いろんな仕事がくる。
でも、私は基本的に取材記事のライターだから、広告コピーが一番しんどい。
やっていて、自分で「これでいい」と自信がもてないのだ。
物書きとコピーライターは、根本的に違う脳を使うような気がする。
私にはとても難しい。

でも、今日はそんな仕事
それも、明日までの。

もちろん昼間からやっていたんだけど、
こんな日に限って授業が4時間もあったりして、
夜中にフィディック飲みながら書くようなことになる。

松尾芭蕉の「平泉」や孔子の「論語」を教えた後で
コピーライターの頭に戻すのは結構たいへんだ。
おいしくて濃厚な酒の力が必要になる。

あー、神様、降りてきて!
私に素晴らしいコピーライティングの力を!


えびす効果あり?!

2010-01-12 13:15:48 | 仕事
9日は、毎年恒例のえびすさん参りへ。
ライター友達のみつながさんと、堀川戎へ行ってきた。

今年もいい仕事をたくさんしたい。
商売繁盛と家内安全をお祈りした。

私が「今年は書くことに関して野心家になりたいと思っている」と言うと、
みつながさんはとても喜んでくれた。

本当に、今年は野心を取り戻したいと思っている。
それは、ライターとして・・・というより、「もの書き」としての。
私の書くものを好きだと言って、ほれ込んで、本気で「書かないとダメだ」と言ってくれる人がいる。
そういう人が一人でもいるのなら、その気持ちに応えられるように、
もう一度本気で努力してみたいと思った。
それは、とても怖いことだけど・・・
自分と向き合うという、一番骨の折れる作業を今年はすることになると思う。

最近忘れていたが、「書くことによって恢復する」ということを、
再び目指してみたいと思う。
たぶん、それが自分が書き続ける意味だと思うから・・・

そうそう。
年末に「絶対とる!」と言っていた仕事だが・・・

とれた!!

某ファッションブランドの新商品のコピーを毎月書くことになった。
とりあえず1年契約。
ボリューム的には少ないので、1ヶ月の報酬額は少ないが、
それでもレギュラーの仕事は嬉しいねぇ。
精神的にかなり楽になる。

この仕事は久しぶりに自分の実力で勝ち取った。
テレビショッピングもしているブランドなので、
そのテレビ放送のDVDが送られてきて、それを観て商品コピーを書くというのが一次審査。

デザイナーが出演していて話しているので、それを資料と合わせてまとめる感じ。
8商品もあってめちゃくちゃ忙しい時期で大変だったが、なんとか完成させた。
できるだけデザイナーの想いを込めるように書いた。

一次審査合格の通知が来て、二次審査が面接。
採用担当の方といろいろ話をしていたら、社長さんが現れた。
忙しい中、挨拶だけでも・・・と顔を出してくれたのだ。
ほんの3分ほどだったが、とても印象的な時間だった。

社長さんは私の一次審査で提出したコピーをめくり、「ここ、ここ」と指差して読み上げた。
そして、「今回たくさんご応募いただいたんですが、こういう視点で書かれているのが面白くて、あなたの文章が印象に残りました」と言ってくれた。

嬉しくてちょっと震えた。
そして、10年以上前、社内報の仕事をとれたときのことを思い出した。
あの時も、社長はこう言ってくれた。
「50人受けにきたけどね、あなたの文章がピカ一だった」

あの時のことがオーバーラップしてきて、ああ、もしかしたらこの会社とは長いお付き合いになるかもしれないな・・・と思った。

それから、もう一つ社長さんが言ってくれたこの言葉。
「もしこのお仕事をお願いすることになったら、一年後にはお互い成長するような仕事をしてほしいと思うんです。
私たちも成長します。だけど、あなたも一年後にこの商品コピーを読み返したら、もっと違うものが書けるくらい、成長してほしい。
そういう関係を望みます」

仕事の中で一緒に成長していく関係・・・
そんなことを言ってくれることがありがたくて、
この時もっと本気で「この会社と仕事がしたい!」と思った。

だから、2週間後に合格の連絡をもらったときは、思わずガッツポーズ!!(笑)

嬉しかったぁ・・・
久しぶりに自分の実力で勝ち取ったという感じがして、本当に嬉しかった。
頑張っていい仕事をしないと!

