加賀藩ゆかりの地を訪ねる(No.518)
◇富山県南砺市五箇山②
今回は金沢ボランティアガイド「まいどさん」の同期生
グループ「よるまっし16会」で加賀藩のゆかりの地南
砺市の井波、五箇山を訪ねた。
□合掌造りとは
五箇山・白川郷地方に特色的に見られる60度の急勾配
の切妻造り・茅葺き屋根の民家で、屋根が両手を合わせ
た合掌の形になっていることから、その名がついたとさ
れている。
合掌造りを一般的に定義すると「小屋内空間を積極的に
利用するために、叉首構造の切妻造り屋根とした茅葺き
の家屋」である。一般的な民家に比べて柱や梁等の部材
が太く貫を密に入れるなど、全体的に堅固に造られてお
り、大きな屋根と積もる雪の荷重に耐えれる構造となっ
ている。
■写真は上梨の村上家
□村上家の由来
天正年間(1573-1592)に建設されたと伝えられており、
戦国時代の武家造りから書院造りに移行する過渡期の様
子を示すなど、多くの古風、古式の遺構が残っているの
は、全国にその類を見ないといわれています。
また、江戸時代に五箇山の主産業といわれた塩硝製造や
和紙製造等の民族資料数千点を陳列しており、五箇山の
生活史を見ることもできます。
■写真は村上家玄関
■写真は村上家1F平面図
■写真は村上家説明を聞く外国観光客
■写真は村上家二階
村上家ホームページ
http://www.murakamike.jp/map.html
■写真は上梨の白山宮
(つづく)