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黄帝内経素問 太陰陽明論篇 第二十九 第二節 語句の意味

2013-09-16 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 太陰陽明論篇 第二十九

第二節

 帝曰。脾病而四支不用何也。

 岐伯曰。四肢皆禀氣於胃、而不得經至。必因於脾、乃得禀也。今脾病不能爲胃行津液。四支不得禀水穀氣。氣日以衰、脈道不利、筋骨肌肉、皆無氣以生。故不用焉。

 

語句の意味

四支・四肢=手と足のこと。

<素問陰陽応象大論>「清陽は四肢に実し、濁陰は六府に帰す。」

<霊枢邪客篇>「天に四時あり、人に四肢あり。」

 

稟=ヒン。ウける。命を受ける。天命を受けて生まれる。うまれつき。申す。リン。ふち米。知行。米ぐら。

 

徑=径、徑は旧字。ケイ。コミチ。小道。近道。歩道。すじみち。タダちに。すぐに。サシワタシ。直径。

 

脾=五臓の一つ。

その経脈は胃を絡い、胃と表裏をなし、体にあっては肉に合し、口に開竅する。

脾は水穀の精微と水湿の運化を主り、血液を統摂し、経脈の正常な所に循行させて外に溢れないようにし、四肢、肌肉の栄養活動を主る。

脾と胃は営血化生の源であり、後天の本といわれる。

<素問太陰陽明論>「脾は土なり、中央を治める。常に四時を以て四蔵を長ず。各各十八日にして寄り治める。独り時を主ることを得ず。脾蔵は常に胃に著きて土の精なり。土は万物を生じて天地に法とる。故に上下頭足に至りて時を主ることを得ざるなり。」

<素問霊蘭秘典論>「脾胃は倉廩の官、五味出づる所なり。」

霊蘭秘典論篇 第八 第一節 訳 脾胃は倉廩の官 大腸は伝導の官 小腸は受盛の官

<素問陰陽応象大論>「中央は湿を生ず。湿は土を生ず。土は甘を生ず。甘は脾を生ず。脾は土(鍼灸医学大系は肉となっている)を生じ、肉は肺を生ず。脾は口を主る。其の天にありては湿となす。地にありては土となす。体にありては肉となす。蔵にありては脾となす。色にありては黄となす。音にありては宮となす。声にありては歌となす。変動にありては噦となす。竅にありては口となす。味にありては甘となす。志にありては思となす。思は脾を傷る。怒は思に勝つ。湿は肉を傷る。」

陰陽應象大論篇 第五 第十一節

陰陽應象大論篇 第五 第十一節 語句の意味1-2

陰陽應象大論篇 第五 第十一節 語句の意味2-2

陰陽應象大論篇 第五 第十一節 訳

黄帝内経素問 蔵気法時論篇 第二十二 第二節 語句の意味 脾

胃=い。

①六腑の一つ。

胃は水穀を受納し腐熟(飲食の消化)する。

水穀の海、五穀の腑、太倉ともいう。

陰陽五行説で胃と脾は表裏関係にあり、胃は受納、飲食の消化作用、脾は飲食の精微の運化作用がある。

胃の働きの原動力となるものを、胃気という。胃はまず消化した飲食を小腸に送る。

胃気は下降するのが正常であり、胃気が下降しなければ胃の働きに影響が及び種々の病を生じる。

胃の内腔は胃脘、胃腔の中部は中脘、胃の上口は上脘、胃の下口は下脘という。

<霊枢平人絶穀篇>「胃の大きさ一尺五寸、径は五寸、長さ二尺六寸、横屈し水穀三斗五升を受け、その中、穀を二斗、水を一斗五升留めて満つ。上焦は気を泄しその精微を出し、慓悍にして滑疾。下焦は諸陽に下漑(げかい)す。」

<霊枢経水篇>「足の陽明、外は海水に合し、内は胃に属す。」

<霊枢五味篇>「胃は五蔵六府の海なり。水穀皆胃に入り、五蔵六府皆胃に稟く、五味各々その喜ぶ所に走る。」

②推拿部位の名。拇指の近く指骨の腹面に位置し、嘔吐、泄瀉などの証を治す。

 

津液=しんえき。

①体内のすべての水液をさす。皮に在っては汗となり、肉にあっては血となり、腎に在っては精となり、口に在っては涎となり、目に在っては涙となる。

<霊枢五癃津液別篇>「故に三焦は、気を出して肌肉を温め皮膚を充して、其の津をなす。其の流れて行らざる者を液となす。」

②飲食の精微が胃・脾・肺・三焦など臓腑の共同作用により化生した栄養物質をさす。津液は経脈内にあっては血液の組成成分をなし、経脈外にあっては組織の間隙をくまなく流布する。

津と液は同時に用いられるが、性質・分布部位・作用面で異なるところがある。

津は比較的澄んでうすく、皮膚の間に流布され、皮膚を温潤する。

液は濁って粘稠で関節・脳髄・孔竅に分布され、これらを濡養する。

ただし、人体における働きからいえば、津と液は相互に影響し、相互に転化する。

津液は組織器官を栄養し、潤すと共に、外界の気候の変化に随って、体内の陰陽の相対的平衡を保つ働きがある。

たとえば、炎暑で汗が多ければ小便が少なくなり、寒い時は汗が少なく小便が多くなる。

②?③?汗あるいは小便をさす。

<霊枢決気篇>「腠理発泄し、汗の出ること湊湊(汗の出る状態の形容)、これ津という。」

<素問霊蘭秘典論>「膀胱は州都の官、津液を蔵す。」

 

水穀=すいこく。飲食した物のこと。

 

脈=みゃく。

①脈管をさす。脈管は心に連なり、血液の運行の道である。脈は心臓及びその他の臓腑と関係し養分の輸送と気血の循環を行なう。

<素問脈要精微論>「それ脈は、血の府也。」 

<痿論>「心は身の血脈を主る。」

②脈搏、脈象。

<霊枢邪気蔵府病形>「その脈を按じて、その病を知る。」

③脈法。⇒切脈(せつみゃく)、脈診(みゃくしん)。

④五不女の一つ。生まれつきの無月経症や月経不調により妊娠しないもの。⇒五不女(ごふじょ)。

 

脈道=経脈の通路

 

肌肉=肌とは肉と同義で体表に接する筋肉をさす。深浅からいえば、毫毛腠理、皮膚、肌肉となり、次いで脈、筋、髄の順となる。肌肉は脾の合するところである。

<素問痿論>「脾は身の肌肉を主る。」

<霊枢衛気失常篇>「唇色青黄赤白黒の者は病肌肉にあり。」

 

漢方用語大辞典、明解漢和辞典

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