KaLuck 花壇苗生産ブログ

花壇苗生産農家の毎日

秋ペンタスはいかが?

2009-08-31 22:51:30 | 出荷


ペンタスの出荷開始!なんとか9月1日から間に合いました。

秋作のペンタス(秋ペンと言います)は非常に作りやすいです。
温度があるので成長が早く、各色の開花時期もそれほどずれてこないし、ハウスの回転を高めるのにもいいと思います。
・・・が、春ペンに比べるとそれほど値段が付きません。
それも仕方がないことで、ペンタスは夏に強い植物ですから、春ペンだとこれから夏を迎える季節には非常に重宝します。しかし秋ペンだと命短しタスキに長し、霜が降りるまでの約束・・・。

生産者的な思考は経営的に必須ですが、消費者側の立場になってみると、この季節ではすぐにパフォーマンスを見せてくれる大株のほうが喜ばれます。
当方では7月に3.5寸ロングポットで栽培したペンタスを出荷していましたが、今それが必要なんですね。暑い季節にがんばって手をかけて時間をかけて大株を生産することで、この季節に必要とされる商品が出来上がります。

毎日の仕事に余裕がでてきたら、損得勘定だけではなく季節に合った仕立や、植物の幸福を考えて生産ができればと思っていますが、さてそれはどうであるか!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ストック八重鑑別 Stage1

2009-08-30 21:02:34 | その他


先週の土曜日に播種したストックの八重鑑別を行いました。
八重鑑別は初めてのことなので、うまく八重だけが生き残ってくれるかどうか心配です。

今日はStage1ということで、発芽の遅いものを一重とみなしてプラグ上から抹殺していきました。
色によって発芽にかかる日数が異なります。写真はバーガンディという色ですがこちらはかなり発芽が良かったので、1割ほどしか未発芽セルをOMITできませんでした。
逆に発芽の遅い色(レッドなど)は半数程度しか発芽していませんので、ここで半数をOMITするのはちょっと危険なので、もう少し日をおいてから処理したいと思います。

ひとそれぞれだと思いますが、何割の発芽状況で処理を行うのが安全圏なのでしょうね。
慎重すぎるかもしれませんが、なにせ初めてなのであたたかく見守ってください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の露地栽培エリアはこんなんです

2009-08-28 22:30:25 | 圃場


KaLuckの露地栽培エリアです。

只今出荷中の「きものケイトウ」が奥に見えますが、来週中に出荷を終了します。
現在ハボタンの移植が約3分の1ほど終わっています。これらがだんだんと幅を効かせてきて、スペーシングを行う9月末ごろには一面ハボタン畑になってしまいます。

それにしても、毎日ハボタンの移植ばかりでかなりバテバテです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホワイトレースフラワーが咲きました

2009-08-26 20:19:23 | 栽培状況


ホワイトレースフラワーが咲き出しました。
脇役の切花種として使われていますので、かすみ草と同じような位置づけで存在する品目かなと思います。

このホワイトレースフラワー、ポットで開花させてみようと野望を抱いておりまして、昨年から試作を続けています。
秋まきの春開花を挑戦しましたが、結果は大失敗に終わりました。今回は春まきの秋開花を計画し、写真のような花が咲いています。

とりあえず約50センチ程度の高さで開花を始めており、それなりにOKだと思いますが、できればあと10センチ低く仕立てれば満足です。
ボリュームが大きくなってきましたので頻繁に水分を補給しないとすぐにしおれます。一部水分不足で枯れてしまった株もあったりで、かなり忙しい栽培になっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケイトウ出荷! 新たな仕立アイディアはないですか?

2009-08-25 21:40:55 | 出荷


ケイトウは3寸3本植え仕立を出荷します。
品種はスタンダードですが、「きもの」です。

3本植え仕立では5年前から出荷していますが、最近ちょっと飽きてきましたので、違った仕立を考案中です。(ですが頭が固いのでしょうね、これ以上思考が先に進まなくなりました)

ケイトウはいろいろと小細工が効くというかクラフト材料のような位置づけだと思っています。アイディア次第でどんどんと裾が広がっていきそうな植物です。
生産者のアイディアでは同じような仕立しか思いつきません。
できるならば異業種の方から、びっくりするような仕立のアイディアなど欲しいものですが・・。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハゲイトウ、出荷開始!!

