養老
美濃の国本巣の郡に霊泉が湧き出たという知らせがあったので、雄略天皇は勅使を使わせます。勅使がこの霊泉養老の瀧に着くと、老人と若者親子二人の樵に出合います。勅使が養老の滝の謂われを尋ねたところ、老人はその由来を語り始めます。あるとき山に入り、疲れた折にこの水を掬って飲んだところ、心もさわやかになり疲れもとれ 、その後この水を両親に飲ませたところ、老いも忘れ元気になった。絶えず湧き老人を養うので養老の瀧と呼ばれていると説明します。感激した勅使が天子に報告するために急いで戻ろうとすると、にわかに天から光が差し音楽が聞こえ、花が降り始めます。やがてこの山を守る山の神が表れ、養老の滝をたたえ養老の舞を舞います。―(NHK fm 能楽鑑賞より)
謡本にはなぜか途中で中国の話が入ってきます。
「春は酒甕の酒に濃い緑の影を宿す」とか、「秋は垣根の萩の花が木の紅葉と同じく紅くなり、酒に紅い影を宿したのを汲む」と言う。真の竹林の七賢、殊に劉伯倫が楽しみとし好んで、執着を残したのも酒である。長寿の薬を汲んで大君に捧げ奉ろう。曲水の宴の鸚鵡の盃(青貝の類で作る)が石に妨げられて来るのが遅かろうとも、今は夜通し月影に宿る水を汲もう。山奥の冷水で誰が老いを養つたであろう。彭祖が菊の葉に滴る露を飲み、仙人の徳を受けて700歳までも生きたが、これも薬の水故にと聞いている様に、菊の水を飲めば一寸の間に千年を経ると言う。(巻頭の説明文より)
今度おさらい会をやりますと、養老の「ツレ」をやることになった。
途中勤労感謝の日があったので2週間たっぷりと練習をしました。
駄目です。いざ本番となると間違いだらけです。
女の人も入っています。
とても女性とは思われない凄い迫力です。
謡は下手くそでも声が出ていれば何故か上手に聞こえます。
声が小さいとどんなに謡が上手でも下手くそに聞こえます。
大きな声を出したかったが、耳が悪いので大きな声を出すと周りの人の声が聞こえなくなります。すると周りの人と声が合わなくなり迷惑になります。
どうしても声が小さくなってしまい、下手くそになってしまいます。
自分の聲ばかりが大きく聞こえます。
どうにか、杖を突かなくても歩けるようになった。
施設の中に親切にもバリヤーフリーになっていて階段がない。
病み上がりの私は、このスロープが怖くて歩けません。手すりにつかまってやっと降りてきた。