金沢の観光スポットレポート その999(No.1438)
◇金沢の秋 -21 尾崎神社、大谷廟所
〇尾崎神社の概況
寛永17年(1640)、加賀藩四代藩主前田光高公が東照権現勧請を幕府に願い出、許可を得て金沢城内北の丸に造営を始めた。その間、ご神霊を上野寛永寺から勧請し同寛永20年(1643)9月に東照権現社が落成し鎮座祭が執行された。廃藩後、朱塗りの社殿には徳川家康の紋が散りばめられ、金沢城の江戸、北陸の日光と呼ばれ崇められた。
明治7年(1874)に社名を金沢東照宮からご祭神に天照大神と加賀藩三代藩主の前田利常公を加え、尾﨑神社に改称するとともに、城域が陸軍省の所管となり明治8年(1875)に移転することとなり明治11年(1878)旧加賀藩御算用場であった現在地に移った。
昭和25年(1950)社殿が国の重要文化財に指定され今日に至っている。
御祭神:天照大神、東照大神(徳川家康)、前田利常公(加賀藩三代藩主)
住所:金沢市丸の内5-5
■写真は尾崎神社
〇大谷廟所概略
本願寺第8代蓮如上人の父君、第7代存如上人のご遺骨を安置しているご廟所(納骨堂)であり、金沢市内外をはじめ全国の門信徒のご遺骨をお納めするところで、大谷さんとも呼ばれ親しまれている。
■写真は大谷廟所
撮影日:2018.11.25
(つづく)