今年のスタートはいい感じだ。

この新案件も始まるし、1月初めに広告の仕事を1つもらっている。
それから、さっき(本当にさっき)、また別の案件の依頼があった。
昨年の秋頃に営業をかけていた制作会社からで、
医療関連の本を出すので、病院紹介の取材記事を何本かお願いしたい、とのこと。

地道に営業しておいてよかった!!

これから3月まで、テスト対策・入試対策と塾も忙しいが、
とにかく時間のある限り、できることをしっかりやろうと思う。

それにしても、いきなりエビスさん効果あり?!
いい一年になりそうだ……

お詫びされた

2009-12-17 10:56:20 | 仕事
この2、3年、若者の就職支援をしている大阪府の事業部から、いろいろな仕事を受けている。
若者と企業のマッチングを助けるイベント取材であったり、
企業向け新聞に向けての「若者採用」についてのコラムであったり、
若者採用についての指南書であったり。

その関係で、一昨年は大阪府の中小企業を30社ほどまわり、取材もした。
それは1冊にまとめることができ、とても感謝している。

今月に入ってからも、企業向けの広告を作成してほしいという依頼があった。
「助成金制度を利用して、もっと採用に積極的になってほしい」と企業に促す内容の物だ。

3案違うタイプのコピーを提出したところ、
「どれも捨てがたい・・・」とありがたいお返事。
ただ、素人によくありがちな行為だが、A案を基本にしてそこにB案の一部とC案の一部を無理やり組み合わせたものが戻ってきた。
1つ1つが完成品なのにな・・・

とは思ったが、向こうが入れてほしいセンテンスをうまく生かしながら校正してみた。
不自然にならないよう、流れが悪くならないよう。

その戻しはOKをいただき、とても気に入ってもらえたようだった。

それが……

もう一つ新事業の立ち上げに際して頼みたい仕事があるとのこと。
打ち合わせに伺おうと思ったら、
「お詫びがあるので、こちらから出向きます」との返事。

お詫び?!
なんだ……?

しかし、そう言われても出向かれるほどのことはないと思い断ったが、
メールでの押し問答の末、昨日、北浜の上島珈琲で会うことになった。

行ってみると、上司の男性も来られ、なんだか大事になっている……

話を聞いてみれば、こうだ。
なんと向こうの手違いで、私が最終の校正をしたものではなく、
その前に向こうが出してきた3案をごちゃ混ぜにしたもののテキストを入稿してしまったと……。

仕上がってきた広告を見せてもらうと、確かに……

でも、印刷まで終わったものをとやかく言っても始まらないし、
私としては「別にいいですよ~」という感じだったのだが、向こうは二人で平謝り。

「あれがベストだと思って私も提出したわけであり、
そして、それをそちらもベストだと思ってくださっていたのなら、
それが形にならなかったことは残念だとは思います。
でも、済んだことですので、気になさらないでください……」

そのようなことを伝えると、上司の方がこう言ってくれた。

「でも、生み出された文章は、自分の子供みたいなものですよね?
だから本当に申し訳なくて……。
それに、これからもいろいろ力を貸していただきたいと思ってるんです」

私はなんだかその言葉に感動してしまって、ちょっと泣きそうだった。

生み出した文章は、自分の子供みたいなもの……

それをわかってくれるクライアントが一体どれほどいるというのか?

私が、それくらい想いを込めて仕事をしているということを、理解してくれていたこと、
それが何よりも嬉しかった。
誠実な対応というのは、こういうことなんだな、とも思った。

よくお店などで、クレームがあると対処後に、それが逆に顧客満足度へつながる場合があるという。
まさにそういう感じで、今回の広告は残念だったけど、これからもこちらの仕事は精一杯努めさせてもらおうと、そういう気持ちが増した。

それに、1月早々の仕事を1本いただいたし、
まだ企画段階ではあるが、実現したらとても面白そうな仕事の話をもらった。

ここの事業部は若者の就活を支援している。
企業側・若者の両側からサポートするイベントやセミナーなども企画しているのだが、
「就活をしている大学生に、文章の書き方を教えてもらえないか」
というお話だった。

