金沢の観光スポット体験レポート その408(No.637)
◇兼六園の石物、石碑、記念碑ほか巡り ①
兼六園には虎石、獅子巖、龍石や多くの石碑、記念碑があるので、
今回は由来などが分からないものも紹介します。季節の花々を巡
りながら確認するのも楽しいものです。
1)虎石(とらいし)
霞ヶ池北岸の徽軫灯籠そば、シイノキの木陰の笹薮にある。虎が
前足を低くして吼えている姿に似ている自然石。能登外浦の曽々
木か福浦辺りの産といわれている。獅子巖、龍石とともに兼六園
の要石である。
獅子、虎、龍は昔から天子や英雄の例えとなる力強い動物である。
これらの石はそれにあやかって出世を願い、配置されたもの。も
とは初代藩主利家が治めていた七尾城にあったが、それを金沢城
内の庭に移し、さらに兼六園に移したといわれている。
■写真は虎石2
2)獅子巖(ししいわ)
噴水の方向から黄門橋を渡ると左たもとにある、獅子の姿に似た
自然石。虎石、龍石、とともに兼六園の要石といわれている。
■写真は獅子巖
3)龍石(りゅうせき)
石川県立伝統産業工芸館の兼六園側入口の向かい、小さな築山に
ある。龍が口を開けている姿に似ていることから、この名が付い
た。
■写真は龍石
(つづく 撮影:2015.7.18)