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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

むずかしいと思った馬が、実はすごい馬だったりして

2015-04-27 19:18:57 | 馬が好き
乗馬にいく。
26度まで上がるって予報、夏日だ、今シーズン初めて半袖でいく。日焼け止めもしてく、練習はインドアだけどね。
きょうの馬は、ジョニークエスト、初めてだ。

名前はどっかで聞いたことがある、たしか相当いい馬のはずだぞ、いいのかな私なんかが乗って。
(そこで詳しく調べると人間がビビるかもしれないので、知らんふりして先入観なしでいく。)
それはそうと、なんだろう、この馬、サラブレッドぢゃないのは確かだけど。
馬房の名札んとこを見にいくと、セルフランセだって。なんだっけ、セルフランセって?
(※注 セル・フランセ種 分類:乗馬 体高:152-163cm 原産地:フランス。1965年、アングロ・ノルマンを基礎に品種として成立した。アングロ・ノルマンはノルマンにサラブレッド、ノーフォーク・ロードスターを交配して作りだされた品種。毛色はさまざまだが、ふつうは栗毛、鹿毛。頸は長く、たくましい肩に乗っている。胸は深く、胴回りは太い。馬格は用途に応じて変異に富む。総合馬術用馬として特に優れているが、馬場馬術、障害飛越競技にも広く用いられている他、競馬にも用いられる。
…困ったときは、競走馬総合研究所HPの馬の品種事典を見ましょう→http://uma.equinst.go.jp/jiten/equus/index.html

ウラホリしてブラシかけて、さて馬装すっかと辺りを見るんだけど、足あてが見つからん。
そのへんにある名前の書いてないの適当につけちゃおうかと思ったんだが適当なのが無い。
先生に聞くと、「肢巻です」というお答え。こんなの巻くのひさしぶりだな、できるかなと不安になったけど、巻いてあるのを適当にクリンクリン上から下へまた上へやると、なんとなくそれらしくハマる。

鞍もハミもつけて、さて写真撮るかと手を放すと、くるっと後ろ向いて馬房んなか帰りそうになる。おやおやこいつは油断できないぞ。(←すでに油断してからでは遅い。)

馬装してるあいだは、なんかコチョコチョ動いてるような印象が多かったんだけど、乗るときはべつに何でもなくおとなしい感じ。
馬場へ行こうと歩ってくと、たしか先週この馬に乗ってたとおぼしき人を見つけたので、初めてなんだけど、どんな馬でしょうと聞いてみる。
なになに? 何ごとにも物怖じしなくて乗ってて安心? 速歩も駈歩も絶品の乗り心地? 超いい馬ぢゃないですか。ん?ちょっとだけ重たいかも?まあがんばってみましょう。
馬場に入ると他のひとはスタンバイ済っぽいので、あわてて部班柵のなかに入れてもらって、ウォーミングアップしようと思ったら、あっという間に隊列ができあがってしまった、やばいぞ、これ。

いわゆる「重いかも」って馬に乗ったときは、始まる前に脚への反応をみて、前に出たらとにかくホメたおして約束事をつくるのが私の定跡なんだけど、それやってるヒマがなかった、困ったなあ。
とはいえ、縦隊の2番手なので、気楽に前についてきゃいいやと割り切る。
速歩スタート、軽速歩だけど、おお、たしかにフワフワっとしていい感じだ。
ちなみに終わったあと、「速歩、フワトロ」って絶賛しといたら、さっき聞いたひとも、そうでしょと同意してくれた。
ぢゃあ今日は2課目っぽいことしましょう、ということになって、三湾曲とか、斜線上や長蹄跡で中間速歩っぽくするとかを繰り返す。

ウォーミングアップ不足がたたって、最初はうまく動かせてなかったんだけど、そのうち反応がよくなってきて、歩度を伸ばすのは問題ない。
けど、このあとの駈歩でもそうなるんだが、繰り返し「引っ張ったままにならない!」と言われちゃう。
油断するとコンタクトが失われそうな感じがして、極力手綱を短く持って何とかしようとしてたんだけど。
あと、三湾曲どころか、ふつうの輪乗りでも、なんか馬が外向いちゃう。内向けようとするんだけど、うまくいかない。蹄跡の隅角なんか、ほんと顔そっぽ向きながら肩は内の経済コースに入ってきそうになってる、あれれ。