これは願ってもない話!!
私はいつか「書くこと」を「教える」という仕事ができればいいなぁと、前から思っていたのだ。
私ができる二つのことを両方できるから。

まだ企画段階で具体性はないが、もし実現するとしたらぜひお願いしますと言われ、もちろん引き受けた。

その上司の方には初めて会ったのだけど、とてもいい感じの人だったなー。
国の少ない予算の中で動いている事業なので、あまりいい報酬はもらえないが、
それでもとても楽しくやらせてもらっている仕事の1つだ。

帰りに、「五感」のお菓子をいただいた
北浜に本店があるんだっけな?
過剰なお詫びに驚いたが、でもありがたく受け取った。

天職なんて存在しないよな・・・
今の仕事を一生懸命やるから、その仕事の面白みがわかるわけで。

自分がなぜ仕事をいつも楽しいと思えるのか、それがわかってきたように思う。
一生懸命やって、その仕事の先にある「人」のことを想像していれば、
どんな仕事も充実するし、楽しいのだ。


いい流れ

2009-12-02 12:17:23 | 仕事
長い長いテスト対策がやっと終わった……
16日~30日まで15日間の内、授業がなかったのは3日だけ
授業だけだったら別にいいのだが、教材作りもあるし、
何よりその間、フツーに本来の仕事にも追われていたわけで……
っていうか、主婦やし!一応……

時間がない焦りと、部屋が汚くなるのと、ご飯がまともに食べられないのと、
夫に何もしてあげられないのと、人と会うストレスとで
イライラも頂点に達しかけていた

でも、昨日久しぶりに誰にも会わずに家にいて、朝から夕方までリラックスして原稿を書いた。
夕方で仕事は切り上げ、掃除して、洗濯たたんで、
ピーマンの肉詰めやら、いんげんの煮物やら何やら作って食べて、
夜はちょっとテレビ見たりしながら梅酒飲んでたら、元気になった。

心から回復した
とても爽やかな気分

自分で、精神レベルが下がってる(=イライラなどで悪い空気を出す精神状態)
ことに気づいてはいた。
下がってるときって、何をやってもうまくいかず、タイミングが悪くなる。

といっても、しょうもないことやで

例えば、駅のホームに上がったら、タッチの差で電車が行ってしまったとか、
スーパーに行ったら自分が欲しい商品だけが売り切れだとか、
目当ての店に行ったら臨時休業だとか、
本当にそういう小さなこと。

でも、そういうときって、絶対精神レベルが下がってるときなのだ。
反対に、いつもニコニコ元気で明るい気持ちで、人に親切にしていると、
だんだん精神レベルが上がってきて、タイミングがよくなる。
いろんなことがうまくいき始める。

人生は、自分の思考次第でどうにでもなるってことを、最近は実感としてわかっているんだけど、
それでも、疲労や焦り、人と会うストレスなどがたまってしまうと、
自分で自分の心をコントロールするのが難しくなる。
まだまだ修業が足りんな……。

テスト対策は終わったが、年末まで仕事はめちゃくちゃに忙しい。
でも、新しいことが多いので、すごく楽しくてわくわくしてる

来週の火・水は東京出張。
これがまず楽しみ

それから、明日は打ち合わせ。
ある競合プレゼンに参加させてもらえることになった。
明日は一緒に闘う制作会社の人に会う。
なんとしても勝ち取って仕事にしたい!!
単発じゃなく、定期的な仕事だから、どうしても取りたいのだ。

さらに、来週後半は、某アパレルメーカーの二次審査(面接)がある。
これも絶対落としたい仕事で、通ればこのメーカーの某ブランドの広報に関われる。
WEBサイト、パンフレット、カタログ……
商品のあらゆるテキストを任せられるのだ。

やりたいーーーーー!
絶対やりたいーーーー!

この二つの仕事をとれるかどうかは、来年の仕事の充実度に関わってくる。
どっちもすごく面白そうな仕事なので、なんとかモノにしたい。

アパレルのほうは、一次審査に通るか不安だったので、今日連絡をもらったときは本当に嬉しかった。
一次審査はDVDのデザイナーさんの話から商品の紹介を書くものだったんだけど、
DVD自体が1時間もあるわ、商品は7、8点あるわで、本当に大変だった。
それも、授業と他の取材・原稿が続いてふらふらになってるときで、
締め切りギリギリの夜、「もうあきらめようかな……」と何度か思ったのだ。
こんな状態で焦って書いてもいいものが書けるとは思わなかったし、
どうせ通らないならやるだけ時間の無駄だと思った。

夜中2時頃眠くなり、もうあきらめて寝てしまおうと思ったけれど、
思いなおして3時間だけ仮眠をとることにして、
朝5時に目覚ましかけて起きて、そこから一気に最後まで仕上げた。
授業行く前に宅急便で出して、本当にギリギリセーフ!!

