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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第十節 語句の意味

2012-03-15 09:44:12 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七

第十節

是故持脈有道。

虚靜爲保。

春日浮如魚之游在波。

夏日在膚。泛泛乎萬物有餘。

秋日下膚。蟄蟲將去。

冬日在骨。蟹蟲周密。君子居室(1)。

故曰。

知内者按而紀之。

知外者終而始之。

此六者持脈之大法。

 

語句の意味

持=じ。もつ。手にとる。有する。受けもつ。担当する。たもつ。負担する。長くたもつ。所有。引き分け。助ける。

脈を持す=脈を診る・鍼灸医学大系

道=どう。みち。通り道。人が守り行なうべき義理。人の道。儒教の道。絶対無限の宇宙の原則。老子の道。術。しかた。方法。途中。道のり。方面。教え。学問技芸。専門。より従う。おさめる→治める。みちびき。道教。

虚=<素問通評虚実論>「邪気盛なれば実し、精気奪すれば虚す。」

 =きょ。むなしい。中身がない。実がない。うわべだけ。あいていること。人がいないこと。にせ。弱い。ない。からにする。空。あな。方位。方角。星名。

虚静=心にわだかまりがなくて静かなこと。

保=ほ。たもつ。ながくそのままの状態を続ける。ながくもちこたえる。守る。養う。安んずる。助ける。たのみとする。もりやく。受けあう。保証。とりで。おむつ。おしめ→褓(むつき・ねんねこ。赤子の着物)。

 =「保と為す」の保は、つまり「宝(赤子を包むオムツである→外側を覆って保護するのを保といい、オムツを褓という。宝蔵の宝とは、まさしく保存の保と同じ意味で、外から包んで大切に守る意である。)と為す」の意味で、現代的な日本語でいうと「一番大切な守るべきことである」鍼灸医学大系

春日=シュンジツ。春の日。春の日ざし。

浮=薬物の軽浮、すなわち上に向かう性質、あるいは外に向かう性質をいう。

寒の勝る病のこと。たとえば形体が虚浮する類をさす。<素問陰陽応象大論>「寒、勝れば浮く(むくむ)。」この項とは関係がない↓

黄帝内経素問 ② 陰陽應象大論篇 第五 第六節

陰陽應象大論篇 第五 第六節 語句の意味

陰陽應象大論篇 第五 第六節 訳

浮脈のこと。この場合は浮脈

浮脈=指を軽く当てただけで触れる脈。

  =脈象の一つ。脈位は浅く、軽く取ると得られる。病が表にあることを示し、浮にして有力は表実、浮にして無力は表虚。多くは、感冒とか急性熱病の初期にあらわれる。久病で陽気虚損のものは、浮大無力の脈象があらわれる。

 

参考 大塚敬節著傷寒論解説

脈浮=脈診にさいして、軽く指頭を当てても、すぐにそれとわかり、例えば、木片を水に浮かべて、それを指先で押し下げようとすると、逆に指を突き上げるような浮かび上がる感じがする。そのような脈状を浮脈と言い、からだの表面に病状の現われるときにみられる。

 

游=ゆう。およぐ→泳ぐ。浮かぶ。沈まず、表面にとまる。根拠がない。あそぶ。楽しむ。まじわる。ぶらぶらする。行く。勉学する。流れ。旗の下部のたれた部分。

膚=身体の表皮のこと。厚皮の物をいう。

泛泛=はんはん。浮かび漂うさま。満ちるさま。

<素問脈要精微論>「夏日、膚に在り、泛泛として万物余有り。」<注>「泛泛は充満の象なり」

乎=コ。形容の辞、然などと同じく、ようす・ありさまを示す。カ。ヤ。疑問の助字。詠嘆の助字。反語の助字。よびかけの助字。ヨリ、干・於と同じ。ヲ、てにをはの「を」

萬物=万物。天地間のすべての物

蟄=チツ・チュウ。かくれる→隠。冬、虫が土や穴などの中に隠れて、活動をやめている。こもる。ひそみにかくれて、外に出ない。

蟄蟲=冬ごもりしている虫

啓蟄=冬ごもりの虫が動き出すころで太陽暦の3月5日頃。

去=きょ。さる。その場を離れる。遠ざかる。にげる。行く。除く。すてる。死ぬ。おう=逐。消える。色があせる。離縁する。過ぎ去る。過去。

在骨=骨に在り・脈が深く沈んで居るという意。鍼灸医学大系

周密=シュウミツ・こまかくぬけめがない。ぬかりなくゆきとどく。ておちがない。

君子=りっぱな人格の人。才徳ある人。徳行がすぐれた人。高い身分の人。妻が夫をさす称。

君子居室(1)=人々が奥深い部屋に閉じこもってしまう様子に似ています。東洋学術出版社素問

内=ない・内部の意味。外に対して言う。<素問調経論>「陽虚すれば外寒し、陰虚すれば内熱す。」

内傷のこと。

知内者=内部の様子を知りたい者は

按=あん。おさえる。なでさする。脈診する。その沈部の象を求める。案(かんがえる)。

紀=キ。シルす。順序をたててしるす。つな・紀は細、綱は太。法。治める・糸を整理し、乱れないようにする。行なうべき道。

外=がい・病位用語。内(ない)に対していい、身体浅表部をいう。表よりは内部でやや含む部位が広い。

張景岳の説「略・外とは経気をいう。経脈には〔行りの〕順序があるので、終ればまた始まることができる」。東洋学術出版社素問

知外者=外部の様子を知りたい者は

終而始之=終りて之を始むるなり・春夏秋冬、内部、外部をよく知り終れば、これからが始まりとなる。

六者=ここでは・春夏秋冬と、内と外。

大法=重要な法則。重要なきめ。重要な道理。

漢方用語大辞典、明解漢和辞典

 

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