亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

おさらい会 「八島」

2023-07-06 | 能楽
昨日の謡曲教室はおさらい会でした。
私は「八島」のツレをやることになりました。
謡本に記されているとおり私は一番右側の椅子に座りました。
私は右の耳が聞こえないので出演者が左にいると助かります。
ツレとはシテ(漁師)の従者でシテと同吟で声を合わせて謡うところが多いのです。八島では6ヶ所もありました。シテの謡に合わせて謡う、結構大変です。でもそのシテが隣にいて声も大きかったので助かりました。
いつもより大きな声を出して歌えました。
謡は声が小さいと謡にならないのです。
やっと謡曲らしい声が出ました。

旅の僧が八島の浦にやってきました。あたりが暗くなってきたので近くの民家で一夜の宿を頼みました。が、その宿とは

青空天上で草の寝床。とんでもない宿です。能ではそんな場面が多い。
まともな家には泊めさせてくれません。
夜になると決まって幽霊(八島では源義経)が出て、生前の姿を見せ一指し舞って行きます。
八島とは四国で源平合戦のあったところで本当は屋島と書きます。
宝生流では「八」末広がりで縁起が良いと わざと「屋」を「八」に変えて謡います。
八幡神社というのも「八」の字が縁起が良いと言ってよく戦勝祈願に使われました。
江戸の昔はこの八幡神社がいたるところにありました。
明治になって別の名称に変えたところが多くあります。
我が氏子神社もその昔は八幡社でした。今は禅峯神社に替わっています。
八番社はどこにでもあったのでつまらなかったのでしょうね。

7月は七夕の季節です。
会場となっている施設に塗り絵がありました。
誰でもいつでも描けるそうです。
ちょうど孫が残していった。クレヨンがあったので挑戦してみようと用紙を頼みました。
「できたら、貼りだすので持ってきて頂戴」
 「ウァー 恥ずかしい」
一生懸命描きましたが、施設に貼り出してある完成品を見ると、みなさん上手です。
とても持って行ける代物ではありません。
コメント (1)
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