今日、一次審査が通ったと知って、やっぱりあきらめないでよかったなぁと思った。
昔は寝ないで仕事するなんて普通だったけど、
歳とったら睡眠とらないと頭が動かなくなった。
でも、やる時は気合で乗り切らないとあかんなぁ。
酒ばっかり飲んでるから、体弱るねん
もっとちゃんと頑張らないと……

でも、今はなぜか負ける気がしない!
この仕事、二つとも絶対とる!!
久しぶりに燃えている

何かいい流れが来ているような気がするのだ。
こういう状態は大事にしなければ……
まだまだこんなところで終わるわけにはいかない。
仕事も授業も主婦業も、全部ちゃんとやる!

なんか楽しいなぁ。頑張るぞ~!!


何年やっても勉強だなー

2009-11-04 13:32:53 | 仕事
昨日は塾で、レギュラー講師と個別講師の合同ミーティング。
個別講師が模擬授業をやるのを見せてもらった。

一人ひとりを採点して評価も書くんだけど、これが難しい。
自分としては、少し辛めの採点にさせてもらった。

立場上、いろいろ偉そうなことも言わないといけないから言ったけど、
じゃあ、あんたできますか?と聞かれたら……ビミョー

いろんな人の授業を見させてもらって、自分にとっても勉強になった。
すごく。

松居さんに模擬授業で使う教材を相談されて、分数の文字式の計算を選んだ。
皆がどんなふうに教えるのか、知りたかったから。

分数の文字式の計算というのは、「学力的に厳しい生徒」にとっては非常に難関で、
でも、1年で習う計算の大事な要素がほとんど詰まってる大事なところだ。

・分配法則
・カッコの前がマイナスのときのカッコのはずし方
・同類項をまとめる
など。

分数の「通分」にこだわってしまう人が多かったけれど、
実は通分でひっかかる生徒はほとんどいない。
「マイナス」をかけるところのほうがかなりの率でひっかかる。
だから、私だったら、例題でマイナスの入った問題はまずやらない。

一次関数の増加量にしても同様。
「-7から3まで増加する」を例題にはしない。
「1から4まで増加する」と、絶対プラスの世界の話からやり方を理解させる。
「学力の厳しい生徒」にとっては、マイナスの世界のことって、
こちらが想像している以上に難しいのだ。

でも、そういうことって、1年目や2年目の講師はわからなくて当然だと思う。
私も10年やってたって、まだ「あ~そうか……。ここでひっかかるか!」
と思うことがあるのだから。

ただ、昨日の模擬授業で、「自分は教え方がわからないんだから、わかる人に聞いて勉強してでも、
生徒の成績を上げてあげないといけないんだな」と思ってくれたら、
模擬授業をやった意味があるかな、と思う。

上手にできた人が偉くて、できなかった人がダメなんじゃなくて。
誰でも最初はできなくて当たり前で、私だって堀先生に教えてもらって、
生徒に「わからん!」「あの先生わかりにくい!」とダメ出しされて、
時々泣いて(マジで)、
必死に教材作って考えて、やっとできるようになったんだから。
(そして、現在は衰退中やし・・・)

授業は本当に難しい。
最近、私はほんまにテキトーすぎるので、反省やな
もうちょっとがんばらないとあかんなと、
自分にとっても心を改められる、よい機会になった。

改めるといえば・・・

生活態度も改めなくては!
模擬授業の後飲みに行って、その後、ボウリング部の初活動!
2年ぶりくらいにやったなー、ボウリング。
楽しかった。

そして、帰るに帰れず、カラオケで半分以上しゃべってて、
朝帰り・・・

あかん!何やってんねん、私
大学生と同じことしてたら、ほんまにあかんって……

ほとんど寝ずに、原稿1本書いて、これから授業2コマ。
タフやな~

いやいや、ほんまに改めよう。
ボウリング部は活動しても、これからはちゃんと終電で帰ります、はい。