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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第十二節 語句の意味

2012-03-23 09:42:10 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七

第十二節

原文

 帝曰。診得心脈而急。此爲何病。病形何如。

 岐伯曰。病名心。少腹當有形也。

 帝曰。何以言之。

 岐伯曰。心爲牡藏。小腸爲之使。故曰少腹當有形也。

 帝曰。診得胃脈。病形何如。

 岐伯曰。胃脈實則脹、虚則泄。

 帝曰。病成而變何謂。

 岐伯曰。風成爲寒熱。癉成爲消中。厥成爲巓疾。久風爲飧泄。脈風成爲癘。病之變化不可勝數。

 

語句の意味

急=せまい・はげしい・ちじむ・はやい・くるしむ・すみやか・あわただしい・いそぐ・かたい・ひきしまるなどの意味がある。

 

病形=病の型、病疾の定型をいう。

 

=心気が鬱積することによっておこる一種の急性痛である。症状は疼痛し、腹皮が隆起し、気が臍より上って心を衝くのが感じられる。<素問脈要精微論篇>

 

少腹=小腹。小肚(しょうと)ともいう。腹部臍下の部分、或は臍下の両傍をいう。一説に小腹は臍下部、少腹は側腹部。

 

形=ケイ。ギョウ。カタチ。外形。すがた。からだ。ありさま。ようす。

 

牡藏=牡臓・五臓中で陽に属するものを牡臓という。

心に君火があり、肝に相火があるところからともに陽に属す、よって心肝二臓を牡臓という。

なお陰性の臓を牝臓とよび脾臓・肺臓・腎臓がこれに属す。

黄帝内経素問 金匱真言論篇 第四 第三節 訳「故背爲陽、陽中之陽心也・故に背は陽たり、陽中の陽は心なり。」

 

君火=我々の生命を維持する最も根元的な力で、心臓に宿るという。<素問天元紀大論>「君火は明を以し、相火は位を以す。」

心火のこと。心は体の君主の官なので君火と呼ばれる。

 

相火=君火と対立させた表現で、二火が相互に配合しあって臓腑を温養し、その機能活動をおし進める作用がある。

一般には、相火は命門より発し、肝・胆・三焦などの臓腑内に寄るとされている。

病的現象で、肝腎の火を相火と名づけ、地黄・知母・牡丹皮・黄柏・芍薬などの治する所である。

 

使=用事をさせる人。使者となって行く。

 

實=実・<素問通評虚実論>「邪気盛なれば実、精気奪すれば虚。」

 

実証=病邪が亢盛で、正気と邪気の対抗の反応が激烈なこと、あるいは人体内部の機能障害がひきおこす気血の鬱結・水飲・停痰・食積などをさす。

 

脹=病名。脹病、鼓脹、単腹脹ともいう。腹部の膨大脹満を主症とする。

膨脹感のこと。

 

虚=<素問通評虚実論>「邪気盛なれば実、精気奪すれば虚。」

 

虚証=人体の正気が不足して生体の抗邪能力が低下し、生理機能が減退する証をさす。

 

泄=セツ。モれる。エイ。多言のさま。おこたる。

 =宣泄、すなわち通じとおすこと。一般には、肺気の宣泄をさす。<素問六元正紀大論>「金鬱すれば、これを泄す。」

瀉に同じで、いろいろな腹瀉の総称。<素問風論>「寒を食すれば泄す。」

瀉法、あるいは瀉剤を用いること。<素問熱論>「其の三日に満つ者は、泄して已むべし。」

 

成=なりたつ。

 

變=変・移る。違うようになる。変る。変化。

 

風=病因。六淫の一つ。陽邪に属し、外感疾病の先導となる。ゆえに外感の多くは風証であり、他の病邪と結びついて病となる。

<素問風論>「故に風は百病の長なり。其の変化するに至りて、乃ち他病と為るなり。

常法無く、然るに風気あるを致すなり。」「風は善く行きて数(しばしば)変ず。腠理開けば、則ち洒然として寒え、閉ずれ場、則ち熱して悶す。」

 

