明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

自然との贅沢な付き合い方

2011-05-11 22:02:23 | 生活
昨日から雨が降り続いている。
さっきはこれまでこの家では聞いたことのないような激しい雨音が響いていた。

今、少し小降りになって、カエルのうれしそうな大合唱が始まった。
私の部屋に流れるメンフィス・スリムと交じり合う。

いい感じや。

この家もカエルの鳴き声が聞こえるのが嬉しい。
その前に住んでいた2軒の家と比べたらかなり声は小さいが、それでももうこの時期にカエルの鳴き声が聞こえない生活というのが考えられない。
若いとき、上新庄で暮らしていた時期が4年ほどあって、あの頃は新幹線と車の音しか聞こえなくて淋しかったな……

夫がこの町を好きになってくれたことに、私は言葉では言い表せないほど感謝している。
人口3万人、町の3分の2が山という、住所が「郡」という大阪では珍しい小さな町の中を転々として、もうこの家が4軒目。
どんだけこの町が好きやねん?!と思う。
でも、自分が生きてきて出会ったたくさんのものの中で、心から愛しいと思えるものの一つだ。

規模は小さいけれど、山がいつもそばにあった。
そして、今はもっと近づき、山の麓に住んでいる。

大きな震災が起きて、自然の脅威にさらされた人もいれば、改めて自然の恵みに感謝する人もいる。
でも、私にとって自然というのは、ただただ愛しいものにすぎない。
自然の恩恵を受けて生活しているわけでもなければ、自然と闘いつつ共存しているわけでもない。
ただ、いつもそこにあり、美しく、愛しいもの。

そういう感情をもてることが、贅沢だったんだと気づく。
本当に自然と共存して生きている人たちとは違う。

大学生の頃、日本中を旅していて、雪が見たい一心で12月に訪れた青森。
「旅人にとっては美しいだけの雪も、我々にとっては敵でもあるんですよ」
といわれた、あの言葉が忘れられない。

もっと多くの人々の暮らしを見たいと切実に思った。
自分とは違う人たちの。

過ちも許される歳だった。

そんなことを、雨音を聴きながら想う。

雨ばかりなので、今日は雨上がりに撮ったお花の写真でも
明日も雨らしいので、枯れてしまわないか、ちょっと心配だけど。



ロベリアが咲いた。
写っているのは2色だけど、4色ある。

あっという間に、こんなに育った。





丸窓の前のバラのアーチは、右のモッコウバラが先に咲いて、うまくアーチにはなっていない。



左側の赤いツルバラが咲いたら、アーチになるんだけどなぁ…


でも、モッコウバラ、きれいに咲いてくれました。
ありがとう

この雨があがって、暖かくなったら、きっといっぱいほかのバラも咲く。
楽しみだ。

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2 コメント

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一雨ごとに ()
2011-05-13 08:19:38
かおりさん、おはようございます。

雨上がりにカエルの声、かおりさんちも自然に囲まれたいいところですね。

バラのアーチの写真!ありがとうございます♪
楽しみにしていましたよ~。
もっこうばら、可愛いですね。
赤い薔薇もきっとこれからたくさん咲くでしょうね。
雨上がりの花の輝き!綺麗です。涼しげなロベリア、私も大好きな花です。

我が家は去年咲かなかったナニワノイバラが今年は咲いてくれました。
難波茨と書くので、大阪の薔薇かしら?(笑)

自然が脅威となる暮らし・・香川県では想像しづらいのですが・・今回の震災のニュースを見て・・・自然の怖さも感じました。
自然を美しいもの、愛しいものと感じられるのは、かおりさんの書いていらっしゃるように・・本当に贅沢なことですよね。

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バラが咲いた (かおり)
2011-05-13 18:32:07
>瞳さん

こんにちは。
今日、赤いツルバラが少し咲きました。
後で、アップしておくので見てください。

つぼみは50個くらいあるので、これからすごいことになりそう…
でも残念なことにこの長雨でモッコウバラはほとんど色あせてしまいました。
両方がいっぺんに咲くことはないようです。

実はもう1種類別の場所にバラがあって、そちらも50個くらいつぼみがついています。
咲いたらアップしますね。

ナニワノイバラ、気になります(笑)
うん、大阪のバラって気がします。

本当に、贅沢なことです。
自然と共存して生きている人たちと自分は違うんだなとよく思います。
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