駈歩する。これまたフワンフワンして気持ちいい。まるで馬のほうから吸いついてきてくれるかのような感じ、楽しい、なるべく力抜いて楽しむ。
うん、まるで鞍下ゼッケンが柔軟剤のCMのタオル並のフンワカ感をもつ素材でできてるかのようだ。
それでもときどき脚で励まさないと前進する勢いが物足りない感じするのでドンと使うんだが、脚使うと「脚が短く」なってしまう、脚長くしたまま圧したいんだけど。それでもあんでも、とりあえず、発進したときとか脚に反応して歩度伸ばしたときはホメる。

駈歩でも長蹄跡で歩度を伸ばしたりする、自分のカラダで駈歩のリズムつくるように意識する。まるでブランコこいでるときのように、自分が動くと馬が動く、ような気がする。詰めるときは逆に自分の振幅をそうするようにする。
見てる先生にも「いいですよ」と一応言われたので、そんな間違ってないとは思う。駈歩うまく動かせなくて、上でジタバタ身体揺すってたときとは、身体の使い方が違うと自分でもわかる。
さて、ほかの馬は乗り替わるひともいて、部班第2ラウンド。こんどは先頭にされちゃう。
多めの人数だから、意識して引っ張るようにペースを速めにしようかとしたんだけど、ちょっと速過ぎるようなので抑える。そのとき、ただ手綱でブレーキかけるんぢゃなくて、軽速歩のリズムをゆっくりできないかとか試す。
速歩でも駈歩でもさっきと同じような運動繰り返す。そして、繰り返し「引っ張ったままにしない」と「馬が外向いてる」を指摘されちゃう、ダメだなあ。
どうでもいいけど、さっきまで二番手で先頭の馬を後ろからあおってたんだが、今度は先頭に立ったら後ろの馬に突っつかれる破目になってやんの、因果応報だなあ。
そんなこんなで練習終了。

「難しい馬ですが、よかったでしょう」と言ってくれた先生に、こともあろうに私というやつは、「外の手綱で回れそうな気がしません」と正直に言ってしまう。だって、そうなんだもん、隅角でも輪乗りでも。
そしたら、「私も乗ってましたが、130センチ飛ぶ馬ですよ、全日本も勝った」と、いい馬であることを明かされる。知らない私がどうかしてんだけどね。
でもダメだよぉ、そんないい馬に私を乗せちゃ。繊細なタッチが必要な馬は乗れないんだから、私のようながさつ者は。
(へたなドライバーがフェラーリ乗るとクラッチをミスるのと同じようなもの?とか私はよく言う。乗ったことないけどフェラーリ。)
しかし、私はこの馬で障害は飛べそうにないな、回転ができないもん。(障害は回転がすべて。)
馬場から引き上げたら、前肢を冷やしてから手入れ。汗かいたし、気温も高いから、当然丸洗い。

ところが、顔とか耳のあたりをいじってから、ちょっと汗コキ探しに隣りの洗い場まで行ってたら、あらら、無口が外れて裸馬状態。
やばい、放馬するか、隣の馬にケンカ売ったりするか、と思った次の瞬間、クルリと回転して、さっさと馬房のなかへ、お目当ての乾草へ、馬まっしぐら。
担当者も近くにいてくれて助けてもらったんだけど、無口頭絡のノド革というか顔の下通るやつを左の頬んとこでちゃんと金具止めてなかったのが敗因。なんでも無口自体も長さゆるいときあると、サッと外しちゃうんだそうだ。
しかし、無口の金具はずしたまんまにしとくと抜けるぞとは、よく聞くことだし、子どもたちなんかにも言うことなんだけど、ホントにやる馬見たのは初めてだ。
(私は子どもの手前もあってという環境にいたせいか、わりとマメに止めるほうだと自分では思ってたんだけど、ホント今日は油断だった。)
もー、敷料で、せっかく洗った蹄がー、とかボヤキながら、肢だけやり直し。自分が悪い、自分が。
いつもよりちょっとだけ時間かかっちゃったけど、どうにか終わったとこで、リンゴやると喜んで食った。


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