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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第十二節 訳

2012-03-24 09:31:09 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七

第十二節

原文

 帝曰。診得心脈而急。此爲何病。病形何如。

 岐伯曰。病名心。少腹當有形也。

 帝曰。何以言之。

 岐伯曰。心爲牡藏。小腸爲之使。故曰少腹當有形也。

 帝曰。診得胃脈。病形何如。

 岐伯曰。胃脈實則脹、虚則泄。

 帝曰。病成而變何謂。

 岐伯曰。風成爲寒熱。癉成爲消中。厥成爲巓疾。久風爲飧泄。脈風成爲癘。病之變化不可勝數。

黄帝が申されました

「脈を診たところ心脈が急であった、これはどのような病で、病状は如何なのか」。

岐伯が申しました

「病は心疝と申しまして、下腹部に症状があるのでございます」。

黄帝が申されました

「何を以てそう言うのか」。

岐伯が申しました

心は牡臓、五臓中で陽に属するものを牡臓ともうします、小腸は心臓の使者となって働きます、位置は少腹、下腹部にあるのでございます。故に少腹に症状が有るのでございます」。

黄帝が申されました

「胃の脈を診た場合は、どのような病状がわかるのか」

岐伯が申しました

「胃脈が実、病邪が亢盛で、正気と邪気の対抗の反応が激烈になりますと、腹は膨脹しまして、虚の状態になると胃の機能は低下し下痢をするようになります」。

黄帝が申されました

「病を発症し、病状の変化はどのようになるのであろうか」。

岐伯が申しました

「風が原因の病は悪寒発熱を発症します、癉、つまり熱邪、熱気が腹中に盛んになりますと、消中と申しましてまるで飢餓感に襲われたようになり、多食するのですがすぐに空腹となり、食べるわりには痩せていく病気になります。気が上逆して陰陽の失調をおこしますと、いろいろな頭痛になる病気になります。久しく風邪にさらされると不消化便の下痢となります。風邪が脈に客して去らないものは、

 

鍼灸医学大系の訳

それが原因となって鼻柱が壊れたり色が敗れて皮膚は瘍潰するというような癘の病気にへんずるものであります。

 

東洋学術出版社素問の訳

癘風に変化します。

 

癘という邪気により強烈な伝染性の疾病に変化するようになります。病の変化はあげて数えることができないほど多いのでございます。」

 

 

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