2009-08-24 22:26:11 | 出荷

ハゲイトウ(アマランサス)の出荷を開始します。

こちらは4寸サイズで生産していますが、他に3.5寸サイズもあります。
土の量でハゲイトウの頭の大きさが変わってきますので、4寸の方が見ごたえがありますよ。

もう少し背丈が欲しいところですが、それは来年度に再チャレンジします。
しかしハゲイトウ、生産者的にいろいろと困難な品目です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イングリッシュガーデンにはセージ類がちょっといいかも

2009-08-23 20:51:12 | 栽培状況


こちらに並んでいるのは花壇苗というよりも、大株(15センチポット)のセージ類を露地栽培しているところです。
挿し穂を取った親株は、いったん芽をたくさん吹き出すように切り戻して大きなポットに植え替えて大株に仕立直します。
品種は宿根系サルビアばかりですが、
 ・ガラニチカ(流通名メドーセージ)
 ・ライムライト
 ・バンヒューティ
 ・インディゴスパイヤー(ラベンダーセージ)

小さい苗だとガーデニング素材としては時間をかけて大きくする必要がありますが、KaLuckの大株はそのまま庭に植えつけても即戦力となります。

提供時期は9月中頃あたりから順次出荷いたします。(開花寸前になった株から出荷を考えています)

立派に成長した時に記事を書きたいと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ストック八重鑑別の精度を向上させる為に・・・

2009-08-22 22:58:47 | 播種


人格に問題ありそうな手相ですが、何か問題でも?
いや手相ではなく、今日はストックのコーティング種子を紹介いたします。

このストックのコーティングは八重鑑別をしやすくする為の加工です。
KaLuckでは今年が初めての八重鑑別挑戦です。(これまでは一重咲きでもそれなりの需要があり出荷をしていましたが、八重咲きと比較にならない程の安価でした。)

八重鑑別は一般的に一重より八重の方が発芽・生育のスピードが早いことが知られています。(他に子葉のカタチや色も鑑別の要素になります)
このコーティング種子は発芽・生育のスピードの違いがより顕著に現れるそうです。
一重と八重の混じり具合は約半々ですので、今回はいつもより2倍の播種を行いました。
 


八重鑑別がうまくできそうな手相と言われ、今は有頂天。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハボタンの病気・害虫対策について

2009-08-21 22:27:56 | 農薬
露地ハボタンを栽培する場合に気をつけているのは、病気と害虫です。当方は予防を中心に対策をとっています。

黒腐れの予防はプラグ苗段階から移植後も何度かに分けて確実に対処します。
また温度が高く雨が続くことが予想できるときにはベト病や軟腐病などの予防を行います。
いったん病気が出ると、思ったより被害範囲が大きくなっているのが通常で、発見が遅れると全滅の恐れもあります。(過去に痛い思いをしていますので、しつこいほどの予防三昧です)

害虫についての被害は、アオムシや蛾の幼虫の食害が中心です。これらに効果のある様々な効能を持つ薬剤のローテーションを行っています。
また昨年から夜蛾(ヨトウムシなど)の産卵防止のために、黄色蛍光灯を夜間に点灯しています。

夜蛾は1ルクス以上の明るさがあると産卵を行わないそうで、夜間にこの蛍光灯をつけている限り大丈夫だと思いますが、ただ残念ながらコナガなど日中に大活躍する蛾には全く効果がありません。
いずれにせよ黄色蛍光灯により薬剤散布の間隔に少し余裕を持たせることができ、少し楽にはなっています。(昨年は夜蛾の被害はありませんでした)

ハボタンはとにかく薬漬けで大変しんどく体力の必要な品目です。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NA・SU・BI

2009-08-20 22:00:15 | その他


プランターで長ナス(庄屋大長)を栽培しています。(もちろん自家用)
こんなに少ない土でも、しっかりとしたナスができるものです。
枝が倒れそうなので支柱を立てないといけないのですが、時間がないし面倒やし そのままでいいか・・・で現在にいたっています。
まあとりあえず問題なさそうですね。

私が子供の頃は、ナスを全く食べれませんでした。皮の黒色が他の食材に移りまずく見えるからなんですね。
今でもそれほど好きな食材ではありませんが、それでも昔に比べ利用するようになってきました。皮をむいて料理に使うことで、どうやら克服できたようです。
よくがんばりました。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする