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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第九節 語句の意味

2012-03-12 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七

第九節

原文

是故聲合五音、色合五行、脈合陰陽。

 是知。陰盛則夢渉大水恐懼。陽盛則夢大火燔灼。陰陽倶盛則夢相殺毀傷。

上盛則夢飛、下盛則夢墮、甚飽則夢予。甚飢則夢取。肝氣盛則夢怒。肺氣盛則夢哭。短蟲多則夢聚衆。長蟲多則夢相撃毀傷。

語句の意味

聲=声。聲は旧字。こえ。人や動物の口から出るひびき。物のひびき。音楽。調子。名声。うわさ。言い立てる。漢字発音の強弱抑揚の別、平(ヒョウ)・上・去・入に分ける。

色=青赤黄白黒

五行=木火土金水

五声=呼言歌哭呻・漢方用語大辞典。呼笑歌哭呻・新・東洋医学辞書・東洋学術出版社素問。

五音=角徴宮商羽

青=木=呼=角

赤=火=言=徴

黄=土=歌=宮

白=金=哭=商

黒=水=呻=羽

合=配合、符合の意味。互いに適合するという意味。あつまること。すべてということ。五兪穴の一つ、合穴のこと。

 =合すとは、生体に表われる状態が天地自然の状態と一つになることを意味するものである。人の体は常に自然の環境の影響を受け、之と密接不離の関係にあるものであるから、其の声を聞き、顔色を察し、脈を切するにもこの関係を熟知して為すべきであることを述べているのである。鍼灸医学大系

是知=「次に示すようなことがわかる」鍼灸医学大系

陰=気質が寒涼沈滞のもの。人体の内側及び五臓のこと。肝心脾肺腎五蔵皆陰と為す。人体の生殖器のこと。黄帝内経素問 金匱真言論篇 第四 第三節 訳

陰盛=陰の邪気盛んであること。鍼灸医学大系

渉=わたる。ショウ。徒歩で川を渡る。経過する。関係する。ある所にはいり込む。

大水=洪水又はおおきな海。鍼灸医学大系

恐=きょう。おそれる。びくびくする。あやぶむ。はばかる。疑う。かしこまる。こわい。ひどい。たぶん。おどす。

懼=く。おそれる。驚いて何をしてよいかわからぬ。あやぶむ。つつしむ。おののく。

恐懼=きょうく。おじおそれる。おどおどする。おそれいる。手紙の終わりに書くことば

陽=陰と相対する一類の事物あるいは性質をいう。中国の古代哲学家は、すべての事物を陰と陽という二つの対立する面でとらえている。陽は一般に、軽清的・機能的・亢進的・運動的・上昇的・熱性的な一面を代表し、陰は重濁的・形態的・衰退的・静止的・下降的・寒性的な一面を代表している。いいかえると以下のようである。

気質が流動的で温熱のもの。人体の外側および四肢をいう。人体の陽脈および六腑をいう。<素問金匱真言論>「胆、胃、大腸、小腸、三焦、膀胱六府は皆陽なり。」黄帝内経素問 金匱真言論篇 第四 第三節 訳

陽盛=陽の邪気が盛んであるということ。鍼灸医学大系

燔=はん。へん。やく→焼く。燔灼(ハンシャク)。ひもろぎ。祭りに供える肉。

黄帝内経素問 ② 陰陽應象大論篇 第五 第四節

陰陽應象大論篇 第五 第四節 語句の意味

陰陽應象大論篇 第五 第四節 訳

相殺=さしひき。債権・債務のさし引き。

  =本文の「相殺」とは「おたがいにしのぎをけずり合って、その力を減殺しあうこと」であろう。鍼灸医学大系

毀=き。そしる。けなす。やぶる。

毀傷=キショウ・そこないやぶる。いためきずつける。

上盛=じょうせい・人体上部の邪気が盛んなこと。人迎の脈が浮いて盛んな脈象をいう。

下盛=かせい・下部の邪が盛んなこと。<霊枢淫邪発夢篇>「下盛んなるときは堕つることを夢みる。」。尺中の脈が盛んなこと。

墮=堕。墮は旧字。おちる。物が上から下に落ちる。落ち込む。脱落する。おこたる。こわす。

甚=じん。はなはだ。非常に。いかなる。

飽=ほう。あきる。腹いっぱい食べる。十分に足りる。

予=豫は旧字。よ。かねて。あらかじめ。前もって。安んじる。喜ぶ。楽しむ。昔の→九州の一、今の河南省に山東・湖北の一部を加えた土地。よ。あたえる。たまう。われ。

飢=き。うえる。食物が足りなくて、腹がへる。ひもじい。空腹。ききん。

取=しゅ。とる。持つ。手にとる。ぬぐ。捕える。採用する。とりあげる。ぬすむ。得策とする。重ねる。利用する。求める。すもうをする。めとる。

怒=ど。ぬ。いかる。おこる。いきどおる。憤慨する。しかる。勢いが強くてとめられない形容。

 =五志の一つで、木に配当される。<素問陰陽応象大論篇>「肝は志にあって怒となす。」「怒は肝を傷り、悲は怒に勝る。」

陰陽應象大論篇 第五 第九節

陰陽應象大論篇 第五 第九節 語句の意味 2-2

陰陽應象大論篇 第五 第九節 訳

哭=こく。五声の一つ。悲哀の状が外にあらわれたもので、声、涕涙のあるものをいう。

 =こく。なく。大声をあげてなく。なげく。

 =二つの口と犬との組み合わせの文字で、犬がほゆるように大きな声を出してなくことである。鍼灸医学大系

短蟲=短虫。胃腸に生ずる虫のこと。長と短があり、短虫は相争わず、長虫は相争う。

長虫病=蛔虫病のこと。

聚=しゅう。しゅ。あつまる。ひとつ所に集まり、会合する。ひとつになる。つみかさなる。ひとつにまとめる。たくわえる。集まった人たち。多人数集まって住むところ。

衆=しゅう。しゅ。おおい。数が多い。モロモロ。多数の人。多数。

聚衆=多くのものがウヨウヨとむらがり集ることである。鍼灸医学大系

撃=げき。うつ。ぶつ。たたく。なぐる。攻める。きる。殺す。ふれる。うちはなす。なじりせめる。

明解漢和辞典、漢方用語大辞典、新・東洋医学辞書

 

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