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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第八節 訳

2012-03-09 09:21:25 | 日記

黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七

第八節

是故冬至四十五日陽気微上、陰氣微下。

夏至四十五日陰氣微上、陽氣微下。

陰陽有時。與脈爲期。

期而相失。知脈所分、分之有期。

故知死時。

微妙在脈。不可不察。

察之有紀。從陰陽始。

始之有經、從五行生。

生之有度。四時爲宜。

補寫勿失。與天地如一。

得一之情、以知死生。

 

これゆえに、冬至がら四十五日過ぎますと陽気は微かに上り、陰気は微かに下ります。

夏至から四十五日過ぎますと陰気は微かに上り、陽気は微かに下ります。

 春夏秋冬の陰陽の移り変わりと人の脈の変化は定められています。

 春規、夏矩、秋衡、冬権が原則に合わないようであれば、五蔵の脈には各おのが属するところがあるので、各おのの時期に対応して衰退したり旺盛となったりするのです。

 それ故に死する時期を知ることが出来るのでございます。

 人の脈を診ることは微妙なものでありまして、詳しく知らねばなりません。

 脈を詳しく知るには順序をたてます、そして陰陽から始めます。

 始めるには一定不変の道がありまして、五行からおこります。

それには法則がありまして、春夏秋冬の季節にかなうようにするのです。

補つまり着物の破れをつくろうようなことと、寫つまり物を置く(屋内の安全な場所に移すことにより心配はなくなり「まずこれで大丈夫だ」という安心感が得られる。中略・体内にあって有害作用をして居る余分なものを他に移して生体をゆったりとした状態に導き以て十分な活動力を付与せんとするものである・鍼灸医学大系)ようなことを失しないようにし、人の行動を天地の動きと合うようにしなければなりません。

人が天地と一つになることが出来れば、人の死生を知ることができるのでございます。

 

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