KaLuck 花壇苗生産ブログ

花壇苗生産農家の毎日

ブレファロイラの挿し穂・あなたのお好きなラーメンは??

2010-11-30 20:48:39 | 挿し穂
宿根サルビア・ブレファロイラ(ブレファロフィラとも言います)の挿し穂を行いました。

赤というか朱色がたいへんまぶしいこの品種、春から秋まで咲き続けるLONG RUN商品です。
春よりも秋の方が美しさは増すと思います。
 

挿し穂はいったん水の入ったバケツに放り込み、ある程度たまったところで一気にプラグに挿していきます。
ですが親株がかなり消耗しており、品質のよい挿し穂は約750本しか取得できませんでした。
来季のブレファロイラは、予定していたよりも少なめになりそうです。


ブレファロイラの根はラ-メンのよう。
私はドロドロコテコテのトンコツ派です。(兵庫県たつの市はラーメン店が少なく毎日不満顔)
よく見ると太い根以外にも細い根がビシッと張っています。
結構根が回っていたのですね。(そりゃ消耗しますわな)

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水くれ~水~ ガブガブガブッ ガブラッチョ

2010-11-29 21:55:33 | 栽培状況

11月25日に播いたガイラルディアが早くも発芽してきました。
今回のガイラルディアは3種類、アリゾナサン・レッドシェード・メサイエローを栽培します。
アリゾナサンは黄色の下地に中心近くに赤色が入り、派手な装い。
レッドシェードは今回初めて手掛けるアリゾナシリーズの新色で、写真で見る限りシェード掛かった赤色は名の通り。
メサイエローはめっさ黄色です。
いずれも背丈は低く、伸びても40センチ以内。

3.5寸の生産ですが、ボリュームが結構ありますので、すぐに水を欲しがります。
天候が良いときは、朝と夕方の2回の灌水が必要になってきます。
ガブガブと水を飲む姿は、アクマイザー3に登場するガブラのようです。

→(左がガブラ)

出荷はかなり遅く、来年の6月。
花壇苗生産者としてガマンギリギリの栽培期間ですが、イヤにならずに頑張って栽培します。
来年のガブラ・・・いや、ガイラルディア3種をよろしくお願いいたします。
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ペーパーデージーの移植

2010-11-28 21:22:37 | 移植
ヘリクリサムのペーパーデージーを移植しました。


 
ヘリクリサム特有のカサカサの花弁で、切り花用としても利用されているこの品種。
3月後半~4月上旬あたりから黄色の花がパカパカッと開花してきます。

葉が細くて頼りない感じがしますね。
矮化剤で少し絞めて栽培しないとヒョロっとなります。
3月中ごろにツボミがでてきますが、そのころは頼りなさも少しは改善されていると思います。

その季節は非常にカビに悩まされる季節でもあり、せっかく付いたツボミがカビてくることもあります。
水やりには細心の注意を払わなければいけない品目です。


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斑入りゼラニウムの挿し木

2010-11-26 20:35:24 | 挿し穂
葉色と花色がさわやかな斑入りのゼラニウム(花色はサーモン色)。
夏の暑さに非常に弱く、今年の猛暑で親株が半数程お亡くなりになりました。
葉がすべて落ちてしまった親株のうち、新芽の出ている株ばかり助け上げ、これまでなんとか無事にリカバリしてきました。

さて、挿し木。

少ない源からの貴重な資源です。
この時期の挿し木は、95%以上は根付きますので安心して挿せます。

出荷は4月頃になる予定です。
よろしくお願いいたします。



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播種(時事ネタで失礼)

2010-11-25 21:26:10 | 播種
春出荷に向けて、いろんな品目の種を播きました。
・ルドベキア(プレーリーサン・カプチーノ)
・姫ひまわり(サンバースト)
・エキウム(ブルーベッダー)
・ジギタリス(ダルメシアン)
・ガイラルディア(アリゾナサン・レッドシェード・メサイエロー)

写真はガイラルディアの種です。


種の先がトンガっています。
誰でも若い頃は、多かれ少なかれトンガっているものです。
いい服を着たい、流行りの髪型をしてみたい、シークレットシューズを履きたい、ビールはハイネケンが一番。
しかし私の年齢にもなると、服装はユニクロでOK、髪型は丸坊主でOK、背丈なんて低いのが魅力さ、発泡酒でも飲めれば幸せ!

