2013年12月1日、棚田ボランティア活動。
第1オーナー田の稲木と電気柵の片付け、第2オーナー田の下水上げと竹棚づくりの準備を行いました。
稲木は、刈り取った稲を天日干しするために、竹と木の杭を組み合わせて作るものですが、
脱穀作業のあと、解体して田んぼに置いたままになっていましたので、腐らないように竹棚に片付けました。
電気柵は、イノシシなどが、田んぼに入って稲を荒らさないようにするための獣害対策です。
今年はボランティア活動等で設置した金網のおかげで、イノシシによる被害を受けずにすみました。
▼稲木の片付け・電気柵の片付け(第1オーナー田)
電気柵のポールやコードはそのままにしておくと痛んでしまうので、すべて取り外して日光があたらないところに収納しておきます。
オーナーさんの表札や稲木の竹や杭で、まだ使えるものは、竹棚に片付けます。
▼湿気抜きのパイプの埋め込み(第2オーナー田)
去年、湿気抜きのために埋めたパイプですが、溝の高さよりも取り入れ口が高かっため掘り起こして、さらに深く埋めます。
パイプの下に石があるとヒビ割れの原因になりますので、石は必ず取り除きます。
パイプの周囲に空間ができるとパイプが歪んでしまい、水が流れない原因になるためしっかりと土を入れて固めます。
水準器で確認しながら、下の田んぼへ水が流れるように勾配をつけます。
▼下水あげ(第2オーナー田)
下水(したみ)あげは、稲刈りが終わったあとの田んぼを乾かすために、こだもとに溝を作る作業です。
溝がほとんど無くなっている場所は、機械(ユンボ)でおおまかに掘り進めたあと、スコップで仕上げます。
この場所は山からの湧き水が常に湧いていて、土が重くて重労働です。
ボランティアの皆さんのおかげで、このようにしっかりと溝ができました。
▼竹棚づくりの準備(第2オーナー田)
第2オーナー田には竹棚がないので、次年度に向けて作りはじめました