寒熱=悪寒、発熱症状の簡称。<素問陰陽別論>「三陽の病たるや寒熱を発す。」

 

癉=熱邪。熱気が盛んなこと。

<素問脈要精微論>「癉成って消中となる。」<挙痛論>「癉熱焦渇。」

疸と同じで黄疸病のこと。<素問玉機真蔵論>「肝之を脾に伝う、病名づけて脾風といい、癉を発し、腹中熱し、心煩し、黄を出だす。」

労病のこと。

 

消中=病証名。中消(ちゅうしょう)に同じ。

<医学綱目>「中消は、経に謂う所の消中なり。」

  =消渇病の一種、多食するがすぐに空腹となりかえって痩せていくのが主症で、中消ともいう。

中消=病証名。消渇の一種。消中、胃消、脾消ともいう。多食するのに腹がへり、体は逆にやせていくのが主症で、大便秘結、小便黄赤色で頻数、舌苔黄燥などの症状をともなう。胃火が盛んなために、水穀の精微が消耗し、精血を損傷するためにおこる。治療は清胃瀉火の法を主とし、滋陰潤燥の法を加味する。方は白虎湯、調胃承気湯などを用いる。

 

証としては防風通聖散のようだが。

防風通聖散:当帰・芍薬・川芎・山梔子・連翹・薄荷・荊芥・防風・麻黄・白朮・桔梗・黄芩・甘草・石膏・生姜・大黄乾燥硫酸ナトリウム・滑石(クラシエ薬品)

調胃承気湯:大黄・甘草・乾燥硫酸ナトリウム(クラシエ薬品)

白虎湯:石膏・粳米・知母・甘草

 

厥=厥とはつくす、つきるの意味がある。気が上逆して陰陽の失調をおこし、軽ければ四肢寒冷し、重ければ人事不省となる。

 

巓疾=<素問著至教論>参照。巓とは頭頂のこと。巓疾とは一般的に頭部の疾病をさすが、多くは各種の頭痛をいう。

頭は諸陽の会する所で、臓腑の血気は皆頭部に会する。

六淫(風寒暑湿燥火の病邪)の外感、臓腑の内傷は巓疾を生ずる因となる。

  =てんかん発作。

 

久風=久しく風邪にさらされていること。鍼灸医学大系

 

飧泄=病名。飧瀉、水穀利ともいう。不消化便の下痢をいう。

これは脾胃の気虚陽弱により、あるいは風・寒・湿・熱の諸邪が陽胃を犯して発するものである。

多くは腹鳴・腹痛・脈弦緩などをともなう。

<霊枢師伝篇>「寒に当たれば、腸鳴飧泄す。」

 

脈風=風邪が脈に客して去らないものをいう。鍼灸医学大系

 

癘=れい・癘気。疫癘の気・毒気・異気・戻気・雑気などともいう。

強烈な伝染性の疾病をひきおこす邪気のこと。

古人は、この癘気の発生とそれによる病気の流行は、長期の干ばつや日照りなどの異常気候と関係が深いと考えていた。

疫癘。ある種の強烈な伝染病。

癩。麻風病。<素問風論>「癘は、栄気熱腑するありてその気清からず、故に鼻柱をして壊れ色敗れて皮膚をして瘍潰せしむ。」

麻風病=癩病(ハンセン病)のこと。癘風、大麻風、癩風ともいう。

 

勝げて=「あげて」と読む。鍼灸医学大系、東洋学術出版社素問。

勝=ショウ。カつ。あいてをまかす。おさえつける。とどめる。制する。カち。勝つこと。マサる。スグれる。タえる→堪。婦人の首飾り。

勝つ=かつ・連用形について、その動作に「堪える」「できる」意をあらわす。肯定の意に用いる事はは殆どなく、不通否定の助動詞と共に用いられる。広辞苑

漢方用語大辞典、新・東洋医学辞書ソフト、明解漢和辞典

 

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