失礼、種の先がトンガっているだけです。

播種機で播くと、トンガリが播種板の小さな穴にハマってしまい、解放スイッチを押しても種が落下しません。
仕方がないので手で種を穴から取り除き・・・そのトンガリが指に刺さってイテテテ。

イタイ大人になってしまいました。(ウタダさん無断借用すんません)




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初雪アリッサム

2010-11-24 21:16:45 | 出荷


満開のアリッサム、ここまで咲かしたことはこれまでありません。
ボリュームはサイコーですが、結構暴れています。
よく見ると、咲き終わってガイコツにようになった花茎もあります。
それもそのはず、1カ月前に出荷していた苗ですが、少量残しておいてここまで引っ張ってみました。
そして、肥料の無くなり具合もチェック。
 →肥料はまだ大丈夫。(肥料を与えすぎかも知れませんが)

最近のアリッサムは様々な色があり、それのMIX色で多粒播きされている商品をよく目にします。
KaLuckでは基本のキ、白単色での生産です。

このアリッサムのトレイを持つと、散った花びらが雪のように舞い踊ります。
今年の初雪はKaLuckが一番早かったようですね。


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緊急避難せよ! ニゲラ星人襲来だ~

2010-11-23 20:53:20 | 栽培状況


先週播いたニゲラが発芽してきました。

ニゲラは別名クロタネソウといって、やっぱり種は黒いです。
切り花用の品目なのですが、KaLuckでは3.5寸ポットで開花近くまで栽培し、ツボミをたくさん付けて出荷にいたります。
無加温栽培だと4月中旬あたりまでロゼット状態を保持し続けていますが、突然忘れとったと言わんばかりに中心部分が盛り上がってきて、5月中~下旬ごろにはお祭りのような状態になってきます。

ニゲラの花は非常に短命で、開花しても数日で潔く散ってしまいます。
しかしその後にできるサヤが面白いカタチをして膨らんできます。
いや、ホントウに面白いカタチなんですね。芸術的というか人工的に作られたみたいで。
言葉で表しずらいですが、宇宙人のようです。ニゲラ星人が攻めてきたかのようになります。
来年はイデ隊員を呼んでこの宇宙人を調査していただく予定。
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八重ストックの出荷 

2010-11-22 19:50:22 | 出荷


この仕事をはじめて6回目の秋を迎えますが、ストックも毎年生産しておりますので6回目のストックでもあります。

八重咲きストックの出荷です。

手前の薄いピンク(品種名はライラック)は一番早く開花しますので、他の色の開花を待っていると、薄いピンクが満開状態になってしまいます。
KaLuckのストックは、頂点のツボミよりも側枝からのツボミのほうが先に開花することもよくあります。
勉強不足で、なぜそういった事象が起こるのかよくわかりません。
でも分枝の成長がいいってことは、見た目もどっしりとして見えるから、自分ではいいと思っているのですが・・・どうでしょう。
ちょっと荷詰めしにくい難点がありますね。




コメント (1)
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長距離ランナーの孤独

2010-11-20 19:19:14 | 栽培状況
前回10月30日に記事を載せましたが、それから約3週間経過したガザニア・ガズーです。



な~んとなく大きくなった程度で、それほど変わっていませんね。
ガザニアは移植後2か月ぐらいは、極端に変化してきません。
12月末~1月上旬あたりに置肥を施しますが、その頃になっても、この写真より少し大きくなってきた程度です。

グングンと成長してくるのが、2月中旬に入ってから。
ガマンしていたかのように急激な成長とともに、大きなツボミが確認できます。

これから寒い冬、長期間に渡る栽培が、まさに長距離マラソンのようです。
無加温ハウスで乗り切ってください。


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乗ってるかい 挿木だぜ ベイベー!

2010-11-19 22:33:57 | 挿し穂
栄養繁殖の代表的な方法として挿木(挿芽または挿穂)があります。
種のつきにくい植物については、挿木という方法を使って繁殖を行うことがたびたびあります。

今日はアイビーゼラニウムのシュガーベイビー (シュガーベイベー!と呼べば矢沢A吉さんみたいになりますね) の挿木を行います。

親株を準備します。
昨年年末に挿穂を取得して以来、伸ばし放題の状態でした。

まるでレゲエのおじさんのようです。
(ちなみに、矢沢さんはレゲエではありません)
ピンとまっすぐに伸びた穂が挿しやすいのですが、グニャと曲がっている穂は、挿す際に傾くか折れるかであまりよくありません。
今回のように伸ばし放題だと先端が外側にグニャとカールしているものが非常に多く、よくありません。



比較的まっすぐな穂をむしり取り、下葉を掃除して挿しやすいように加工しました。
これで挿穂の完成です。

これを用土の入ったプラグトレイに挿し、この季節だと1カ月半以上かかりますがそのまま栽培します。
根がしっかり張ったらポットに移植します。

移植予定は1月中ごろになる予定。

 

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