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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第十二節

2012-03-22 09:43:52 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ③ 黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七

第十二節

原文

 帝曰。診得心脈而急。此爲何病。病形何如。

 岐伯曰。病名心。少腹當有形也。

 帝曰。何以言之。

 岐伯曰。心爲牡藏。小腸爲之使。故曰少腹當有形也。

 帝曰。診得胃脈。病形何如。

 岐伯曰。胃脈實則脹、虚則泄。

 帝曰。病成而變何謂。

 岐伯曰。風成爲寒熱。癉成爲消中。厥成爲巓疾。久風爲飧泄。脈風成爲癘。病之變化不可勝數。

病名心、 東洋学術出版社素問=病名心疝

通解、語句の解では 心疝 心気が積って疝を為す病気とされている。大奇論篇第四十八には、「心脈搏つこと滑急なるを心疝と為す」とあり<霊枢・邪気藏府病形四>には「心脈微滑なるを心疝と為す。臍小腹に引きて鳴る」とあり。疝とは一般に腰腹の疼痛を謂う。鍼灸医学大系

訓読

 帝曰く「診するに心脈にして急なるを得たり。此れ何病たるか。病形は何如」と。

 岐伯曰く「病は心と名づく。小腹に當に形有るべきなり」と。

 帝曰く「何を以て之を言うや」と。

 岐伯曰く「心は牡藏たり。小腸は之が使たり。故に少腹當に形有るべしというなり」と。

 帝曰く「診して胃脈を得たり。病形は何如」と。

 岐伯曰く「胃脈實なるときは則ち脹し、虚なるときは則ち泄す」と。

 帝曰く「病成りて變ずるとは何の謂いぞや」と。

 岐伯曰く「風成りて寒熱となる。癉成りて消中と爲る。厥成りて巓疾となる。久風は飧泄となる。脈風成りて癘と爲る。病の變化勝(あ)げて數うべからず」と。

 

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