おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 経脈別論篇 第二十一
第六節
太陰藏搏者、用心省眞。五脈氣少、胃氣不平、三陰也。宜治其下兪、補陽寫陰。
二陰獨嘯、少陰厥也。陽并於上、四脈爭張、氣歸於腎。宜治其經絡、寫陽補陰。
一陰至、厥陰之治也。眞虚 (やまいだれに口に月)心、厥氣留薄、發爲白汗。調食和藥、治在下兪。
注 鍼灸医学大系の太陰藏搏者の搏が手へんに専に点となっているが、漢和辞典に載っていない。
東洋学術出版社素問は搏となっている。
語句の意味 1-2
太陰藏=足の太陰脾経のこと。
<素問経脈別論>「太陰蔵搏つものは心を用いて真を省みる。」
搏=摶(タン)とは別。ハク。ウつ⇒打。平手でうつ。手でうち鳴らす。はばたく。なぐりあう。
搏=①侵害・搏撃・損傷の意味。
<素問宣明五気篇>「陽を搏つときは則ち巓疾を為す。」
<温病条弁>「肺は燥気の搏つ所と為す。水道通調する能わず、故に寒飲して咳するなり。」
②交合・結合の意味
<霊枢決気>「両神相搏り合して形を成す。」
③留滞・附着の意味。
<儒門事親>「諸風寒の邪、結して皮膚の間に搏く。」
④脈搏の弾力をさす。
<脈経>「胃の脈、搏こと堅にして長。」
用心・心を用いて=「注意して」「用心して」ということ。鍼灸医学大系
省=セイ・ショウ。カエリみる。自分を反省する。安否をたずねる。よく気をつけて見る。ハブく。とりのぞく。へらす。短くする。アキらか。役所。官庁。宮中。
眞=真・眞は旧字。シン。マ。まこと。正しい。まことの。まじりけのない。正確の意。全くの。中心の意。普通の。マコト⇒誠。うそでない。にせものでない。飾りけがない。ありのまま。実際の。書体の一、⇒楷(カイ)書。道教でいう真人。
真人=三才(天・地・人の総称)の道を体得・具現した者、または寿を完うする者、不老不死の理想を体現した者。(新東洋医学辞書ソフト)
鍼灸医学大系 語句の解より
眞の意義について、王冰も馬蒔も共に真藏の脈と解しているが、そう解しても意味の通じないことはないが、ここは真相と解すべきではあるまいか。もし真藏の脈であるならば、治療には当たらないものである。「陽を補し陰を写す」という句から考えても、そう見る方が妥当であろう。又次の省の意義を正確に把握することにより、一層明確となるであろう。
五脈=五蔵の脈象をいう。肝脈は弦、心脈は洪、脾脈は緩、肺脈は浮、腎脈は沈である。一般に、五臓の機能が正常であれば、胃気は充足して緩和で均整のとれた脈状を呈するので、弦・洪・緩・浮・沈はいずれも明らかではない。ある一脈だけが単独にあらわれるときは、その該当する臓器に病変のあることを示しており、脈が顕著であればあるほど病気もまた重くなる。<素問宣明五気篇>
胃氣=①胃の生理機能(消化)をいう。例:脾気は昇を主り、胃気は降を主る。
②脈の胃気。脈は胃気を本とする。正常人の脈象は浮沈、緩急がなく、ゆったりと落ちついてリズムがある。
<素問玉機真蔵論>「脈弱にして滑、これ胃気あり。」
<素問平人気象論>「平人常に気を胃に稟く。胃は平人の常気也。人の胃気なきを逆という。逆なる者は死す。」「いわゆる胃気なき者はただ真蔵脈を得て胃気を得ざる也。」
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