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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

MASTERキートン

2010-04-27 13:30:33 | 好きな本
勝鹿北星作・浦沢直樹画 1989年~1994年 小学館ビッグコミックス全18巻
マンガですけど、「好きな本」のカテゴリーに入れたくなりますね。
父が日本人、母が英国人の主人公、平賀=キートン・太一は、考古学の講師であり、フリーの保険調査員(オプ)もやっていて、かつてはSAS(英国特殊空挺部隊)の曹長であり、サバイバル術の教官。
バツイチで、別れた妻に未練いっぱいって、当時のヒーロー像としては珍しかったんぢゃないでしょうか。
基本的に1話読み切りタイプのエピソードを重ねていくんですが、各回の中心はどうしても、何かの事件に関する保険の調査と、そのとき出くわす危機をかつて軍隊で得た技能で乗りきる、っていう活劇になっちゃうんですが、主人公本人がいちばんやりたいのは考古学。
とくに、学会では認められていない“ドナウ文明”があったのではないかという着想から、いつか発掘をしてみたいというのが、シリーズ通してのテーマとして流れ続けてます。
最初にその話がでてきたのは第2巻かな? そして最終第18巻で結実するという、一本ピンと筋が通ってるとこが、ダラダラした積み重ねぢゃなくて、また好きだったりします。
私が初めて読んだのは、いつか忘れたけど、たぶん散髪にいったときの待ち時間に、たまたまそこにあったのを手にとったんだと思います
第1巻の「砂漠のカーリマン」の章を読んで、“ろくに武器も持たずに敵地に潜入し、現地にあるモノを利用して、戦闘、脱出をこなす特殊技能”を使った、そのキャラとストーリに、ぶっ飛んぢゃって、やおら買い集め始めました。
古本屋でポチポチ買ってったんですが、いま持ってる第1巻が1998年の第43刷、第18巻だけは本屋で新刊を買ったんだけど、1998年の第17刷なんで、1998年ころのことと思われる。
どの巻のどの話から読んでも面白いので、私の寝床の近くに欠かせない、何度も繰り返して読んでるシリーズです。(それでも飽きないんだよねー

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